月別アーカイブ: 2009年12月

できるプロジェクトマネージャーの基本行動

年末の気忙しい季節に、新宿で研修を受けている。
その名も、できるプロジェクトマネージャーの基本行動(二日間コース)。

社外で勉強できるという点に惹かれて、
椅子に座っていればいいやと、ノーメイクで来てみれば、
チーム制になって発表するという、
コミュニケーションを求められる要お化粧スタイルの授業で、
私は席に座るや否や、
「・・・やっぱり口紅くらいはもってくるんだった」
(↑忘れた)

と、プロジェクトマネージャーにぜんぜん関係ないことへ
思いを馳せた。

しかし、そこで消極的になっていると損なので、
楽しく授業を受けようと、
今のところメンバー(社外の知らない人たち)とは楽しく議論をしている。

そして、その熱心さはこうして昼休みを省いてPCに向かっているほどである!
(・・・といっても、単にブログが好きなだけだけど)

というわけで、午前中に教わった、
【プロジェクトマネージャーに必要な10の能力】

1.テクニカルスキル
2.プロジェクト管理能力
3.業務遂行の能力、ビジネスマナー(仕事変取り組み方や自己管理含)
4.顧客リレーション能力
5.表現能力(発表技術、文章技術)
6.リーダーシップ力
7.マネジメント能力
8.コミュニケーション力(インタビュー、質問、傾聴)
9.提案能力
10.ネゴシエーション力

・・・こうしてみると、私は日ごろIT音痴にひけ目を感じているのだけど、
テクニカルスキルなんて、必要な能力のうちのたった一つで、
たいしたことないじゃん、と、思ってしまいました。

今日はオチはありません。
更新は減っているかもしれないけれど、元気で(?)勤務しています。
心配いただいた方、ありがとうございます。

m(__)m

働く女の現場から

NTTグループの東海林桜子です。

いま女性の社会進出が当たり前の世の中で、
企業や業態を問わず、多くの女性が悲鳴をあげています。

本日は東海林桜子が、働く女性の現場をレポートします。

No.1【セクハラ】

東海林桜子 「セクハラを受けているんですね?」

Cherry    「いやー、そういうとオーバーですが・・・。女性だから、
         というので、よくからかわれています」

東海林桜子 「ほう。例えばどんな?」

Cherry    「例えば…って言われちゃうと、すぐに出てこないですけど」

東海林桜子 「では、昨日はどんな日でしたか?」

Cherry     「ああ、確かに色々言われました! 
         今でこそ仲が良い方なので、私もまったく気にしていないんですが、
         知り合った当初はかなり戸惑いましたね・・・」

=========(Cherryの昨日回想シーン)=========

PM2:00 クライアントを訪問する。

 「こんにちはー」

お客様、ちらっと私の顔をみる。
私、いつも指定の会議室の席に座る。

 「あれ、今日は綺麗じゃない?」

おっと、また来た。しかし、私もたくましいんだぞ。

 「今日、です。」

お客様 「そうだね、ハハハ」

しかし、敵もさるもの。15分後に攻撃は再開される。

「なにか、いつもと違うね・・・。
 あっ、わかった!眉の形を変えたでしょう?」

上司、驚いて私を見る。「気づかなかった・・・」

私 「いや、まったく変えてませんから。」

お客様 「ううん、絶対なにか変えてるよ。色かな?」
 (と言いながら眉を化粧する仕草をする)

※実はいつもと若干違うアイブローを使っていたが、
 しかしプライベートに顧客への説明責任はないのでスルーする。

30分後、パソコンを叩く私の手元を覗き込んだお客様。

 「あれ、今日はどうしたの!?マニキュア、塗ってないね。
  わかった!彼氏のとこ?ん!?(家から)直行!?」
 (といって、手であっちの方向を示すジェスチャー)

私、無言で笑顔。 (よくみてるな~・・・)

※香港へ行っていたため、マニキュアケアが出来なかった。
※個人的には非常に気になっていた。

お客様 「ほら、だれも君のことかまってくれないでしょう?
      だから(僕が)かまってるの」

そこから30分後。7人会議の席でコンテンツ話をしていたときのこと。

お客様 「ウエディングコンテンツを生かすか、削除するか。
      ここに独身女性が二人いるからねえ、どうしようか」

私     「・・・」
      ※この話と自分が独身の関連性はゼロ

他社女性 「・・・」
       「削除しておきましょう。削除したら私の婚期が延びるかも
        しれませんが、そうしましょう」
    
私、吹き出す(笑)

お客様  「そう?そうね(笑)」

私は思わず大声で言った。 「独身とこのコンテンツに何の関係もないから!!」
 

・・・すでにタメ口になっていたのは言うまでもない。

※ただいま私のセクハラ体験募集中⇒sakurako*magnet-net.sakura.ne.jp/sakurako-wp/images
(*を@に変換してください)

※実話ですが、顧客との関連は良好です。
※顧客もホントは非常に良い人です。

香港「世界中小企業EXPO」3日間の旅

12月4日~12月6日、NPOの仕事で香港へ行ってきました。
いろんな幸運に恵まれて、ハードスケジュールでしたが、感謝な出張でした。

JAL桜子ラウンジ、もとい桜ラウンジ。(Sakura Lounge at Narita airport)
jpg11.jpg jpg12.jpg

ホテルシェラトン香港に宿泊(Stay at Sheraton Hong Kong Hotel)
P1020048.JPG P1020047.JPG

HKTDC主催「世界中小企業EXPO」を視察。(at Convention & Business Center)
マレーシア出展社の方と仲良くなりました(Malaysia booth)  
hongkong1204.JPG
↑すごく良さげな人たちでしょ?
They’re very nice.I did enjoy talking.

彼らが売り込んでいたのは、缶のプルを抜くと温かくなる飲料。
HongKong12071.JPG

それで缶を一つ取り出し、「プルを抜いてみて」と言われたのですが、
「え~、もったいない、そんな面白いの、日本に持って帰りたい!」と嫌がったら、
お土産にチョコレート味の缶をくださいました。(香港では非売品?)

翌日は在香港日本総領事館の岩崎領事と打合せ。
HongKong.JPG
「(プロジェクトが多忙で)一睡もしていません」by岩崎氏。

なのに、お茶をご一緒しただけでなく、
(途中、別れた後また落ち会ってて)
夜も付き合ってくださいました。

感謝、感謝。

その後、23時から1時半過ぎまで理事長とお疲れさま&打上げ会。
シェラトン最上階のバー。
jpg7.jpg

jpg6.jpg
祝杯といったら、やはりワインよりシャンパンでしょう。
P1020061.JPG

翌朝はボスのリクエストによりペニンシュラで朝食。
※しかしペニンシュラはもはや観光地という噂(地元談)。
jpg9.jpg jpg8.jpg

・・・ちなみに、羽振りがいいわけでなく、
まあ、観光は一切してないのでこれくらいは、と奮発!?

なにはともあれ、事件や事故に遭うこともなく、
何もないと無事故=当たり前と思いがちだけれど、
無事に終わって、守られたことに感謝でした。

友達の結婚式

同い年の友達が、結婚した。

お相手は、一流大学の大学院を出て、
優良企業に勤める研究員である。

だがその点、私の友も全く引けを取っておらず、
有名女子大を出て、欧米等へ学会に出かける才女である。
br_003.jpg

と、いうことを結婚式に出るまで、すっかり忘れていた。

披露宴の祝辞を聞きながら、菜々子ちゃんが昔、
「来週から学会なの~」とか言ってたな、と思い出し、
色んなスピーチを聞きながら、改めて彼女の有能さを知り、
ふだん知らなかった面を聞いた。それは、次の通りである。

●入社倍率40~60倍の難関を突破してノーベル賞受賞者もいる研究所に入った。
 (と、教授が仰っていた。私にはそんなことは一言も言ってなかった)
●日頃はノーメイクだが、この日はお化粧をしていてとても綺麗だった。
 ※1週間前に彼女は「(式では)お化粧するけど笑わないでね(笑)」
 と言っていたが、笑うどころか美しかった。

さらには彼女の幼なじみが次のように彼女を評していた。

「奈々子ちゃんて、ピアノもテニスも何でも出来る。
 出来ないことなんてないんじゃないかな?」

えーーーーーーーーーーーーーーーー! 

だが、周囲もウンウンと頷いているではないか。
(知らなかった!奈々子ちゃん、もっと私に自慢して~)

しかし、そこが彼女の彼女たるゆえんを良く表しているエピソードである。

彼女は控えめな、女性なのである。
先ほどから聞いているとスーパーウーマンのようだが、
私から見ると普通の女性であって、
どっちかといえば、能力よりも性格が特筆の、心優しい人である。

おまけに、恥を晒すようだが、彼女はいつも私を褒めてくれるので、
私は自分が凄いのかと思っていたが、現実は反対であった。

(なんだ、勘違いしてたわ。裸の王様だったじゃないのー!)と、
空想の中にいる彼女をぽかぽか叩いた。さっそく彼女にこの話をしよう。
そしたら、きっと笑ってこう言うはずだ。

「えー、桜子ちゃん!私、何も出来ないよ~」

しかし。その日の彼女は、最初から最後まで才女のままだった。
私が知っている、「出来ないよ~」という奈々子ちゃんではなかった。
宴もたけなわで、私は頭の中がこんがらがっていった。

“私は彼女の友達じゃなかったっけ?”
“今までこんなに優秀な人の傍にいて、何も教えを乞うてこなかった・・・”
“いったい今まで彼女の何を見てきたのかしら?”

と、少なからずのショックを受けていた。

それでも、その日は結婚式だ。ともかくめでたい!と結婚を祝福し、
良い気持ちでさっさと眠ろうとして

・・・まったく、眠れなかった。

ベッドに入って電気を消した途端、
目から水がぽろっとこぼれた・・・。

“なにかしら、これは!? ”

結婚式と披露宴で、涙の1滴も流さなかったのに、
目からぽろぽろと涙が出ていた。

とまれ、と念じても止まらなかった。

出会ってから今日までの日々が走馬灯のように浮かんできて、
今すぐ彼女の声が聞きたくなってしまった。

だが、そんなことは結婚式初日に出来るわけもなく、
ただただ悲しくて、何が悲しいのかよくわからないまま、夜を過ごした。

そして、数日後。
悲しみは徐々に癒され、私には次第に結婚式の概要が分かってきた。

私にとって彼女は友達以上の、やはり家族ともいうべき、
身内の存在だったのである。
だから私の及ばない人(夫)の手に渡り、
知らない世界へ旅立ったのは悲しかった!

そして、最後に、彼女が結婚式で見せた姿。
あれは、コインの表であって、私が見ていたのはコインの裏側だったのである。
(※意味がわからない人はコインの裏側をクリック)

だから、私はそこで落ち込むよりむしろ、喜ぶべきだったのである。
両方の側面を知っているからである。

そんな単純なことに気づいたとき、私はとても嬉しくなった。

友達が結婚することは、かくも深いものである。
この年になって、また新たに結婚への想いを深めた。

と、私は心底、驚いた。