元電通で文筆家兼コンサルタント、山口周氏インタビュー

「世界で最もイノベーティブな組織の作り方」「外資系コンサルの知的生産術」「読書を仕事につなげる技術」「天職は寝て待て」など、多数のビジネス本を出す外資系コンサルタントで元電通・ボストンコンサルティンググループの山口周氏は現在、住まいを葉山に移し、朝はボディーボードを楽しみ、夜は薪ストーブの火を眺める、という優雅な暮らしを送っている。

折しも、葉山には私の好きな友達パリちゃん一家が住んでいるほか、
近所のママ友の別荘もあり、私にとっては大切な人たちが生息している場所。
そこに彼も加わってしまった。

にしても、現役バリバリで、なぜいま、葉山に?!

色んな疑問に答えてもらいました。
他のビジネス誌には乗っていないような話も聞きだしたと思うので、ぜひ、ご一読いただければと思います。
こちら→桜子が聞く!先駆者たちのワークライフバランス

Yamaguchi_Shu_Sakurako
「今の生活の満足度は80点。あと、20点は勉強会やれたらいいと思うんですよね。なぜって?なんか、その方がかっこいいから。僕はほっとくと何もやらないんですよ。デレデレするのも、大好き。寝るのも、大好き」
by Shu Yamaguchi

#2018.12/16追記:彼の18年ベストセラーはこちら!

せっかく検索してきてくれた方のために、記事化してないインタビューのさわりをのせる。(特別に。m(__)m)

魔がさして、葉山にきてしまった!!

 私は山口の電通時代を知っている。忘年会などの節目に飲む仲だった。だが、この5年間は音信不通になっていて、連絡を取るのに苦労した。書店に並ぶ本で、彼の近況を知った。久しぶりに会えるかどうかも、正直心許なかったが(活躍し始めると冷たくなる人もいる)会うと、「いやあ、連絡くれてありがとう。最近どうしてるの?」と、“友達”だった。
 
 前と態度が変わらなかったので、最初は敬語を端々に使っていた私であったが、思い切って、「その頭どうしたの?」とタメ語で聞いた。私の知る限り、坊主姿をみたことがない。まるで、ナチュラリストに転向したのか、僧侶みたいな頭になっていた。
 イメチェンだったのかはさておき、彼は昔と違って、生活を大幅に変えていた。

桜子「山口さんの今の暮らしは理想的ですね。“この生活を手に入れた”という実感はありますか」

山口「あります」(きっぱり)

桜子「おおっ、期待に応えてくれますね!ちなみに一日の平均的な過ごし方は?」

山口「うまくいったと思える日は、朝4時起床。物書きをして7時に子供たちと朝食をとり、仕事の後は18時帰宅。家族と夕食をとったら21時に就寝」

桜子「21時?!そんな生活を意識し始めたのはいつですか?」

山口「10年ぐらい前です」
 当時は30代半ばで、BCGにて毎晩帰りは午前様だった。一日の平均睡眠は3、4時間という中で初の新書「グーグルに勝つ広告モデル」を出版した。

 ☆ちなみに、実はこの時も私はインタビューしていたのでした(!)当時の取材はAscii.jpで書いたんですけど、今読み起こしても、プッと笑っちゃうのは、山口周とのこぼれ話を記したこちら。インタビューしたときの受け答えから、臨場感をお届けできると思いますw