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秋休みの新潟長岡旅行

秋休み、というのが、今どきの小学校にはあるという。

わずか五日間ほどだが、新潟に引っ越したポルシェのパパ友宅へ泊まりに母子旅行した。
  
 
保育園時代の仲良しのお友達とは、どんなものか、と思っていたら、すごく仲良くて驚いてしまった。気づくと2人の背格好がよく似ていて、どちらがどちらか、後ろ姿だと、見分けがつかないことも。毎朝起きたらすぐお互いにおままごとなどして、遊びスイッチがオンになり、見ていて微笑ましかった。

友達はいいものである。

あり得ない繋がり・アリゾナの家族-My friends from Arizona suddenly came here! 

先週末、今の生活について、ぼんやり考えた。その日は娘が不在(旅行中)で、夫は会社であった。

私だけが家事以外やることもなく、地味な暮らしをしている。まあ、それで今は満足だ。しかし家族が居なくなったら心に穴が開きそうではないか。
平凡な毎日はいかがなものか、と考えてノロノロコーヒーをいれていたら、突如、電話が鳴った。
旅先の娘からだ!

「べべ?」と、うれしそうに出た私に、「ハロー、サクラコサン!」と、予期せぬ男の声。

なんと、アメリカのアリゾナ州に住むピート(ピートとの出会いはコチラ。私がアリゾナ行きの切符を手に入れた訳は8年前に遡る)であった。日本に来たそうで、お土産のチーズを今日渡したい、と言う。

数時間後、気づけば池袋の居酒屋でピートの家族と共にランチを食べる私。

平凡な日常に、ある日突然事件が起こる。
ああ、そうだ、これが人生なんだ、と思った。

2018 Summer in Shingapore

今夏のわが家は、シンガポールへ家族で旅行し、約一週間余滞在した。
が、夫は仕事で多忙を極め、海外にいても、日本と始終連絡を取り合い、睡眠不足に陥っており、一緒に居て今回ほど、海外に無理して来なければよかった、と後悔したことはなかった。

やはり、旅先では仕事から離れたいもの。唯一、最終日に宿泊したフラトンが、ラグジュアリー好きの私には大きな慰めになった。

シンガポールの有名ホテルと言えば、最上階にプールがある、マリーナベイサンズが超人気だ。

が、夫の友人が「絶対にフラートン」というので、今回はココを選んだ。
結果として、私は両ホテルを訪問する機会に恵まれたが、私は、“Miss Tanaka”と常に私を呼んでくれる、フレンドリーで歴史のある、上品なフラートンが圧倒的に好みであった。

※ちなみにフラートンでは、誕生日を迎えた夫のためにチョコレートケーキや風船を用意してくれ、部屋もグレードアップしてくれたほか、娘のナイキシューズを加えた家族全員分の靴を(無料で)磨いてくれたという、ホスピタリティの良さです。

久しぶりに訪れたシンガポールは、やはり国際都市であって、ふだん東京・渋谷に住む私としては、お正月に出かけたニュージーランドの大自然の方が遥かに素晴らしかった、と思うのであった。

西軽井沢ゴールデンウィーク

仕事夫は渋谷に残し、私は娘と長野県北佐久郡御代田町の某ゲストハウスに5月4日から2泊3日で遊びにいきました。


予約満員ながらキャンセル待ちしていたら、私と娘は初の第1ゲストハウスに泊まれることが決定。
価格を見て驚いたことに、ひとり一泊300円だった。

前日に、娘が不安そうに呟いた。

「誰か、お友達来る?」

「うーん分かんない。ママ、誰とも連絡取ってないの。でも、行けばきっと誰か居るし、神さまがベベ(娘、仮称)に一番良い人を与えてくださるから」と、私。

実際、行ったらお友達の5人家族が隣で、この他にも折々で親しくさせてもらう方が出来、滞在中は楽しく過ごしました。


東京では許されないお花摘みがここなら取り放題。*雑草に限る

夜はパパ友が、ゲストハウスのラウンジで子供たちと遊んでくださった。
フランス発カードゲームドブル(Dobbleは、6歳以上推奨なのに、6歳以下の子どもたちで満喫。


なぜドブル?と彼に聞いたら、もともとウノ(UNO)を買うつもりでamazonを見ていたら、こちらの方が良さそう、と購入したんだとか。内容は、絵合わせのゲームで、たくさん絵があり、大人も子供も楽しめそうな知育カードゲーム。娘はすっかり、“ドブル”という単語を覚えてしました。

二泊目の晩は、さらに人数が増え、寝る前にみんなでワイワイ。

これは、一人っ子のわが家では決して出来ない過ごし方です!

神さま、ありがとう!

お部屋に戻って9時ごろ就寝。

可愛すぎ。

翌朝、起きたら友達がすぐそばにいるというハッピーモーニングで、自然と子供たちは起き上がり、仲良く顔を洗って、一緒に着替えたら、お庭で草花を楽しんだ。

みんなでつくし採りに夢中になった。→夕飯のサラダに加えた

新緑の美しい5月、途中で老犬レオンくんも参加。

その日の日曜学校は、ザアカイの話だった。
娘が私に驚きの表情を見せる。

それもそのはず、ザアカイは前夜にベッドの中で私が娘に聞かせた話だった。

こんな適当信仰の私にも、神様は生きて働いているのだと感動した。

と、いうわけで、娘は素晴らしいゴールデンウィークを満喫し、私も色々な大人と話せて良かった。

なお、帰りの新幹線では指定が取れなかったにもかかわらず、2人で並んで座ってわずか2時間余りで帰宅できたことは、神の技(奇跡)と言うしかない。感謝。

私をスキーに連れてって2

翌朝、スキーやりたくない、と娘。

楽しい朝ごはんは、どこへやら?

ぐずり出す娘と、それに対応する夫。平日は私が対峙せねばならないが、休日は夫に任せられるので、私はいくぶん気楽だった。が、娘にとっては相手がだれであろうと、衝突は苦痛なようで、午後になって始終、パパと二人きりで遊ぼうとしていた。

そんな様子を見て、なぜ?と聞いたら、

「朝パパとぶつかったから。ママとは今朝は何もなかったでしょ?
だから、今日はママとはいっしょにいなくてもいいの。
……私、誰かとぶつかると、それずっと覚えちゃうの。
だから、そう言う日はそのあと、ずっと(ぶつかった人と)一緒にいたくなっちゃうの」

と言っていた。

関係修復を無意識に試みている、大人なわが子にビックリ。
この性格は誰の血だろうか?

保育園でもきっとそうに違いない、と思った。

私 「あのね、嫌なことがあってずっと覚えていたら病気になっちゃうよ!」」

娘 「え?!ほんと?!」

私 「ほんと、ほんと。心が病気になる人いっぱい、いる。もう、忘れた方がいいよ」

娘 「でも、覚えちゃうの!忘れないの!!」

結局、娘は午後ずっと夫とスキーのリフトに乗っていた。


※やりたくないと言ったものの、スキー場に着いたら急に気を取り直し、やり始めた。

九州から修学旅行で来ていた高校生たちが、「すげー、あの子!」

と、娘が山上から滑り降りてくる様子に歓声を上げていた。

私も、すげー、成長したなぁ、とわが子の逞しさに感慨深かった。

Tekapo Springs at Lake Tekapo

テカポ湖の朝。雨予報は外れ、空はみるみると晴れてきた!

やっぱり神様は素晴らしい。ここには星空を見に来たんだもの。晴れてくれなくっちゃ、困る。

朝11時に頼んでいたシャトルバスに迎えに来てもらい、Tekapo Springs人工温水プールへ。(10時〜21時まで営業)1人27ドル。

このプールで真剣に泳いだらバカだよ、と昨日会ったニュージーランド人は言ってた。

実際、温度は37度と暖かく、外が寒い分、温泉に浸かる感じ。

ランチは食べ物持ち込み禁止の併設カフェで頂く。キッズプレート10ドル。ジャンキーランチ。帰り、プールのスタッフが送ってくれた。私達が明日には帰ると知ると、3分いいかい?とマウントクックの場所やヘリを楽しめることも教えてくれた。

大人ひとり約500ドル払えば、マウントクックまで連れて行くことも可能だそう。

晴れたテカポ

今夜は星空が見えそうだね。

帰宅後、薪をくべた。

こんな生活、日本じゃなかなか味わえないと、パチパチと燃える木の音を楽しんだ。

19時。今夜はテラスで夕食にした。

23時半。

空は満天の星空で、いままで観たことのない夜景が怖くてたまらなかった。

星空が、間近に迫ってくるようで、この世のものと思えなかった。

夫はダウンを着て表へ出て行き、天の川が見えた、と言っていた。

私は怖いのと眠気で、早々にベッドに潜り込んだ。

世界で一番星空が美しいテカポ湖へ

翌日、朝から雨!あれ、ニュージーランドって、今は夏じゃなかったっけ?

慌てた私はフロントに交渉すると、なんなくタクシーを頼めることがわかり、なんだそれならもっとたくさん乗れば良かった、と思った。

閑話休題。呼んでもらってPublic bus interchangeに向かった。が、受付嬢にテカポ湖へ行くと告げたら、それならCanterbury Museumのバス停だと言う。

知らなかったよ!長距離バスのIntercityのウェブには乗り場の地図がないんだもん!

大慌てで再びタクシーを呼んだら、また同じ運転手さんで、ハローアゲイン、などと母がギャグを言い、皆で飛び乗って、ちゃんと間に合った。

バスは、クライストチャーチから3時間半揺られて、世界遺産に登録されている星空の美しい街、テカポ湖へトイレ付きバスなのに、施錠されていて使えないというありさま。運転手に聞いたら、知らない、と言われてビックリした。車内アナウンスがあり、そろそろトイレ休憩というので、ホッとしたら、そこから1時間ほど経過してやっと停車した。なぜだ?!

やっぱりここは外国だ。サービスは、日本が一番だ。

車内、娘が何度も吐いて可哀想だった。

私は、娘の看病をしながら、もしもバスが一刻も早く到着するなら、トイレも我慢できるかもしれない、とバカなことを考え、そんな自分にしみじみと、母になったなぁ、と感じた。

Discovery Tekapoで宿の鍵をもらい、オーナーの息子さんに運良く車で送ってもらって家に着いた。一軒家を借りた。2ベッドルーム。庭付き、バーベキュー設備付き。Wi-Fiは飛んでない、と言われたが、使えることになっていた。

ここで初めてインターネット環境が抜群に良くなり、母の携帯に着歴があった。

慌てて国際電話をかけたら、岡山の大叔父が昨夜、召されたと言う。

実は海外旅行に行く2日前に、大叔父が危篤の知らせを受け、大変なショックを受けていた。だが、持ち直した、と聞いていたのだ。

母は天国だから、悲しくないと言ったが、私は91歳で洗礼を受け、97歳まであと1カ月という中で、ボケることなく生きた大叔父に二度と会えないと思うと、最後にひと目会いたかった。

本当は母も会いたかったはずで、旅行中は、これおじさんが好きだから、と綺麗な絵葉書を一枚大切に買っていた。

奇しくも、元気になった娘が、夕方に雨の止んだ外に出て、夫と近所で摘んだ花が、大叔父への葬いのようであった。

夕飯は、夫が白身魚を調理し、ワインはシャルドネを選んだ。

その間、私は家の洗濯機を回し、

「なんだか、ニュージーランド人になった気がする」

と鼻唄を歌っていたら、「体型もね」と言われた。うーむ、確かに。

夜9時20分。

母が散歩から帰ってきた。

こちらの夜は明るく、10時にやっと暗くなる。

クライストチャーチ植物園.Christchurch Botanic Gardens

クライストチャーチの見どころといえば、ココだそう。来るまで知らなかった。

21ヘクタールの広大な敷地と、世界中から集められた花や緑の美しさは確かに必見。芋虫バス(キャタピラー)に乗って散策。1人20ドルで、ドイツからの観光客とわが家で楽しんだ。

必見の温室。国の象徴のひとつ、シダのシルバーファーンも見られる。

ランチ

オークランドからクライストチャーチへ

朝ごはんを食べ、10時にチェックアウト。空港へ向かい、飛行機で1時間半かけて、北島から南島のクライストチャーチへ。クライストチャーチは2011年に大震災があり、現在は復興作業中の南島中心都市だ。

街の至る所が建設中で、ワーキングホリデーで来ている外国人らが、バイトしていた。英国風の街並みは、オークランドよりも平坦で歩きやすかった。

まずは、空港から宿までバスで移動し、荷物を置きに行った。

今夜の滞在先は、迷った結果、バックパッカー御用達のようなカジュアルな宿。共同キッチンやロビーが楽しそうで、ココを選んだ。が、万が一がっかりさせられたら旅が台無しになるので、部屋だけは一番良い所にした。

夫は、夜にはビール片手にラウンジにいた。どうやら仕事をしていた様子。

今回、彼は常に誰かとスカイプで何か話していたり、移動中は本を読んだりと、オンモードで忙しそうだった。そんな彼を心配する私に、母が、「仕事の合間に観光してる、と思えばいいじゃない」というので、私も腑に落ちた。ひとり20ドル払って、のろのろ走るトラム電車に乗る。

物価は高く、500mlのペットボトル水は400円。コンテナ街。別名リスタート(再出発)と言う。ガイドブックには2017年撤去予定とあったが、その様子は見られなかった。

インスタ映え。

シェアバイク。お試し期間中だそう。

オークランドより、クライストチャーチの方が時間がゆったり流れていて、私は好きだ。

2018年ニュージーランド家族旅行

いつかニュージーランドに行きたいね、と結婚当初に話していた夫。いつか、は、決行しなければ、一生いつかのままである。

ということで、実行に移すことになった。しかも、2015年に倒れて一度は死ぬかと思った母を伴い、シニアと娘6歳の家族4人、6泊9日の旅である。

今回は夏頃に予約したが、うっかりニュージーランド航空券を購入してしまい、全て自己手配に陥ってしまった。

私は一度も行ったことのない国で不安だったが、夫がともかく行き先と宿だけ決めて、何をするかは現地で考えればいい、と言うので、ともかくパスポートだけは忘れずに家を出た。前日、海外に行きたくない、という娘をなだめ、彼女の犬も連れていくことに。

*大きなぬいぐるみ、サンディ(アニーの連れ犬)を背中に背負っている。

31日に搭乗したニュージーランド航空機内で、海外旅行は100年ぶりの母を撮る。うれしそうで、私もうれしい。飛行時間は10時間半。

元旦の朝9時、ニュージーランド最大の都市、北島のオークランド着。

移動が多い旅なので、手荷物は少なめで、移動した。まずはチェックインまで街を中心地からふらふら歩く。

旅の疲れから、休みたいと、考えもせずにたまたま入った美術館が良かった。

オシャレな草間彌生展をしていた。

参加型のアートで、渡された丸いシールを好きなとこに貼れば、それだけで草間彌生の世界になる。面白いアイデアだった。

美術館のテラスでランチ。3時にチェックイン。窓からの景色。ワインとビールはどんなに疲れていても買う夫。キッチン付の部屋だったので、夫が手料理を振る舞う。今までの人生でいちばん美味しいラム肉とワインだった。

本場はこんなに美味しいのか!と舌鼓を打ち、東急のデパ地下でも叶わない旨さに、もう二度と東京ではラム肉を買うまい、と思ってしまった。

結局、これが美味しすぎて、旅行中の夕食は毎晩、彼がシェフと化してくれた。共同キッチンやロビーが楽しそうで、ココを選んだ。が、万が一にも、がっかりさせられたら旅行が台無しになるので、部屋だけは一番良い所にした。2日目3日目。

4日目。