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sakurako について

Sakurako,a business working woman who live in Shibuya,Tokyo.

ニュージーランド最大の日本メディア、社長のYOU!何しにNZへ?

ニュージーランドに来た日本人なら誰しも一度はお世話になるサイト、それが「ニュージー大好き」だ!

正直、ベタな名前だ。サイトデザインは古臭い。見た瞬間、そう感じた。

でも、中身を見て驚いた。特筆すべきは掲示板だ。SNSが盛んな現代に生きた掲示板が残っている…!これはもはや、BBS、と呼びたくなる。ああ、インターネット黎明期が懐かしい。他人と他人をつないでくれた唯一の道。


個人的な話に脱線する。私の苦しいニュージーランド生活、家探しは苦難の連続だった。(詳細はニュージーランドの家探し~短期移住にて)最後はまさかのハッピーエンドだったが、何を隠そう、同サイトが私を助けた。

ゼロからイチを産むこと、異国で生きること、VUCA時代にビジネスを廻し続けるのはどれもけして、簡単じゃない。「ニュージー大好き」を設立し、運営し続けるテリー野澤氏に、読者代表としてお礼を言いたい。日本人サイトをありがとう!

今日はそんな彼に突撃した。

桜子:
さっそく本題で、Why you’re in NZ?と。
なぜニュージーランド(以下、NZと略す)へ来られたのでしょう?

テリー:
それを話すとロングストーリーになっちゃうんですけど。


テリーさんはこれまで何度も聞かれたであろう質問に対し、真摯に答えはじめた。その態度に、意外だな、と思った。きっと面倒くさい、という顔をされると思った。それで分かったことは、渡航前は日本企業に勤め、システムエンジニアで激務だったため、転職を決めてNZへ来た、ということだった。


桜子:
それが2001年?


テリー:
そうです。当時、転職はネガティブなイメージがあった。「転職しました」と言うのが恥ずかしくて、友達に会いたくなかった。だから、海外で就職した方がいいんじゃないかと考えたんです。(中略)海外で安全な英語圏で最終的に残ったのが、オーストラリアとNZ。オーストラリアは親族が住んでいたんです。だから、誰も知らない、家族も行ったことがない、全く知らないNZを移住先に決めました。


私はこの時、聞き流した。が、のちに娘へその話を伝えると、「普通ならオーストラリアを選ぶのに、どうして?!」と大変驚き、なぜ?と聞かれて、しまった、と思った。非凡な人が野澤氏なのだろう。だからこそ、起業できたのだ、と後から考えた。

話を戻す。
それで、夫婦で入国した。当時の彼女の想いはどうだったか、その頃のエピソードを尋ねると、野澤氏はゆっくり語り始めた。


テリー:
当時はかみさんが、会社を辞めて海外に行く話をしたら、賛成してくれたんです。「そうしよう、そうしよう」と。


桜子:
(喜んだ顔で)へえー!


テリー:
そう言ってたんですが。10年後ぐらいに当時のことを聞いたら


桜子:
うんうん。

テリー:
「本当に嫌だった」、と。


桜子:
えっ!ビックリ、本当!!!?(←驚き過ぎて敬語を忘れる)


テリー:
(頷く)だけど僕が楽しそうにしているのを見て、言えなかったのでついてきた、と。


桜子:
…それ告白されたとき、どう思いました?


テリー:
ちょっとショックでしたね。なんて可哀想なことをしたんだろう、と。言ってくれていたら、僕も思いとどまっていた、かもしれない。


桜子:
そうか…。なるほど…。(しばし無言)でも…言ってくれたら良かったのにな、と仰るのは、良い…ですね。


テリー:
えっ、そうですか?(苦笑)


桜子:
だって、相手を思いやっている…。


テリー:
さすがにこの年になると、自分のことはどうでもいい…。やっぱり子供がどう思っているか、とか、家族が幸せじゃないと意味がない、じゃないですか?
今の自分だったらきっと自分中心に考えない。家族にまず先に聞いたんじゃないか、と。なんか、そのことを思い出すと辛いです。切ないです。
本当に自分のエゴで家族を巻き込んでしまって申し訳ないな、という気持ちが繰り返されます。



テリーさんが大事な胸の内を語ってくださった。私は真剣に考えた。激務で肉体に限界を覚えた。「転職を恥ずかしいと思わなければ」とやや悔いているようにも見えた。が、当時は「転職は恥ずかしかった」のだ。ホリエモン(堀江貴文)の17年に出版した「多動力」を引用したい。



10年前は転職すらも、ネガティブに捉えられていたくらいだ。節操もなく動く人はこの国では尊敬されない。
(引用元リンク↓)

彼の問いに応えられるただ一人を思い浮かべ、私はこう言った。



桜子:
この場にもし奥様がいらして、この会話を聞いていたら、どうお感じになったか、聞きたいですね…。もしかしたら、あなたそんなこと思っていたの?って仰るかもしれない、笑。



テリーさんは苦笑いをした。

そして、この国が子どもにどれだけ優しい国か、という話や、NZの国とその人々について語り続けた。


桜子:
お話、面白いですね。

テリー:
そうですか(笑)


私のブログだから、この話は割愛する。(みんなたぶん、これが一番聞きたいことだろうけど!)
その代わりと言っちゃなんだが、最後にこぼれ話を書く。

実は取材前日、珍しくFBで日本の人から連絡があった。

「桜子さんがまだNZにいるなら、紹介できる人が居る。野澤哲夫さんと言う方なのだけど」


ビビビッ

凄すぎる。
「明日その人に会うんですけど…!」
と私が興奮したのは書くまでもない。


というわけで、わが運命の人、テリーさんがこれからどんな人生を送るのか、目が離せない。


by桜子




man comfortably sitting on a couch

ワーホリでニュージーランド歴7年のYOU!

家族で渡航したニュージーランド最大都市オークランド。ニュージーランド人口の1/3が住むと言われるこの街に、コネなしで来たわりには、知り合う人が増えていく…。

ということで、聞いた話を独り占めするのはもったいない!ブログ開設時の初心に帰り、単身突撃インタビューを再開。初回ゲストはニュージーランドのオークランド在住歴7年のカズさん(独身・39歳)。



 ニュージーランドで最安と言われるスーパー、パッキンセーブに来て驚いた。広い。イケアの倉庫や、コストコなみ、といえばイメージは伝わるだろうか。
 しかしそれ以上に驚いたのは食べ物の値段だ。レタス1個580円、卵12個入り800円。わが家の懐が痛い。しかし、どれも大事な栄養素。我慢するわけにもいかず、慎重に買い物をした。
 
 慣れとは恐ろしいもので、滞在2か月もすると目が慣れて、値段にも驚かず、時にはこれはお得だと買い物ができるようになっていく。もっとも野菜の値の高さはニュージーランド人も感じていた。店員に向かって『なんで、このレタスはこんなに高いの!』と叫ぶ女性を見た、と夫は言う。

 そんなある日、ママ友から「スーパーAの野菜が安いよ。私よく出かけているよ」と勧められたので、子供を学校へ迎えに行った足で、車を走らせた。
 
 Excuse me…is this…?と店員へ私が話しかけると、「ええ、それは…」と予期せぬ日本語が返ってきた。なんと初めて見る、働く日本人だ。彼は店員ではない、と説明しつつも、一生懸命に対応してくれただけでなく、その後に続く、私の素朴な疑問にいつまでも、いつまでもついてくる。それで、彼が永住権を持って在住7年の独身男性と知るわけだが、問題はこの後の会話である。

カズ
「僕、日本人の友達いないです。
ニュージーランドの友達もいないです。会社と家の往復です」

桜子
「え?じゃあ、土日は何しているんですか?」

カズ
「暇です」

桜子
「寂しくないですか?」

カズ
「寂しいです」


 その素直すぎる答えに私は返す言葉を失った。ふと顔を見上げると、遠くで夫がこちらを見ている。その顔には(何、油をうってるんだ?)と書いてあったので、私は彼に別れを告げた。



約2週間後。土曜、気持ちの良い青空を眺めていたら、朝ふっとスーパーAの彼を呼ぶ案が閃く。我ながら変だと思いつつ、夫に奇妙な提案をしてしまう。

「今からうちへお茶に誘うのはアリかしら?」

私の予想に反して夫は言った。「いいよ」

とはいえ、本当に実行に移すと思わなかったのか、「いらっしゃることになったよー!」と私が叫ぶと、家族は皆、目を丸くしていた。カズさんの許可をもらい、その話を書く。


桜子:
ニュージーランド滞在歴7年のカズさん。なぜニュージーランドに来たんですか?

カズ:
ニュージーランドに移住した男友達がいて、彼に誘われたんですよ。僕は当時、金融業界で働いていて、ワーキングホリデー(以下、ワーホリ)で来たんですよ。

桜子:
あれ、ワーホリが使えるのは30歳まで、でしたよね。年齢の計算が合わない気が。

カズ:
あれは、申請時の年齢なんです。それまでに申請して、渡航したのはその後だったので。

桜子:
なるほど。あの、さっきの話。
若干、巻き戻して聞きたいんですけど。振り返ってみて、なぜニュージーランドに来たか。何がカズさんをこちらにこう、行かせよう、と思ったのか?

カズ:
えー…。(もぞもぞ)

それ言うと身も蓋も夢もない話なんですけど…。
僕、彼女に振られて(笑)。
そこが一番大きくて。
遠くに行きたい。遠くに行きたかった・・・。


一同、笑い。

夫 :
傷心旅行!(笑)

カズ:
本当にそうなんです!(笑)


YOUは何しにニュージーランドへ?ワーホリをするためなんだと思っていたけど、答えは全然違った。
ただ遠くへ、彼女のいない所へ逃げたかった。それが、たまたま、この地だったとは。


桜子:
その答え、最高だな、すごいよ!(笑)

カズ:(笑)
仕事も合わなかったんですね。
僕はなんで金融業界へ入ったかと言えば、大学4年の時に「みんななでお金を出し合って困った人を助けるのが金融業界なんだ」という説明会の綺麗事に感動したんですよ。頭の中がお花畑でした。
でも世の中、そうじゃない。集金しなきゃいけないし(笑)
なんかしんどい、つらいなと。
でも結婚したがっている彼女が居たから、頑張ろうと思っていた。それで頑張って、そうじゃなくなった。
一回バージョンを変えないと。

夫 :
それはリセットみたいなこと?

カズ:
そうです。それで、ニュージーランドに移住した友達が誘ってきてくれた。
「気分転換にニュージーランドはもってこいだよ」と。
「それにワーキングホリデーだから、ホリデー(休み)で来たらいいよ」と。それで来たんですけど。でも、今、何で居続けているのか…。


一同、笑い。


カズ:
ホントは仕事をあまり真面目にやるつもりもなくて、遊びに来たって感じだったんです。
でも一緒にフラット(共同生活)で住んでいたニュージーランド人に、お前は毎日家で何やってるんだ!と。

夫 :
ハハハ

カズ:
国で両親が泣いているぞって怒られて(笑)!

桜子:
アハハ!


永住権を取りたくて来たわけでもないカズさんは、この後どうしたら、と思っている。
自分でも何がしたいのか分からない、と正直に語るカズさんは、あともう少し働けば、今度はオーストラリアでの仕事もできるようになる、ということで、これからも、流されていくのか。


結局うちで1、2時間お茶するつもりが、気づけば時計の針は4時間を超え、
「また会おうね」と別れたYOUが、これからどんな人生を送るのか、目が離せない。



by桜子



You are Special 落第シールを貼ったのは誰?

crop person showing blank business card

小さな人形の村があった。

人形は皆、一人の彫刻師から作られていたが、背の高さも低さも、顔の造形も服装も、違っている。彼らは一日中、毎日おなじことをして暮らす。それは、お互いに会えばシールを貼り合うってこと!

素敵な人に遭えば、「いいね!」のシールを貼る。何枚でも貼れる。
イケてない人に遭えば、「落第」のシールを貼る。何枚でも貼れる。

パンチネロという名前の人形は、「落第」のシールばかりついていた。
今日こそ、いいね!が欲しいのに、すぐ失敗して落第シールをみんなに貼られてしまう。
パンチネロは、だんだん、外に出るのが嫌になった。何かするのも怖くなった。


I don’t want anyone’s marks.

僕、誰からもしるしをつけられたくないよ。




*     *      *      *

woman wearing black camisole


このような場面は、私たちの身近にある。

厄介なのは、私たちがお互いに透明のシールを貼り合っていることや、
時には自分で、落第シールを貼ってしまうことさえある、ということ。


①会社の仕事がうまくいかないのは、私の仕事のやり方が下手なせい。
②子供が言うことをきかないのは、私の育て方が悪いせい。
③朝から家族に怒鳴ってしまうのは、私の性格に問題があるせいだ。

今なら私は、これらの呟きに、次の問いをしてみたい。


①あなたの会社での仕事はうまくいかないという考えはどこから来ていますか?
②あなたの育て方が悪いという発想は、何から来ていますか?
③朝、怒ったのは、何に対して反応したと考えますか?


この問いの良し悪しは、残念ながら私には分からない。
しかしながら、無意識に私のせい、と思う思考に一つの革命を起こしてみたい、と私は考えた。
そして、自分を責めることについて、待った!を大きな声で唱えるのが、ニュージーランド在住の国重浩一「ナラティブセラピーの会話術」だ。


仕事をするのが嫌いな人
子育てがうまくいかない人
性格に問題がある人


彼は著書で、
ちょっと待ってください。あなたは「仕事がうまくいかないのは自分のせいだ」と言うけれど、それはどういうことなんですか?
と、私たちに立ち止まらせる。


今、みなさんが信じていること、本当だと思っていること、当たり前だと感じること、誰もがそう思っていると考えることを、ちょっと怪しいと思って眺めてみる(国重浩一、ナラティヴ・セラピー・ワークショップBOOK1、北大路書房P55より引用)



あなたの背中にある、その「落第シール」、誰がつけた?

ちょっと触ってみてごらん。

もしかしたら、するりと床に落ちてしまうから。



by桜子

たいせつなきみ


※冒頭の文章は「たいせつなきみ」英語で「You Are Special」(著マックス・ルケード)から紹介させて頂きました。

※国重浩一氏にインタビューをします!4月にUP出来たらいいな!質問事項があれば今週の木曜までにsakurako*sakurako.cc ( *にアットマークをいれる)までメールください!


boy wearing surgical mask

マスク解禁・ニュージーランドとの違い

  長かったコロナの時代は終わるのか?今日から日本でマスクは着用しなくていい。ガレージの片隅に置いてある日本帰国のスーツケースにある家族3人分のマスク。もう捨てていいかしら?!

 ちょうど半年前の22年9月12日、ニュージーランド政府はマスク着脱を許可した。私たちは今年NZへ来たから、この国の人々がその瞬間どうしたか残念ながら知らない。けれども、少なくとも今、私たちはすっかりコロナを忘れた生活を送っている。
 道を歩けば、知らないニュージーランド人とアルカイックスマイル(口角をほんの少し上げて微笑むこと)を交わして、すれ違っていく。
 子供の送迎でニュージーランドのママに会えば、ハーイ!と歯を見せて、私はあなたに会えてうれしいとサインを送り、教会のメンバーに会えばあちらの方から、「オー!」と抱きつかれたり、頬にキスされるのだから、コロナを気にするそぶりはゼロである。



「コロナがわれわれの生活や未来を左右するのではなく、われわれが支配権を取り戻す」と、NZの首相は当時述べたそうだが、日本もそのように、自分の意志でマスク着用を判断できるようになったら本当に素晴らしいと思う。

出典元:ロイター


もっとも私は、空気を読んでマスク着脱を決める、自分の意志を主張できないジャパニーズだけどね…。

by桜子



person with toy airplane on world map

小学生のニュージーランド親子留学④留学生の葛藤

娘の小学校生活も、1か月が過ぎた。

初日は「楽しい」と喜んだ娘も、当然ながら、新しい環境では誰もが直面する悩みを抱いた。
留学生の適応課題は下記4つ。
=================
①異国の文化や常識
②新しい学校の授業と規則
③言葉の違い
④言葉の違いを乗り越えて友達をつくること
=================

幸いなことに、娘は④をすぐにクリアした。
神の憐れみだった、と思う。
というのも、同じクラスに、台湾から来た留学生が親友になった。
放課後は、いつも一緒に遊んだ。

お互いに、授業や遊びのルールが分からない。
困るといつも二人で身を寄せ合って「こう言ってる?」「聞いてみる?」と相談して、覚悟が出来たら、話しかける、を繰り返したそうだ。「二人でいたから勇気を出せた」と娘が言っていたから、留学生ナンシーがいなければ学校生活はきつかっただろう。

そのナンシーが、入学間もない頃に風邪で学校を休んだ。
その日、娘はずっと学校で独りぼっちだった。
誰からも話しかけられなかった、と言う。

しかし、ナンシーもまた、娘が学校を欠席した日に同じ思いをしたようで、
双方ともに、休み明けに登校する姿を見ると、抱き合って喜んだ、というから何ともいじらしい。

このナンシーは台湾から単身で来ている。親は台湾在住だ。
英語を身につけるために最低1年間、場合によって高校まで、という。

ある日、学校でナンシーが中国人男子生徒から話しかけられたとき、ナンシーは「中国人は、台湾嫌いだから」と警戒していたよ、と娘が言った。私はナンシーの渡航理由は、私たちと比べ物にならないのだと改めて背筋が寒くなる思いがした。

娘の学校は、中国人や韓国人がたくさん留学生で来ていて、日本人家族は私たち以外、学校説明会で見つけられなかった。もっとも先日、娘が歩きながら「トットちゃん」を読んでいると、「Are you Japanese?」と一つ年上の女子生徒から話しかけられ、友達になった、と言うから、日本人も何人かいるようである。

移民の国、ニュージーランド。
イギリス、ドイツ、ロシア、インド、スリランカ、南アフリカ共和国、マレーシア、韓国、中国。知り合った人たちは一様にこの地で暮らしているが、バックグラウンドは様々である。

by桜子

小学生のニュージーランド親子留学③「渋谷のラジオ」に出演

ラジオしぶや区ニュース


来月、娘にラジオの出演オファーを頂いた。ビックリ。

そういうわけで、これは「わが子に留学をさせたいと考えている親御さん」に朗報だと思い、リアルタイムでお届けする、子供の生の声の告知を行う。


私が綴る親子留学よりもリアルな、子供の意見について、お時間のある方はどうぞ、チャンネルは「渋谷のラジオ」で視聴ください!


日時:4月4日(火)12時~13時 



①スマホやタブレットでアプリをダウンロードして視聴

アプリの検索で、公式アプリ「渋谷のラジオ」を探す。
見つけたらダウンロードをする。
ダウンロードが出来たら準備OK!時間になったらクリック



◆詳しくはこちら





②WEBで視聴 

公式サイトから「いますぐ聴く」をクリック。


by桜子

小学生のニュージーランド親子留学②神様おしえて、学校選び

いろいろ考えられる選択肢の中から、「この一手」を選ぶのは自分しかいないわけです。
―― 羽生善治(プロ棋士)



人生の選択はいつも難しい。

朝食はパンか、ご飯か。
家を出るときは、右足からか、左足からか。

その手の質問なら、バカバカしい、どっちだっていい、と皆、笑う。


けれど、進路だったら?就職先だったら?結婚相手だったら?
どれも人生に強い影響を及ぼすから、簡単に選択できない。


神様、どうしましょう、どうしましょう。
と、たとえ神の存在を信じていない人でも、何かの「しるし」「確信」「最善」を天に求め、行動するのではないか。

私の奇妙な冒険、ニュージーランドの家探し。
振り返ると、神は「家を与える」と確かに1月、ひとつの「しるし※」を与えてくださった。
(※ニュージーランドの家探し~短期移住をご参照ください)



それで私は、ニワトリが卵を目の前で産んだのを見て、「ちょっとー!家が与えられるよー!!」と歓喜の声をあげた。それで当時、私の脳裏には「強烈に思い浮かぶ家」があったので、それが与えられると思い込んだ。

さらに、
「何事でも疑わなければそのようになる」
という聖書の御言葉から、絶対に疑わないぞ、と堅く心に誓って過ごしていた。


結果は皆さん、ご存じの通り、その家は与えられなかった。
疑わなかったつもりだったので、私は当初、がっかりした。

けれど、これもまた、皆さんご存じの通り、もっと立派な家が与えられた。
「家を与える」という約束は、確かに守られたのだった。



私は今朝、このことについて思い巡らせた。
自分と神の落差である。

自分の人生を歩んでいると、自分が一番よく分かっている監督者のように思ってしまいがちだが、神が最善の監督者であることを思い知る。聖書には、私たちの願いや望みについて、次の文がある。


===============

期待が長引くと心は病む。
望みが叶うことはいのちの木である。

箴言13:12

===============


私は、家探しにおいて、脳裏に浮かぶ家を欲しい、と望んでいたが、その本質は、「家族が幸せに暮らせる家」だった。

だから神様は、私の本質を叶えた。それは私が監督者ではダメであり、やはり神が監督者でなくてはならない、という結果でもあった。


ああ、なんと、素晴らしいことだろう。
私たちの理解を超えて、知識を超えて、一番良いものを授けてくださる方がいる。
日々の必要をよくご存じで、私たちの望み、願いを、私たちが口にする前から知っている。



今日も神様が、お1人お1人の上に、豊かに望まれますように。


by桜子



※学校選びのリアルは次回、綴ることにします。



ニュージーランドで家を探す→仕事を探す

苦しいニュージーランド生活で、やむなく家探しに奔走した時に、NZ版メルカリ「trade me(トレードミー)」というWebサイトに出会った。このサイトは、メルカリと違い、家や車も個人間で売買できる仕組みで、NZの経済を循環させている。


あらゆる手段を使って家を探す、というのは、こういったサイトも利活用することであり、全部英語だが、私たちは背に腹は代えられぬ、と「地域名」「予算」「広さ」「家具付き」の条件検索をして、問い合わせは20件以上、見学は4件行った。

結局は、「ここはいい!」と主人や私が惚れた、“身の丈に合った”家、はどれも与えられなかった。私たちに与えられたのは、“身の丈”を凌駕する、海沿いにある二階建ての大きな4LDKの家だった。

家の近くのビーチ


私はブログで家探しの旅を書き綴った時、当然ながら、結末は分からなかった。ただ、書いて、書いて、記録した。その結果、読者の方の中には、神様ってすごいね、確かに(自分は神様なんて信じていないけど)いるのかもね、と思った方もいるのではないか、と思う。


それで今度、もう一つ、私は試してみたいな、と思うものがある。
それは、仕事である。


というのも、前述の家探しの時に、中国人の不動産屋さんから私は聞かれた。
あなた、なんでニュージーランドで働かないの?ニュージーランドで働いてワーキングビザ出してもらえれば、家賃も出せるし、学費もタダになるでしょ。あなた、出来るわよ




家が与えられた翌日、ニュージーランドの魚屋さん(FISH SHOP)へ行った。
その二日後、また魚屋さんへ行った。
そのときに数件隣をみたら、「大人のための教育センター」があった。


何だろうと思って扉を開いてみると、英文履歴書の書き方を無料で指導してくださる、と言うではないか。私はさっそく申し込み用紙をもらい、次週の講座に出る約束をして、センターを後にした。



by桜子



assorted color pen lot

小学生のニュージーランド親子留学

わずか数か月のNZ滞在だが、留学の質問をもらうことが増えたので、本件について少し書く。
ご相談頂くのは、次のような内容だ。


・どこの小学校に行っていますか?
・どのように入学させましたか。留学エージェントは?
・お子さんは馴染んでいますか?
・どのような印象を受けましたか?
・家は賃貸ですか?


私は、去年まではニュージーランドの二の字も知らないほど、全く素人で(今でもそうだが)、私などが書くのはおこがましいのだが、今日は「お子さんは馴染んでいますか?」という点について、紹介したい。


まず、「馴染む」の問いは、2つの側面を親御さんは知りたく思っておられることと思う。1つは学校教育について、もう1つは環境の変化や、人間関係だ。

色々書きたいことがあるのだが、まずは、学校教育について気づいたことを、私の視点から。


総じて、学校は楽しいようだ。この国では、不登校児ができにくいのではないだろうか。だいたい、時間割が子どもフレンドリーな設計になっている。9時開始、15時終業。その間の休み時間は全部で1時間20分もあり(!)、終業のベルが、ジリリリ…と鳴ると、子供たちが一斉に表へ出てくるさまは、アメリカンスクールドラマを見ているようである。

で、話を戻す。
ニュージーランド人の親御さんに、お子さんの学校の様子を聞くと、「うちの子は楽しいって言ってる。長期休暇になると、早く学校へ行きたい、と言っている」と聞いた。


日本との違いを、以下に私流にまとめてみた。

===============================
日本            きっちり  / 皆に迷惑をかけない
ニュージーランド      ゆったり  / あなたらしく
===============================



その象徴的な存在が、モーニングティータイム、である。

大人だって8時から仕事を始めたら、10時ごろには休憩したくなるように、子供だってそう、と言うことで、この時間割なのかはさておき、小学校(うちの子の場合)では9時の始業後、10時半にティータイムが20分間ある。

晴れた日は必ず外に出ること、と言うのがルールのようで(うちの子の場合)、好きな場所で、好きな人と食べられる。だいたい、晴れていたら芝生の上で、親が用意してくれた軽食を食べる。

凄くいい制度だと思う…!
1時間半勉強したら、休めるって思ったら、学校の勉強を頑張れる気がするじゃないか。
(仕事だってそうだ!)

ちなみに話は脱線するが、そのモーニングティーの中身は、学校側から「ヘルシーなものを用意してね!」と言われたけれど、娘いわく、友達のお弁当箱は「チョコバー、マフィン、チョコバー、それだけ!」というかなりショッキングなものだった。
※その後、たまに学校へ行って子供たちのお弁当を覗くと、野菜は、キュウリや人参スティック、リンゴ1個丸ごと、が入っているランチボックスもあった。
※お弁当の質は、そのご家庭の方針によるようだが、概ねサンドイッチ(パンを重ねただけでカットなし)が主流で、簡素だ。




うちの子はこれらの学校生活を「ゆるい」と表現していた。


ではさっそく、その他の「ゆるい」例をあげる。

<ゆるさ1>
先生が、遅刻してきた子に、「ハーイ!」と笑顔で挨拶。怒らないことに娘は衝撃を受けていた。
※もっともよその学校のママに聞いたら、それは先生による、と言っていた。

<ゆるさ2>
移動教室での歩行は、マイペース。前の人との間隔を空けないで!と叱られないことに娘は衝撃を受けていた。
(整列して行進しなくていい(※整列できないという噂もあり))

<ゆるさ3>
授業は、自分のペースで勉強。やるべきことが終わったら、各自が自由に過ごせることに娘は衝撃を受けていた。

<ゆるさ4>
授業中にガムを食べる。(※これが本当にOKなのか不明だが、誰もその子を叱ってない、と娘)

<ゆるさ5>
昼休みに、プッシュポップ、人形、おもちゃで遊んでいる。(禁止、と入学説明で聞いたが、娘いわく、みんなが持って来て遊んでいて、先生も叱ってないとのこと)

<ゆるさ6>
先生が、生徒に課題をやるように言うと、生徒が口々に文句を言って、先生がそれに呼応する。(生徒が先生に意見を言っていいんだ!ということに、娘は衝撃を受けていた。)

<ゆるさ7>
自分の居場所を好きに決めていい。
朝登校したら、好きなところに座っていい、と言う。
もっともそのせいで、好きなところに座れない、雨の日に室内で食事するとき、自分の席がなくなることもある。




馴染むか、馴染まないか。
少なくとも、うちの子の価値観は大きく変化したに違いない。

日本の常識が、世界の常識じゃないんだ、というのを十分ここで知ったように思う。

by桜子



ニュージーランドの魚屋さん(FISH SHOP)

They can fry these fresh fish immediately!

来てから、エブリデイ、肉、肉、肉…で、疲れていたある日、「美味しい魚屋さん」を教えていただきました(!)
なんと、揚げたての「本日の魚」が3.5ドル!
スーパーの魚はどこも高くてちょっと手が出しづらいのだけど、ここの魚なら、買える魚がある~と大感激。

朝、子供を学校へ車で送っていった後、主人と2人、さっそく買って、その場で揚げてくださった魚をベンチに座り、かぶりついて、その味を堪能しました。
(なお、写真はお店の方に許可を頂いています(はあと))

FISH FOOD MENU
メニュー
SSHSHISHS


右のトレイは、骨付き魚。
確かに食べにくいし、見かけは悪いけど、お味は美味しくって、お得なひと盛り5ドル。
これは鯛の魚で、ローズマリーと一緒に食べたら、もう、美味、美味!

まだサーモンは試したことがないけど(いくらになるのか分からなくて怖くて買ってない)
やはり日本人として、魚は外せないソウルフードです。

「週1回は来ようね」と夫に言い、今ではお店の人と顔見知りの中になりました(!)


魚好きのお父さんへ、難病治療の効果が出るように、と大好きな魚の画像をお届けします。


by桜子