昨年の暮れ、義母から美味しそうなみかんを一箱いただいた。 少々もったいなかったが、そのみかんを2つ取り出し、娘がそれぞれに絵を描いた。 1つは、にっこりマーク(^^)、もう一つは、怒ったマーク(*`Д´)プンスカ 。 前者には「かわいいね」「きれいだね」と褒め、後者には、「汚いね」と悪い言葉をかけた。(※ちゃんと個体を各々離れた所で声掛けをするのが実験のミソ) 娘が勝手に始めた実験だが、教わった内容によると、後者のみかんは腐っていくという。 はたしていかに。
その一か月後が、下記の写真だ。
左が、悪口を言った方。右が褒めた方。 各々の、輪郭の違いが分かりますか? 触ってビックリ、左の皮はコチコチ硬く、右はふにゃりと柔らか。
左のみかん「ストレス受けて、身も心もコチコチです!」と、しゃべっているみたい。(^^; 毛穴もめちゃくちゃ開いているのだ! 家族で、ほっほう~と驚いた。
が、夫は、「これ、n個で実験してくれたら、説得力あったのにな~。」 「個体差があるじゃん」と論理的。
確かにそうだけど、そもそも、同じ箱から取り出して、実験当初は何の変化もなかったのを目視した私としては、「何もないじゃん!」と冷めて観察してきただけに、この変化には心底驚いた。きっと、n個やっても、結果は同じと思う。 そうしてみると、左のみかん、悪口言われた姿は、眺めていると、人間の脳にみえる。 心療内科や精神科で、傷ついた人たちの脳はこんな風にコチコチするのだろうか。するに違いない、と思う。だって、美容師さんが私の頭をシャンプーしてくれるとき、頭が硬いと、「お客さん疲れていますね」というもの。 実際、人は緊張すると、身も心も硬くなる。 もしも、嫌なことを言われ続けたら、確かに周囲と境界線を張ることで身を守っている。 一方、柔らかいみかんの弾力性といったらない。 その柔軟性が、世の中の辛いことも、対処できるバネであるかのよう。 2つのみかんにしんみり…。 聖書から、ストレスに対処する言葉を幾つか拾ってみた。「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。」 (Iペテロ5:7)
「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。」 (マタイ11:28)
「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。」 (ピリピ4:6,7) なまじ、人間には脳があるから、考えてしまうけど、 考えすぎず、自分を責めず、神様よろしくと、疲れた日は美味しいものを食べてよく眠りたい。 …そうは言っても、私だって悩んでいるときには、それで済めば楽なことないよ!と思ったことがたくさんあるから、ことは単純ではないけれど。 でも結局いつも、最後はなんとかなっている。
だからきっと、神様は、私たちに、良い言葉を口からよく出して!といつも仰っていると思う。 それが、ストレスから身を守る秘訣だから。 まあ、それを継続するのが難しいのはよくわかる。 そんな時は、聞いてくれる誰かを探して、祈ってくれる誰かに祈ってもらって、 いつも良い言葉を口から出すようにしていきたい。 私が一番それができないからね、自戒を込めて。 by桜子