カテゴリー別アーカイブ: 渋谷子育て

オープンダイアローグと私⑫座談会

私はごく普通の、渋谷在住ワーママだ。夏に、フィンランド式精神医療、オープンダイアローグ(開かれた対話)①に出会って、心はオープンダイアローグにロックオン。わが師は、第一人者の精神科医、森川すいめい氏。学友は、講座で出会った多士済々な23人。このシリーズは、“すいめいとゆかいな仲間たち”に出会い、オープンダイアローグを追う、私の個人的ログである。

* * *

  23日(祝)朝から雨。12月並みの寒さ、とNHKがいうから、今期買ったばかりの、赤いカシミヤをクローゼットから引っ張りだした。

赤は、元気が出る色。今日はみんなが来てよかった、と思う会にせねばならない。
私が発起人だ。渋谷講座で知り合ったオープンダイアローグの仲間たちと座談会である。


しっかし、この悪天候。

woman sitting on chair while leaning on laptop

ま、まずい。
ドタキャン
でるかも。



けど、みんな来てくれた。貴重な人たちである(涙)。ありがとう!

そこで出た話題をメモを残す。


①職場でオープンダイアローグが出来るか?

 ・3人以上いないと、オープンダイアローグは出来ない。
 ・その人を評価しないのが、オープンダイアローグ。
  Aさん「上司って、評価するよねー」Bさん「そもそも上司とオープンダイアローグに違和感」
  Cさん「上司は傍観者でチームにいればいいよね」
  Dさん「 やっぱり会社に導入する時、初回にトレーナーは必要かもしれない」

②テレワークについて

  Aさん「リモートワークでオープンダイアローグは出来ないって、斎藤環さんが言っていた
  Bさん「え?ホント?どこで?」
  Aさん「いや、本で」
  Cさん「え?何の本?」
  Aさん「・・・乱読だからなあ。忘れた。」
  Dさん「リモートワークって言うから、最近どこかで仰ったのかもね:)」
  Bさん「いや、すいめいさんは(オンラインでも)できるって言ってるよ

  ※どっちなんだろう?


結局、1時間のミーティングのはずが、みんな1時間40分いてくれた。
やっぱりリアルっていいね、という話題にもなった。
リアルだからか、雑談もたくさん出た。
私は面白ネタが満載の短時間だったな、と正直なところ思ったので、リアルって大事だなと発見した気分だった。

メンバーの一人が、オープンダイアローグの広がりについて、こんな風に言っていた。

「世の中にすいめいチルドレンはいっぱいいる。
 すいめいさん、色んな所でオープンダイアローグを教えているから」

すいめいチルドレンね!!面白い!!!

そういうわけで、募集!

もし、オープンダイアローグを知っている人で、一緒に考える会に参加したい!という方がいたら、ぜひブログにお問い合わせください!ゆるーく活動を続けられたらいいな、と願っています。

#すいめいチルドレン 
#森川すいめい
#オープンダイアローグ勉強中
#オープンダイアローグを仕事に取り入れたい



鉄は鉄によって研がれ、人はその友によって研がれる。(旧約聖書 箴言)

同じ学びをしている人は、同じ学びをしている友によって研がれる…!と、出会いに感謝。

by桜子

man holding fedora hat on head

発達障害児の救世主、子育てブラックジャック奥田健次氏

 昨夕、わが家は祝ギネス世界記録、夫おめでとうがあった。が、その舞台裏では、娘が急な発熱で学校から呼び出しがあり、私は、学校と自宅を往復し、家で看病と会場でボランティア活動の天秤の狭間で揺れた。
 
 むろん夫からは「子供ファーストで」と言われ、そうしたわけだが、子どもがコロナの心配もなく解熱剤で済むと分かるや否や、私は娘に言った。

「ごめん。ママ、べべ(娘、仮称)も大事だけど、パパも大事だから!」

 そうして、子の理解を得、ママチャリをかっ飛ばして、ギネス認定を終えると、外は真っ暗な渋谷の街になぜか黒山の人だかり。しまった、今日は渋谷ハロウィンか、と大いに焦ったが、運良く大勢の警官が交通整理をしてくれた。モーセが海を真っ二つに割るかの如く、道がスーッとタイミングよく空いたので、「今だ!」と思って自転車のペダルを一生懸命漕いだら、「逆走してますよ~」と後ろで響く警官の優しい声。ああ、すみません…。
   
 そんな私の、ドタバタな毎日に、母は多忙なり…と思いつつ、子どもとの関わりをもう少し上手にせねば、と思って、かねてから取り寄せていた行動分析学者、奥田健次氏の書籍を今日は休む娘のそばで、パラパラとめくっていた。

・世界に1つだけの子育ての教科書
・子育てプリンシパル
・叱りゼロで「自分からやる子」に育てる本
・いじめ防止の3R。

 この人、すごい人で、文章も面白い。私は森川すいめい氏と同じ匂いを彼に感じているのだが(性格は全く違う)10年以上前、母から「桜子インタビュー」の取材先に良いのでは?と推薦されたことがあった。

 そんな過去を最近までずっと忘れていた。が、数か月前にYouTubeの「ごうちゃんねる」で、「天才学者に会った!」の回で、聞いた名が出てきて、思い出していた。カウボーイハットの奥田健次氏。この風変わりなファッションに、ちょっと度肝を抜かれるのだが、私はその後、BSフジのドキュメンタリー番組、「自閉症児に輝ける人生を、闘う!出張カウンセラー」を視聴して、彼のリアルを知った。
 
 現在、日本初の行動分析学を軸とした、私立幼稚園「サムエル幼稚園」を長野県西軽井沢に開園しているほか、インクルーシブ教育を目指し、さやか星小学校の開校を2024年に控える、本気で改革を起こす先生だ。

 臨床心理士として、自閉症の子供の指導するだけでなく、家庭に赴き、出張カウンセラーとして年間三桁の訪問を行う彼は、専門医がさじを投げた問題さえも打開する異端児で、その実力は折り紙付き。この人の本気の生き方に魅了される。

そして、実は、彼と私、接点がある。接点は、ベックさんだー!
その24:宣教師 ゴットホルド・べック(Gotthold Beck)氏

その懐かしい名前もまた、今日このネットニュースで偶然、見つけてしまった。↓こちら


 ああ、人生は本当に色んな人で満ちているね。

下記「ごうちゃんねる」も、動画で彼のすごさを上手に紹介している。
良かったらこちらも、数分ぜひ聞いてみてください♪

by桜子

frontage of a business establishment with logo on wall

祝ギネス世界記録、夫おめでとう

 ギネス認定の瞬間を生で見せて頂きましたー!

 2022年10月29日、178人の田中宏和ならぬ、タナカヒロカズが渋谷のカルカル(東京カルチャーカルチャー)に集合し、ギネス世界記録を達成。記録名は、「同姓同名の最大の集まり」、英語で「Largest gathering of people with the same first and last name」。数日前に書いた、スッキリ加藤浩次もタナカヒロカズWANTED‼の効果もあり、終盤には人数制限するほどの賑わいに。
 
 友達数人に、今夜もしかしたらNHKサタデーウォッチ9にでるかも、と伝えたけども、報道、あざざます。ネットニュースも多数、あざざます。私がお礼を言うのもなんだかな?という気がするが、友達に言ったら「おめでと!」と言われてハッとした。そうか、これは祝い事だ、と。

 今から12年前に、「田中宏和」本は出版され、「田中宏和のうた」が流れた。
「うちの子、好きなのよ~」と友人のR子ちゃんは言ったけど、それもそのはず。だって、アニメ版ポケモンの主題歌でミリオンセラーになった『めざせポケモンマスター』の作曲家さんが作った歌だもの。

 
夫の渋谷のラジオ(毎週火曜:正午から13時までオンエアー)は、これで終わるのかな?と思ったら、「いや、まだ続くよ」と夫。

これから「一般社団法人田中宏和の会」はどうするのでしょうね?

ともかく本日、全国から渋谷に来られた、178人のタナカヒロカズさん、ギネス世界記録達成、おめでとうございます!!無事にご自宅に帰れますように。

by桜子

PS:来週月曜の朝8時の日テレ「スッキリ」、フジテレビ「めざまし8」にもどうやら放送されるようです!
  良かったらぜひ録画してみてください~。


 

three toddler eating on white table

子育て支援ファミサポの問題点

 「ファミリーサポートセンター(略称ファミサポ)について教えて」とお問合せ頂きました。少子高齢対策で導入検討中と頂いたので、全力でご回答させて頂きます。

 まず、厚生労働省が管轄、都内の取り組みは各地で任せられ、渋谷区は社会福祉協議会が担当しています。そのため導入相談は、こちらにお電話されると、実務者がより詳しく教えてくださると思います。
ファミリーサポートセンター_リーフ_web (mhlw.go.jp)
ファミリー・サポート・センター事業 東京都福祉保健局 (tokyo.lg.jp)
ファミリー・サポート・センター | 社会福祉法人 渋谷区社会福祉協議会 ―共に支えあう、福祉のまちづくり― (shibuyashakyo.or.jp)

 ざっと枠組みをお伝えすると、仕組みはこちら

 子育てを支援してもらいたい「依頼者」と、支援したい「提供会員」のマッチングです。
渋谷区の提供会員は平日、時給800円で請け負うことができ、なんといっても良い点は保険に入れることです。私は無償でも子育てママへの手伝いをしたらいい、と当初は思ったのですが、万が一の事故に、親切心があだになってはと、提供会員化への理解を深めました。

 そして、問題点、と書きましたが、私自身、依頼者登録と、提供会員になりました。
そこで得た気づきを列挙し、今後の導入への検討材料にして頂ければと思います。

<依頼者だった時>
 ・マッチングできなかった(うちの地域は提供会員が片手に入る分しかなかった)
 ・依頼登録に稼働がかかる(子供を抱えて少なくとも2回は足を運ぶ必要があり、
  せめて1回にしてほしかった。仕事をしていたため休み取得に苦労)
 ・毎年、更新手続きが必要で、書類記入にまた一苦労。 

<支援者だった時>
 ・私は上記の体験から、ならば自分が提供会員になって、私のような人を支援したいと、
  会社勤務の傍ら、有休取得し4日の研修に行き、登録しました。
  が、そもそも結局マッチングに至りませんでした…。
  そもそも私が働く現役ママだったため、候補日時が少数だったせいかもしれません。
  相談件数は2回/年で、役に立てませんでした。
 ・毎年、更新手続きをとらねばならず手間がかかり、気づいたら更新日を過ぎていた。
  何とか更新をと依頼したら、イチから研修を受けなおしてほしいと言われ、そうまでして
  自分の時間をこれ以上捧げるのは(そもそも自分も育児中なので)難しいと断念した。

以上、どうでしょうか?
何か参考になったでしょうか。もっと具体的に懸念があれば、再度お知らせくださればと思います。

地域の子育てママさんが伸び伸びと子育てできるように、今だったら、ファミサポ以外にも、オンラインミーティングの実施などで、心のケアというのもまずは導入しやすい支援ではないかな、と思います。

by桜子
 

朝日新聞に夫タナカヒロカズが出ました

友達が、載ってるよ~と記事を送ってくれた。同姓同名が同じ場所に集まるという3度目のギネス挑戦。その活動は知っていたけど、メディア情報は知らなかった。#しのちゃん、ありがとう。


その他メディアにも、いま夫タナカヒロカズ(www.tanakahirokazu.com)が情報が、多数、掲載されている。先週はTBSのNスタで紹介後に、サーバーがダウンし、さすがテレビの力まだまだ健全なり。リリーフランキーさんや、糸井重里さんもきっと笑って応援してくださってるね。


ウェブ電通報 | 田中 宏和 (dentsu-ho.com) ←ほぼ幹事さんが発起人。

ギネス認定なるかな?!

今週末は私も現地で見学~。

by桜子

元BPO理事長とダイアローグ

  今朝は2時15分に目が冴えてしまった。午後に役員とmtgがあり、話すストーリーが定まってないのが原因だ。もう一度寝られなかった。あきらめて鉛筆片手に、あれこれ考えていたら、もうすぐ夜が明ける。

 そんな中、ふっと元BPO理事長のインタビュー(その49:東洋英和大学長、BPO理事長 飽戸弘氏)を読み返していたら、心が励まされた。ここに書いた文章は、そのまま編集せず、載せてある。よく読むと、オープンダイアローグかなと感じる。

 この方は、東大の名誉教授で、インタビュー後に国から勲章を授かった。Wikiによると「瑞宝章(ずいほうしょう)」とあるが、どの勲章だったか失念した。我ながら書くのもなんだが、よく取材許可を頂き、ブログ掲載も許可を頂けたと思う。私は学校関係者でもなく、彼と始終顔を会わす間柄でもなかった。でも、神は応えてくださった。

 今日励まされたのは、そういった過去の叶えられてきた体験の日々と、そのやり取りだが、特にここをシェアしてみる。


***

飽戸「ちょうどそういうラッキーな時に、仕事が一番のピークでぴったり与えられたんですね。だからまあ、焦らないで時を待っていれば必ず神様が働いてくださる

桜子「(・・*)。。oO ホント?」

飽戸「(コクリ頷く) 必ず神様が最善の計画を成してくださる。信仰とそういう所は結びつくんですね。焦ってガタガタすると余計悪くなる。だから静かに、準備だけはしっかりして待つ」

***

焦るな、神を信じろってことですね…。

そして、将来についてこんな会話もしました。

***

桜子「好きなことをやれと。好きなことだけやって食べていけるのでしょうか?」

飽戸「本当に好きなことが見つかればね。なかなか見つからない。本当に好きなことならね、それはなんとでもなる。僕はそう思っているんですよね」

桜子「最後に。今の時点で振り返ってご自身の生き方をどのように?」

飽戸「(しばし沈黙)・・・・・ある意味では、僕の人生は能力もないのに運が良かったんですね。研究を始めるとなぜかそれが流行って、仕事も始めたら色々舞い込んで、ただただ運が良かった。やりたいことをやらせてもらえて、やりたいことが出来た。・・・本当にラッキーでした」

***
ラッキーと仰った飽戸氏。

好きなことは見つけた。
やりたいことは見つけた。
あとは何とかなる…。

そう思ったら、今日のmtgも心が軽くなった。
今日これから出かける人たちも、心が軽くなってそれぞれの持ち場で働けますように。

空が晴れてきた。


今日は晴天かもしれない。

by桜子

柳井さん、発言ありがとう

私が一番共感したのは、コレ。

「日本経済だけじゃなく、社会全体が悪い方向に行って、取り返しがつかないことが起きるんじゃないか。民間企業や個人ががんばっていかないといけない時代になっている」

 著名人が、こういう発言をしてくださったのは素直にうれしい。

selective focus photography of bouquet of red rose flowers

一人で過ごした50歳の誕生日

 私のブログは、知人でほぼ成り立っている。生き恥をさらし続けて20年足らず、今日も、私は一人の読者に支えられ、日記を綴る。今日まで読んでくれた方、また偶然読んだ方、あなたの時間を、ありがとうございます!
 


 最初に、非公式だった年齢を、この節目に書いてしまった。50である!

 
 先日カミングアウトした「死にたい」とほざいた20代もある私。その理由はさておき、そんな思いを抱いた自分が、あと少しで死ぬ。そう思うと、不思議な気がした。渇望した死の曲がり角に来て、心配しなくても人生の終焉を迎えるのは事実だ。そう思うと、私はこれで終わっていいのか、と自らに問いかけていた。

 というのも、それと呼応するように、一枚のカードが引き出しから出てきたせいだ。

これは、20代で私が海外赴任する前に、弟が初任給で贈り物を買ってくれた折に添えられていたメッセージカードだ。数か月前に出てきたのが今でも不可解だ。そこに、神の計画があったように思えてならぬ。読めば読むほど、私の心の何かが、強烈に動く。

「お姉ちゃんへ 初任給で買ったプレゼント。
 神様から与えられた恵みを十分に生かせますように」

…私、これまで恵まれて生きてきた。
与えられた恵みはたくさんある。なのに、なのに、まったくソレ、生かしてないね…。

オーマイガッ!!!

 

 

  ちょうどこの日、私は家族に祝ってもらう算段が外れ、独りで過ごしていた。注文したケーキも、特に誰からも歓迎されず(注:娘を除く)、私の思いと外れた一日でしかなかったが、ちゃんと大好きなエステは堪能する機会が与えられ、私は見知らぬスタッフに手入れしてもらって、それなりの幸せを味わった。
 けれども、親しい人との暖かな交流はそこになく(注:娘を除く)それでも、私は静かに受け入れる気持ちでその感覚を味わえた。
 なぜか。

それは、時は確実に過ぎることを体感した50と言う数字に、死をすぐさま連想したからだ。私はまるで50歳の1人の誕生日を、臨終の備えであるかのように過ごす感覚に襲われ、神様の意向に沿っている気がしていた。



私は裸で母の胎から出て来た。
また、裸で私はかしこに帰ろう。(旧約聖書 ヨブ記1-21)



私は裸で生まれ、裸で帰っていく。

いつ亡くなるか分からないが、死を見つめて生きることはいいことだ。人の目にはまっすぐに見える道がある。その終わりは、死である。

寿命を全うさせていただけるとしても、私より年上の夫がいる私は、孤立する可能性が高い。
死ぬとき、娘や友人らがそこにいてくれるとは限らない。
人間は独りだ。

 誰からも祝われなくても、チヤホヤされなくてもいい。死ぬときは誰も天国へ連れていけない。私は一人で死を受け止める日がやがて来る。

 と、まあ、そんな風にして、私は、かなり奇特な誕生日を味わっていた。
異質な一日は、その翌日もなんだか黒い雲が迫ってきたかのように、ふわふわとおどろおどろしくもあったが、逃げてはいけない気がして、その思いを誰にも言わず口を閉じ続けていた。それが、私には必要な気がしたからだ。

けれども、夫が長い出張から帰ってきて、いつもの日常が戻るとやっぱり思った。

命あってこその人生、家族はいい。友達もありがたい。


しばらく開けずにいたFacebookを開くと、知人がメッセージをくれ、そうそう、書いておくと、誕生日当日もLINEで何人かメッセージをくれていた。返事を全く書けなかったけれども、感謝、と心では思っていた。

人は1人で生きられない。
そのことをまた実感して、人生の後半へ進む。

これから先もいろいろあるけど、踏ん張って生きていきたい。

50代以降も、ブログは更新していく。インスタに変えた方がいいのかな~と思いつつ、なぜ発信し続けているかよく分からない。でも、走りながら考えていきたい。

1ミリでも前に進めば大丈夫。 by IKKO


こんな私を、これからもよろしく!!!



by桜子

 

woman in white crew neck t shirt sitting beside brown wooden table with candles

ハッピーバースデー自分

 今日は原点に戻り、バカバカしい日常を綴る。


誕生日の前日、友人のウッディがNYから電話をくれた。
私は彼の用件はそこそこに、自分の話を切り出した。

「ちょっと、今日は私の特別な日なの。40代最後の日なのよ!」と声高に言ったら、

「えっ!!50になるの?…」
そう言った瞬間、間髪入れず、こう言われた。


「ババアじゃない!!!」


もう、私は絶句した。それ、友達に言う?!
でも、すぐに応えた。

「だよねー!!!アハハハハ!!!」

私、大爆笑。久しぶりにお腹を抱えて笑ったね。

うっすら、そうかな~と思っていたけど、やっぱりそうかってことで、大笑い。
電話の向こうで彼も笑っていた。彼の方がずっと、ジジイ、だけど!



 そして私はこの、ババアが、非常にツボった。こんな彼が、たまらなく好きだな、と感じた。
彼はクリスチャンで、深い信仰の持ち主だが、その彼がこのような言葉を使うとは!そう、クリスチャンだって、自由でいていい。私はそのことを味わい、爽快で幸せな気持ちになった。

 クリスチャンだから言っちゃいけないとか、これしちゃダメとかたくさんあるけど、私は彼と話すと、いつも心が軽くなることを知っている。
 彼の信仰に触れると、生き方全てを肯定できるようになる。前へ進む勇気をもらえる。

日本のクリスチャンはね、ババア、なんて汚い言葉は使わないよ。そんなこと言ったら教会から、矢が飛んでくるからね。


 長い教会生活において、「クリスチャンらしく」は私の呪いの言葉だった、と言語化できるようになったのは割と最近のことだ。「〇〇らしく」という呪文におさらばできたのは、今日にいたる成長だが、その昔、若い頃はよくこんなことを考えて教会に通っていた。 

 持って生まれた性格が地味な人は、教会だと有利…である。

 お化粧せず、飾りっ気のない女性は“いかにも姉妹らしく”見え、周囲から好かれやすい。
一方、そうでない華美で俗っぽい人は、眉を顰められてしまう。私はどちらかといえば後者に近かった方だと思うので、一生懸命にクリスチャンらしくあろう、と努力した方だったから、余計辛かった。

 
 こんな私も50歳。もうそれはとっくに過ぎたのだが、この日について、また書いてみる。

by桜子

うちのスプラコレクション

9日、任天堂のスプラトゥーン3が発売!

だから何?というのが私で、子どもはせっせと夫にプレゼンしていたらしく、気づくとグッズが山のよう…。

そんなスプラ経済効果をみていると、にわかに鬼滅を思い出す。。。いや、鬼滅は凄かった。スプラはどれくらいなのかな?