月別アーカイブ: 2022年2月

カーリング女子銀メダルでスポーツビズおめでとう

 北京オリンピックで、カーリング女子の日本代表「ロコ・ソラーレ(LS)」が銀メダルを獲得した!おめでとう!! 

 私はすーっかり忘れていたが、このロコ・ソラーレは、わが先輩の会社(【インタビュー】スポーツビズ山本雅一社長の起業話ほか)がマネジメントだ。夫に今朝、スポーツビズすごいね、と言われて思い出し、私は社長へお祝いメッセージを送った。加えて、このブログ用にコメントを、と頼んだのだが、事細かに連絡の経緯を書いたせいで、

 「今日ご主人とどうしたんだろう?」
と、私の思惑と違う、とんちんかんなコメントしか聞けなかった。_| ̄|○ (←がっくり).

 そういうわけで、「カーリング女子」のキーワードに惹かれてブログを読んだ方はすみません。何のお得感もお届けできず、申し訳ない。
 その代わり、私の視点ということで、「カーリング女子報道、テレビとネットの情報格差」を。

 今日の夕食時に娘と観たテレビでは、幸せな気持ちになった。彼女たちが銀メダルの報酬として、「JA農協からチームに米100俵(約6千㎏)と各選手に乳製品1年分を贈呈」と報道されて、心が温まった。
それが、寝室で子どもを寝つかせた後、ネットニュースを観たらちょっと辛くなった。それは、日刊ゲンダイのこの記事だ。

==(一部抜粋)====
どんなに全国的になっても、競技だけで飯を食える環境には程遠いのが実情。チーム一の人気を誇る藤沢は保険代理店の「コンサルトジャパン」、サードの吉田知那美(30)は自動車販売の「ネッツトヨタ北見」、リードの吉田夕梨花(28)は「医療法人社団 美久会」、セカンドの鈴木夕湖(30)は「北見石油販売」、リザーブの石崎琴美(43)は「松田整形外科記念病院」に勤め、競技との二足のわらじを履いている。

 今五輪でスピードスケート女子1000メートルなど計4つのメダルを獲得した高木美帆(27)に、冬季日本人選手で史上最高額となる総額2200万円の報奨金がJOCと日本スケート連盟から支給されると話題になっているが、LSにはJOCから銀メダリストに出る1人200万円のみ。
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カナダに遠征でもすれば一回200万位その費用が飛んでいく、と書いてあったので、200万が少ない報酬だと分かった。スポーツは、稼げるスポーツとそうでないスポーツがあるのは前に本を読んで学んでいたが、こういう華やかな報道の時にはついその視点を忘れてしまう。
 
というふうに、テレビでは良かったね、とチャンチャン話で終わることが、ネットでは裏事情も知る羽目になり、圧倒的にネットで情報を取っていく方が、知識は増える。
だが、ちょっと考えてみると、テレビを観て、「あらまーよかったわねえ」と思う幸せと、ネットを読んで、「まあ、大変ね…」と暗くなる気持ちを比べれば、どっちがいいかは、考えもの。
高齢者になると、インターネットのニュースを読まない(読めない)のは、ある意味で神さまから守られているのかもしれない。


今日は最後に、ロコ・ソラーレの代表理事の本橋麻里さんのツイッターをパクって、スポーツビズへのお祝いをとじよう。

見たことのない景色を
Good Luck
Good Business
Sports is yours

Olympic is yours


♯Beijing2022
♯Sports Business
♯いつも側に
♯スポーツビズ応援団



by桜子

ウクライナ情勢緊迫でNY株続落

  「もしかしたら事態は急変するかもね」と夫が言った。私はNYに住む友人ウッディ(仮称)に、「アメリカの様子はどう?」と連絡した。

 ウッディは、私が独身時代にNY旅行で知り合った日本人のデザイナーで、クリスチャンだ。詳細は割愛するが、意気投合し、住まいも、性格も異なるのに、年齢や性別を超えて親しくなった。まるで美川憲一と神田うのみたい、と密かに思っている。(もちろん、私がうの。)で、現在リタイアした彼は、いつでも連絡していい、と私に言っていた。(※参考リンク:I was in NY NYの教会で愛されるベック氏書籍

 だがウクライナ…の話は即終了し、興味はお互いの近況にすぐ変わった。そして、彼は言った。

 「パンデミックがあった、私の病もあった、色々経験した。だけど今はね…。こんな安寧な生活してて、いいのかしら・・・?」

私は意味が分からなかったので、その真意を問うと、最近の暮らしぶりは次の通りだった。


「昨日はリンカーンセンターでバレエを観たの。明日はディオール(*)のエキシビションがあるの…。それで、今日は、朝に目が覚めたらアパートメントのジムでエクササイズをして…、それから同じアパートメントの人とハドソン川を散歩して…家に帰ってからは美味しいランチを食べて…。昼寝して…好きな本をずっと読んで…。」
*ディオール=ハイブランドのDior 

「いいじゃない!!!」

ああ…!私の好きな街NY!ハイファッションの香りは、彼と話しているだけで鼻孔をくすぐる。彼から語られる何気ない日常が、なんだかひどくお洒落に映ってくる。

「私、パンデミックが終わったら、まずNYに行くね!!!」

と、鼻息荒く、私は叫んだ。
が、彼が言いたかったことは、”こんな暮らしをしていては、クリスチャンとしてダメだ”ということだった。


「クリスチャンっていうのはね、祈るじゃない?それで、すぐ祈りが叶えられるわけじゃないから、祈りが増えていって、どんどん祈る時間が長くなってくるじゃない?」

要するに、どうやら最近、長く祈ってないということか。    ※あくまで主観です


「それでいいじゃない!」と即座に言ったが、彼は納得しなかった。
そこで、「それならあげるわよ」と私は彼に、祈りの課題を一つ渡した。ちょうど今朝、深刻な話があったのだ。
それで、彼はすぐさまペンを取りに行き、私に復唱し、「はい、私、お祈りします」と、なんとも素直に応えてくれた。


私は聞くうちに、そういえば一度だけ、自分も若い頃、祈る課題がないと悩んで、父に相談したことがあった。
当時、父から教わった次の御言葉を彼に伝えた。


順境の日には喜び、逆境の日には反省せよ」(伝道の書7章14節)


「あなたがたのうちに苦しんでいる人がいますか。その人は祈りなさい。喜んでいる人がいますか。その人は賛美しなさい」(ヤコブ5:13)


彼が言うには、自分は日常で祈る者だから、何かうれしかったら、「ああ、神様ありがとうございます、とか、そういう(短い祈りなの)」とのことだった。

私は私で、「いいんじゃない、それで」と、神様でもないのにOKサインを出した。
…そんな資格はないと、昨日アンジャッシュ渡部の復帰賛否両論とイエスキリストで書いたばかりだが。


人が主に向くなら、そのおおいは取り除かれるのです。主は御霊です。そして、主の御霊のあるところには自由があります。”(Ⅱコリント3:15-17)


私は祈りについて語れる者ではないが、「人が主に向くなら、そのおおいは取り除かれる」という、御言葉が好きだ。クリスチャンでも、ノンクリスチャンでも、すべてはそこから祈りが始まるからだ。

by桜子

アンジャッシュ渡部の復帰賛否両論とイエスキリスト

 「ねえねえ、渡部建の復帰、あなたは応援派それとも、否定派?!」

 私は、お笑いに疎く、アンジャッシュのコンビ名も、児島と言う相方も、知らなかった。が、一連の不倫騒動で、「渡部建」をよく学習し、すっかり関心を持つようになった。そして2月15日に、彼が千葉テレビで芸能界復帰を果たす報道を聞き、私は先週、夫に聞いた。が、どうでもいい、の一言で終わった。ごもっとも…。

 スナック菓子は身体に悪いと分かっていても、つい食べてしまうように、私はこのニュースが流れるたびハマって読み、日本中が彼を嫌っているように感じさせるネットの破壊力に恐怖を覚えた。私は彼の友達でもないが、同情した。この手の、誰かを批判するネットニュースを読むたびに、思い出す新約聖書の言葉がある。

 「あなた方の中で罪を犯したことのない者が最初の石を投げなさい。」

 これは姦淫の罪を犯した女性を「石打ちにすべきか?」とイエスに周囲が尋ねた時、イエスが返したセリフだ。「あなた方のうちで罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい。」

 結局、年長者から始まって一人また一人とその場を立ち去っていき、誰も女に石を投げなかった。ひとり残された女はイエスにこう聞かれる。「婦人よ。あの人たちは今どこにいますか。あなたを罪に定める者はなかったのですか。」

 「だれもいません。」

 イエスは言った。「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。今からは決して罪を犯してはなりません。」


 今から決して罪を犯すな、という神の言葉は厳しい。
が、神の子のイエスは当然、人がその後に罪を犯すことは熟知していた。

 聖書では「罪」というのは心の中で感じた悪いこと、たとえば妬み、嫉み、憎しみも、罪であり、姦淫の罪と、心で感じた悪い思いを比べると、神の目から見たら同じ、ということだ。
 だから、聖書では、罪の贖い主である神の子イエスキリストを心に受け入れて人よ生きよ、と言っている。

 そんなことはおそらく知らないであろうお笑いの松本人志が、フジテレビの番組ワイドナショーで渡部建の復帰について語った記事が面白かった。

「もう二度とやりませんなんて、ここでうそついたら駄目やで」by松本

中スポ2月13日記事を抜粋する。

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復帰作となる千葉テレビのバラエティー番組「白黒アンジャッシュ」の収録に、相方の児嶋一哉(49)とともにスーツ姿で臨んだことなどが紹介されると、松本は
「ちょっとなんかもう堅すぎるから、もう少し柔らかく。絶対またやるし。絶対やるんですよ。絶対やる。本人が反省とか、二度とこんなこととか、言えへん方がええねん。またやってしまうと思うんですが、こんな僕を見続けてくださいってね。
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私は人間の本質を良く表したコメントだな、と目を留めた。


 私を含め、あの人はひどい、この人はおかしい、とつい言ってしまう、人の性(サガ)。
人を裁く権利や資格をもつ者は、誰も本当はいないことは明らかだが、どうして私たちは批判したり、裁いたり、叱ったりして、誰かを攻撃してしまうのだろう?

 一人の人が罪を犯すことになった背景にある社会的責任は、社会のすべての人にあることをも意味しています。
と何処かの記事に書いてあった。

 そういうわけで、私はどちらかといえば応援派。辛いことを経験したからこそ学んだ糧をバネに、渡部建には何か良いことを発信する、苦難を知り、神様を賛美する人になってもらいたいと思っている。


by桜子



 
  

日テレのイッテQ!宗男オジとみやぞん出るYo!

https://youtu.be/jHz7EelNe7g

 イモトさんが出産したので、このまま日テレ「世界の果てまでイッテQ!」からフェイドアウトすると思われた、天国ジジイこと、貫田宗男オジ。
 ※過去の話はこちら:貫田宗男おじさん、ついに日テレ専属タレントへ?!

 私のもう1人のオジ(よなよなダンスに見る和田アキ子と、私の叔父さんの不死鳥ぶりがハンパない)が、レビー小体型認知症から奇跡の回復を成したように、天国ジジイも日テレにカムバック。

 今夜7時58分から放送。良かったらぜひ見てください。

じん帯を切った脚は治ったのか?!

今何歳になったんだっけな?!

コロナになってから、オジに会ってないが、
いくつになっても元気で活躍する叔父たちを守ってくださる神さまに感謝。

by 桜子

大雪警報が外れた渋谷の子どもたち

 2月9日に東京で大雪警報が発出された時の話。
 「雪が積もる!」と騒ぐマスコミの報道は過剰だったと思う。NHKも「買いだめを」とアナウンサーが呼びかけるものだから、私はすっかり思い込んでしまった。10日は雪が沢山積もる、と。
 
 よく考えたら、天気も、明日も、神のみぞ知る未来なのに、どうして私は信じきってしまったのか。人はかくも、扇動されやすい。すっかり煽られた私は前日、スーパーへ行けば買いだめにソワソワし、子供用スノーブーツまで買い求めに5店舗も探した。そして、結局のところ、アウトドア専門店モンベルで、雪用靴のパウダーブーツというのをわざわざ購入した。
 ※参考までにこの日は在庫がはけるほど、飛ぶようにパウダーブーツが売れた(担当談)

で、

その必要がなかったのは、皆さんご存知の通り。

  
 ただ、当日は朝から子供たちがいつ積もるのか、と心待ちにして登校した。
うちの子も、ふだんより足取り軽く、新品の靴を履いて、雪道を歩く授業を楽しみにし、放課後に友だちと雪合戦をする約束をしていた。そして、うっすら積もった雪の放課後、娘は帰宅するとすぐ、友達が待つ場所へ出かけていった。



30分後


「こんにちはー!!!」
と、うちの子含む5人が、玄関に勢いよく入ってきた。

私が知らない子どもたちが、目をキラキラ輝かせている。
雪に興奮して、頬はピンク色に染まっており、渋谷の都会っ子でも、子どもらしい表情を見せている。しかも、男女で一致団結しているから、良い空気が流れて、熱量は高い!

娘は「ママ、バケツ取りに来た!」という。
(バケツが必要なほど、積もってるっけ?)
そう思いながらも渡すと、一人だけびっしょり濡れている子供がいて、レインコートも何もない、というから、私は仕事の傍ら、あたふたと、自分のを貸そうと物を出し入れし、忙しくバスタオルを取りに行った。

すると私の背で、

 

「金持ちが、神の国にはいるよりは らくだが針の穴を通る方が・・・・」

と男の子たちが、口々に言う声が聞こえた。

(何言ってるんだ・・・?)


と思いながら、私は洗面所で何枚かのタオルを手に取り、戻ってみると、その意味がなんだかわかった。

原因は、これだ。

これは私が20代に書いた、色鉛筆画だ。
玄関の内ドアに何気なく貼っていたが、誰かに見せるつもりはなかった。
たまたま、本棚から見つかったので、昔を懐かしんで、貼っただけ。


ちなみに、

「金持ちが神の国に入るよりは らくだが針の穴を通る方がもっとやさしい」
と言う聖書の言葉は、それぐらい、神様を信じることは特に金持ちには難しい、という意味だと思う。



あー、これがこんなに注目を浴びるんなら、
もっと分かりやすい聖書の言葉を子供に紹介したかったー!!

という、私の心の叫びは子どもには届かず、(きっと、意味わかんないだろうなー)と私は苦笑した。

そうして、神様ってすごいな、と思った。
あらゆる機会を生かして、神様がご自身を子供たちに現されたこと。
そして、娘の友達を一気に私だけに見せてくださったこと。
私は最近、彼女がどういうお友だちに囲まれて過ごしているのか、知らなかった。


神様は、いつも私たちの想像を超える方だと、私は主を賛美した。
大雪は降らなかったけれど、ハレを私の心に恵んでくれた。

by桜子

オミクロン株感染増でも、幸せでいよう

 私が以前観たニュースではオミクロン株のピークは今日という。1日あたりの感染者数は24000人予想とされていた。それが、今日の日経報道では19798人(17:07現在)とあった。この数字をどうみるか?
 
 専門家ではない私の考察など、どうでもいいのだが、言いたいことは1つ。
予想より感染者が少ないと知れば、気持ちは上向きに。昨日より増えたと聞けば気持ちはダウン。何を基準で物事をみるかで、心が左右される不思議について、今日は考えませんか?


 現在、情報の多くをインターネットが担っている。それでも高齢世帯はテレビが主流だ。報道、といえば夜7時のNHKニュースを信頼する家庭が根強くある。
 それで、眺めていると、ネットでも、テレビでも、コロナに関して言えば、日経平均株価と同じように前日比で報道されており、今は連日、「昨日より増えました」と記録更新され続けている。嫌なニュースを耳にして、気持ちは萎える。不安が煽られる。子どもが感染源と言われて、12歳以下の子どもがいるわが家はどうなるの?

 だが、前述の通り、数週間前の報道予測と比較すれば、今は最悪というわけでもない。子どもも、近所の子に感染したと思しき子がいない。だから、何を見て、どう生きるかは、すごく大事だな、と思う。

 そして、私たちの暮らしぶりに転じて考えてみても、結局のところ、マスクや消毒液が溢れて、生活できている。感染状況事態は悪いけど、最悪よりマシと前向きに捉えられる部分も多数ある。

 コロナは暗い影を落とし、心は曇りがちだ。でも、軸を変えると、幸せになれる。
影響され過ぎず、ビビりすぎずに、幸せになろう。

helen keller
New York Times Co.Getty Images

「世の中には辛いことがたくさんあるけど、それに打ち勝つことでも溢れているの」Although the world is full of suffering, it is also full of the overcoming of it. byヘレンケラー



オミクロン株感染増でも、幸せでいよう。


by桜子

 

 

 

「学校に行きたくない」と子供が言ったとき親ができること

 タイトルずばりの本を、不登校新聞編集長の石井志昂氏が書いている。不登校児だった著者が書いた、当事者に寄り添った内容だ。要約すると結論はただ一つ。子どもが休みたいと言ったら、親は休ませろ!だ。

 きっと、正解だろう。だが、それを選択することが、親には簡単に出来ない。特に共働きであれば、尚更だ。学生である限り、子供の登校問題は続く。行きたくないと言ったら、いつも休ませていいの?!

彼の論理は次の通り。
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・休みたいと訴えてきた場合、当人はギリギリの状態だから、休ませる。
・親は「もう少し頑張れ」と声を掛けがちだが、続けると、当人の限界を超えて休みが長期化の場合がある。
・休んで充電が1日ですめば、翌日は学校へ行ける。傷は浅いうちに対処。一日休んでも大したことはない。
・長期化したときは、回復に時間を要している。子供はいつか必ず立ち上がる。信じて待て。
・休むと勉強の遅れが気になるが、疲弊には休息が必要。勉強はあとからどうにでもなる。
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そもそも、学校へ行く価値とは何ぞや、という話は以前書いた(日曜夜、東大院卒の塾長から電話)。ここでは、まず子供を学校へ行かせるゾ、と決心した親がどうあるべきか、という話。

本では、行かない間の過ごし方はフリースクールの活用程度にとどまっていた。
が、これが最も難しい所なのだ。
子どもを休養させることを選んでも、親はその時どうするか。専業主婦なら楽かと言えば、そうじゃない。一人の時間がなくなるし、年齢によって、子供との過ごし方に限界もある。親子で煮詰まることもある。
おそらく、今は黎明期の後半か、転換期なんだろう。今、この悩みを抱えた家庭は一定数いるし、既にいくつか指南書も出ている。

こういうとき、参考になるのは体験談だ。

知人で中学生活を1年以上休んだ子どもを知っている。彼の場合、日本有数の大学を卒業しただけでなく、周囲の憧れの的になっており、ドラマみたいなサクセスストーリーに仕上がっている。

もっとも、それを知る夫によれば、「そもそも親のDNAが違うからね」と言う。そこで、私は、その事実さておき、とりあえず、そういうときの過ごし方について、そのママへ聞いてみた。

「学校へ行かなくても、勉強しなくても、学校行きたくないと言ったらしょうがないよね。聖書さえ知っていればいいよね。」

「そうそう!」と言う反応を静かに待ったが、即座に否定された。

「いや、桜子ちゃん。やっぱり勉強はね、出来るんならさせたほうがいいわよ。せめて、本だけは、読ませて。今、聖書を読めない子が増えているんだから」と言う。

彼女の回答が正解かはさておき、私は、クリスチャンというのは、神様さえ知っていればあとはOKじゃないのか、と子供っぽいことを考えた。明日世界が滅びると思えば、勉強などどうでもいいが…。
でも、たとえ明日滅びるとも、リンゴの木を植えよう、で生きていけ、と言うメッセージだろう。

Even if I knew that tomorrow the world would go to pieces, I would still plant my apple tree. byMartin Luther


最後に、この本を抜粋して、紹介を終える。


<石井志昂氏の言葉>
・不登校は一番苦しい時期を脱したサイン、休み始めた瞬間から、心の回復が始まる

<東大名誉教授・汐見稔幸氏の言葉>
・社会性のベースは、友達同士でいっぱい遊ぶことではない。「学校に行けば社会性が育つのか。条件として可能性はあるけれども、実際は中身によって全く違う」

・「子どもが赤ちゃんの時に泣いたから…うるさい、バチン!とやっていなければ、基本的な社会性は育っていると思っています」※社会性基礎は0-2歳で育つ

・「今の学校は点数で子どもを脅したりしてね(笑)。そうすると、本当に子どもが勉強したいことを上手に学ばせているとは限らないんですよ。(中略)試験が終わると、すぐ忘れてしまうような知識が多い。それに対して、「僕はどうしてもこれを知りたいんだ。調べたいんだ」ということを中心にカリキュラムを作っていくと、その方が間違いなく一生残る知識になったり、探求心になったりしていく。」


どうぞ、皆さんのお子さんたちが、どういう状況でも、いつも元気で健やかでありますように。

by桜子