クライストチャーチの見どころといえば、ココだそう。来るまで知らなかった。
21ヘクタールの広大な敷地と、世界中から集められた花や緑の美しさは確かに必見。芋虫バス(キャタピラー)に乗って散策。1人20ドルで、ドイツからの観光客とわが家で楽しんだ。
必見の温室。国の象徴のひとつ、シダのシルバーファーンも見られる。
ランチ
クライストチャーチの見どころといえば、ココだそう。来るまで知らなかった。
21ヘクタールの広大な敷地と、世界中から集められた花や緑の美しさは確かに必見。芋虫バス(キャタピラー)に乗って散策。1人20ドルで、ドイツからの観光客とわが家で楽しんだ。
必見の温室。国の象徴のひとつ、シダのシルバーファーンも見られる。
ランチ
朝ごはんを食べ、10時にチェックアウト。空港へ向かい、飛行機で1時間半かけて、北島から南島のクライストチャーチへ。クライストチャーチは2011年に大震災があり、現在は復興作業中の南島中心都市だ。
街の至る所が建設中で、ワーキングホリデーで来ている外国人らが、バイトしていた。英国風の街並みは、オークランドよりも平坦で歩きやすかった。
まずは、空港から宿までバスで移動し、荷物を置きに行った。
今夜の滞在先は、迷った結果、バックパッカー御用達のようなカジュアルな宿。共同キッチンやロビーが楽しそうで、ココを選んだ。が、万が一がっかりさせられたら旅が台無しになるので、部屋だけは一番良い所にした。
夫は、夜にはビール片手にラウンジにいた。どうやら仕事をしていた様子。
今回、彼は常に誰かとスカイプで何か話していたり、移動中は本を読んだりと、オンモードで忙しそうだった。そんな彼を心配する私に、母が、「仕事の合間に観光してる、と思えばいいじゃない」というので、私も腑に落ちた。ひとり20ドル払って、のろのろ走るトラム電車に乗る。
物価は高く、500mlのペットボトル水は400円。コンテナ街。別名リスタート(再出発)と言う。ガイドブックには2017年撤去予定とあったが、その様子は見られなかった。
インスタ映え。
シェアバイク。お試し期間中だそう。
オークランドより、クライストチャーチの方が時間がゆったり流れていて、私は好きだ。
いつかニュージーランドに行きたいね、と結婚当初に話していた夫。いつか、は、決行しなければ、一生いつかのままである。
ということで、実行に移すことになった。しかも、2015年に倒れて一度は死ぬかと思った母を伴い、シニアと娘6歳の家族4人、6泊9日の旅である。
今回は夏頃に予約したが、うっかりニュージーランド航空券を購入してしまい、全て自己手配に陥ってしまった。
私は一度も行ったことのない国で不安だったが、夫がともかく行き先と宿だけ決めて、何をするかは現地で考えればいい、と言うので、ともかくパスポートだけは忘れずに家を出た。前日、海外に行きたくない、という娘をなだめ、彼女の犬も連れていくことに。
*大きなぬいぐるみ、サンディ(アニーの連れ犬)を背中に背負っている。
31日に搭乗したニュージーランド航空機内で、海外旅行は100年ぶりの母を撮る。うれしそうで、私もうれしい。飛行時間は10時間半。
元旦の朝9時、ニュージーランド最大の都市、北島のオークランド着。
移動が多い旅なので、手荷物は少なめで、移動した。まずはチェックインまで街を中心地からふらふら歩く。
旅の疲れから、休みたいと、考えもせずにたまたま入った美術館が良かった。
オシャレな草間彌生展をしていた。
参加型のアートで、渡された丸いシールを好きなとこに貼れば、それだけで草間彌生の世界になる。面白いアイデアだった。
美術館のテラスでランチ。3時にチェックイン。窓からの景色。ワインとビールはどんなに疲れていても買う夫。キッチン付の部屋だったので、夫が手料理を振る舞う。今までの人生でいちばん美味しいラム肉とワインだった。
本場はこんなに美味しいのか!と舌鼓を打ち、東急のデパ地下でも叶わない旨さに、もう二度と東京ではラム肉を買うまい、と思ってしまった。
結局、これが美味しすぎて、旅行中の夕食は毎晩、彼がシェフと化してくれた。共同キッチンやロビーが楽しそうで、ココを選んだ。が、万が一にも、がっかりさせられたら旅行が台無しになるので、部屋だけは一番良い所にした。2日目3日目。
4日目。
■AirAsiaに乗ってみたよ!:めちゃくちゃ手間がかかるLCCチケット
昨年の今頃、家族で訪れたバリ島(ヌサドゥア)のウエスティンホテルが素晴らしく良かった!
日本人が殆どおらず、西洋人が多くて、朝ごはんも食べきれない量があって、暑くなったらプールで泳いで、眠くなったらデッキチェアで横になり、時々リスが私たちの横を走る、という暮らしは、夢のような日々だった。
さて、当時の思い出を胸に、今年もバリ島へ行くか、と偶然ネットで知ったエアーアジアの航空券を初購入した。
が、学生ならまだしも、母である今の自分には誤った選択であった。海外の知人宅へ行き慣れていた私はチケットのみ購入して旅するスタイルは慣れているが、LCC(格安航空券)は使いこなすのにとんでもない苦労を要した。
■LCCのカスタマーセンターは助けてくれない
エアーアジアの安さの秘密は人件費がその一つで、サイトでは「ほとんどがオンライン上で完結できる」という触れ込みだ。しかし、これがなんと!ログイン出来る日と出来ない日があり、せっかくログインに成功してもウエブチェックインが出来ない、という事象が何度やっても起こった。
やむなくカスタマーセンターへ電話をした私は(電話は案の定、なかなかつながらない)その旨を伝えると、「ログイン問題はわからないが、ウエブチェックインはできなくても当日カウンターですればいいから問題ないです」という丁寧な回答を受け、噴火した。
「いやいやウエブチェックインしたいからやってるんですけど」と言ったら、「こちらでは助けられない」と言われた。質問が何一つ解決されず、何のためのカスタマーサービスなのか、全く分からなかった。
これ以外にもLCCの安さの秘密はサービスの細分化による課金システムで、荷物も手荷物なら無料だが、預ける場合は費用がかかることが判明した。(手荷物は7kgまで無料、それ以上は有料で5000円前後/20kg以内←こういう知識もLCC利用には必要)
そこで事前申請を試みたが、先ほどのログイン問題が生じて失敗した。ならばLCCメリットを享受しよう、と私は気持ちを切り替え、体重計を横に置いて無料で乗るために荷物の重量チェックを行った 。
■まさかの重量オーバーで超過料金発生!
出発日。出国は早朝8時半だった。いつもなら近所からリムジンバスだがLCCの朝は早い。仕方なくJR渋谷駅から日暮里駅経由で京成スカイライナーに乗り、出国ゲートへ向かった。エアアジアは安いので、一番端っこにあった。
チェックインしたら、まさかの重量オーバーで6000円払えと言われた。
前夜の労力がパーになった。深夜に夫が荷物を入れたせいなのか、とすがるように主人をみたら「いいじゃん、払えば」と事もなげに言われた。彼は私の労した姿を知らない。
なお私がブスッとした顔をしているので、夫が私の耳元で言った。
「パパが言ってたじゃん。“困ったら金で解決しろ”って」
確かに困ったらお金である。しかも、ここで怒ったらもったいない。たかが6千円という考えも出来る。
注:父の意図は、(旅行)代理店を使わないのだから、旅では困ったら金で解決しろ、ということ。
その言葉を思い出すと、ああ、そうしよ、と気持ちがスーッと楽になった。
かくして、LCCにドキドキし、波乱万丈ながらも、搭乗した。なお、その後離陸まで1時間かかり、予定の到着時間を一時間半オーバーしてバリのテンパサール空港に到着した。やっぱり、LCCだよ、と私が怒っていたら、知人曰く、ANAでもJALでも同じことは起こるよ、ということだった。そうなのかね。
■こぼれ話(後日談)
機内搭乗後、座席に座るとスチュワーデスさんが「ミス田中?」と聞くので、怪訝な顔をして、「イエス」というと、チェックイン時に置き忘れていたよと私のクリアファイルを渡してくれた。中にエアアジアのeチケットが入っていたので私のものと判明したそうだ。
夫が、「わー、すげー」と驚き、
私が、「置き忘れたことすら知らなかった」とケロリと言い、「そういえばこの中に現金も入ってたんだ」と白い封筒を見せたら、彼がひっくり返っていた。
「しかしこれで君はエアーアジアが好きになったでしょ?」と彼は言ったが、うーん、それとこればどうかなあ……。
日曜日の朝、ホテルのオプションメニューで早朝8時からのフィッシャーマンズビレッジ訪問(一時間)を申し込むと、驚いたことに、私たちしか予約者がいなかった!
なんで?みんな興味ないのかな?!
ともかく、4人分払えば連れて行く、というので、120,000円ルピア払って、ホテルのスタッフに車で35分ほど離れた海へ連れて行ってもらった。
移動中、車を運転するスタッフが、人生で大事なことは自分が幸せかどうかだ、と急に語ってきた。
「僕はそんなに収入ないけど、でも、幸せ。お金持ってて幸せじゃない人もいるでしょ」
と、結構いいことを言う。
「分かるわ〜。私も本当にその通りだと思う」と応えながら、チャーリーチャップリンの言葉を思い出した。
人生に必要なものは、勇気と想像力。それとほんの少しのお金だ。
旅行していると、お金のありがたみがよく分かって、たくさんお金があれば凄いなあ〜なんて思っちゃうけど…。
でも、大事なことは、お金じゃないよ、ホントに。
ジンバランに来て、驚いた。
去年訪れたヌサドゥア以外にも綺麗なビーチはあるんだ、と感動した。
クタのダイナスティビーチは正直言って狭く、ゴージャスさに欠けた。(しかし、ここも実は超庶民的ないのは海辺だと夜になって気づく)
子供たちが素手で魚をつかんでいた。
この子たちの将来もやはり漁師なのかしら?
採れたてのエビを炭で焼いてもらう場所があった。1キロ買え、と言われたけど、半分にしてもらった。
すぐできると思ったら、なんと30分以上待った。
私は疲れて路上をふらふら散歩。
主人は、異臭が辛いと嘆く娘を抱きながら、同じく待っていた人と気づけば仲良く笑っていた。
あとで聞いたら、この男の人は運転手付きの車に乗ってる社長で、日本での仕事に成功してるんだそう。
人は見た目ではわからない。
私たちのエビのチリソースをラップしてくれているところ。
マーケット。
気づけば一時間以上が過ぎた。
渋滞してた、ってことにしておこう、とホテルのスタッフ。
この日は9月17日で私の誕生日だったので、サービスだよ、と言った。( ̄∀ ̄)
バリ島旅行5日目は、45分かけて、カラマスにあるマラリバサファリロッジから、クタにあるバリダイナスティリゾートホテルへ移動した。
誕生日のせいか、なんと特別にホテルが手配した運転手さんに無料で送って頂いたので、安心して身を委ねることが出来た。
(おまけに受付の粋な計らいで、日本語が話せる運転手を用意されていた)
一時間彼とのドライブを楽しんで到着すると、クタの喧騒に驚く。
今まで居なかった観光客がたくさんいて、特にオーストラリア人をよく見かけた。
旅行の最後は、マンモスラグジュアリーホテルでのんびり過ごすと決めていて、ここはキッズクラブもあり、子供用プールも充実していた。
周辺にいくつか似たホテルがあり、悩んだが、キッズクラブが良さそうに見えたのでココにしてみた。
ところがべべは、このキッズルームの雰囲気が好きではなく(確かに去年のウエスティンキッズクラブの方がずっと洗練されていた)、全くこちらには足を踏み入れず、私たちとプールサイドで過ごしたい、と言う。
それならそれもいいよ、とのんびりプールで過ごしていたら、ここでまさかの、帰りたい発言…‼︎
「渋谷のおうちに帰りたい……」と、べべがデッキチェアに座りながら呟いた。
本を読んでいた夫が、娘をかわいそうに思い、今まで以上に娘の世話をし始めた。
神様、ありがとう。。
娘とジャスミンはプールの後も仲良くなり、折りしも、買い物に行こうと私たちが夕方部屋から出るところへジャスミンが来たため、べべを預かってもらった。
一時間後、迎えにいき、私はジャスミンの両親に自己紹介と礼を言うと、べべのことを「すごくいい子だったよ、天使みたいだった」と喜んでくれていた。
「ありがとう」と言って別れたら、後からジャスミンのお兄さんたちが10000ルピア(100円)持って来た。
え?!なんで??
子供にお金を貰うって、どういうこと?
聞けば、「べべがすごくいい子だったからお母さんがあげるって」、とのこと。
オーストラリアでは、いい子にしてるとお金がもらえるのか??
「お小遣いみたいなものかね?」
と、戸惑いながら、夫に貰っていいかと相談していたら、子供のニコニコした笑顔がだんだん消えていく気配を察し、礼を言って、頂くことにした。
実はプールサイドでも、べべはジャスミンたちから、マンゴジュースをご馳走になっていたのだ。
夜、喜んだべべはジャスミンたちに、ささやかなプレゼントを用意した。
部屋にあった日本製のお菓子や、バナナ3本、チョコレートバー、ノートブック、ミッキーマウスの鉛筆。なぜ鉛筆?と私が聞いたら、ミッキーだから、と娘。
そして、特別なおまけに、べべが大切にしていたディズニーのタトゥーをあげることを決め、JASMINと手紙を添えた。
あとで渡しに行く、とべべは横になると、ワンピースを着たまま、夢の世界へ行ってしまった。
二泊目は、朝ベランダから動物たちに人参を投げて食べさせることから始まった。
泊った部屋に、人参が置いてあるのだ。
朝6時、鳥のさえずりで私たち3人はパチリと目を開け、エサを投げる。なんだか、オーストリッチを買っているような気さえする。
食後、9時から動物園の開園という案内をよそに、プールでひと泳ぎ。ゆったり過ごせるのも2泊の醍醐味である。
私たちの傍でアイスクリームやを作っていたスタッフ。夫は遅々として進まぬ作業に驚いていた。
バリらしい風景なのかね。
部屋に戻るとまさかのハッピーバースデーfromホテル &家族からのオルゴール付きカード。
家族のメッセージである、We love you.、に目頭が熱くなった。
誕生日はまだ先だけど、こんな私への愛をありがとう。
だんだん、だんだん、日を重ねて、日本でのストレスが和らいでいく。