月別アーカイブ: 2007年8月

さようなら御成門、こんにちは神保町

長年通い慣れた建物にさよならを告げ、今日から神保町勤務になった。
オフィスも人も知らない人ばかり。およそ転職に近いものがある。

早めに来たら居室には誰もいなかった。
鍵すらかかっていてドアが開かない。

隣居室の総括と思しき方に伺ったら、
鍵の在り処と開け方を教えてくださった。

「この建物のことはさっぱりわからない」と言ったら、
給湯室とお手洗いの場所まで教えてくださった。

・・・お手洗いぐらいは分かっていますけど、と小さく突っ込みをしたが
あまり笑いはとれなかった。それはさておいて、という感じで給湯室へ行く。

給湯室にはポットがあった。

これは僕の、とスタバの大きなタンブラーを指される。
「あ、私もスタバです~」とちょっと盛り上がる。初笑い。

どうやら冷蔵庫はなさそうだが、お湯があるので大喜びしていたら、
(私が)コーヒー好きと気づいて、
ご自身のコーヒードリップを引き出しから6袋出し「どれがいい?」と仰る。
コロンビア、ブラジル、エチオピア、ヨーロッパ・・・
迷っていたら3袋もくださった。

親切そうな方に出会えて良かった。
仲良くしていただけそうな方を一人発見して、ちょっと幸せ。

というわけで、今日はその貴重なドリップからコロンビアを選び、
一人しみじみと珈琲を飲む。

今日から隔離された静かな暮らしが始まる。
20070813123636.jpg コロンビア入りマイタンブラー。

近頃、ある歌詞が流れてはつい考えてしまう。

最近曲を聞いたわけでもないのに、流れるのは自分の心を代弁しているからではないだろうか

尾崎豊のシェリー
俺はけして間違ってないかい?
俺は真実へと歩いてるかい?

(むかし昔、そばにいた人が聴きまくっていたので私も覚えてしまった。それまでは尾崎豊すら知りませんでした)

日本マクドナルドからの贈り物

このあいだ、カラー変換機でマクドナルド(マック)のロゴ色遊びしてみた翌週、
日本マクドナルドから、コーヒー無料券が100枚届いた。
20070807084300.jpg

「あなたはマックの広告宣伝活動によく貢献してくださいました」

って、書いてなかった。

からくりは・・・

単にマクドナルドにお友達ができた、という、それだけ。
(ここでひとつ「どんだけ~っ!」と叫んでおこう)←フォント6ぐらいで読んで下さい。

あ、でもお友達は、ドナルド、じゃないです。(←一応、オチ

・・・いかん、溶けそうな暑さのせいでいまいち日記にキレが・・・(汗

追伸:そんなわけで、ただ今、私の近くにくると、
もれなく無料コーヒー券を差し上げます。
(残り、あと60枚、数に限りはあります(^^))

恐れなくていいものと恐れるべきもの

恐れなくていいもの
 人。他人の評価、噂話。

恐れるべきもの
 神様。

この、恐れなくていいものを、私たちはとかく恐れがちである。
「人を恐れると罠にかかる(箴言)」
だそうです。

で、恐れるべきものを、私たちはとかく軽んじてしまいがちである。

ご近所、異臭騒ぎ(後編)

「あれ面白いねぇ♪」と上長が両目を「八」の字にして笑っておられる。
あんまり笑顔が絶えないので、思い切って続きを書く。
  ※これまでのお話:「ご近所、異臭騒ぎ(前編)」:「(中編)
  ※一応断っておくと、私には真剣な問題なのでちっとも面白くない。

さて、後編。

そう呼ぶからにはオチが必要だ。
が、いかんせん、オチをつけようにも、どうしたらいい?
思えば、そもそも、何がどうなるとエンディングを迎えるんだい?

が、神様はスゴイ。なんと、エンディングを迎えたのである!!!


数日前、こんなことがあった。
真夜中に、突然、隣のお兄ちゃんの声がしたのである。
「もう、やぁーめぇーてぇーっ!!!」

びっくりして目が覚めて時計を見たら2時近い。
金縛りにあったみたいに、ベッドの中で身を硬くする。

  Σ( ;゚O) な、なにごと!?

理由はすぐ分かった。
お兄ちゃんが間髪入れず、叫び続けたからだ。

「もう 開けないでーーっ!」

「いーらーなーい」

「食ーべーなーいーっ」


察するに、おばさんがお兄ちゃんに夜食かおやつを持って
お部屋に入ろうとしたのをお兄ちゃんが嫌がったらしい。

こんな時間に夜食・・・(x_x;)という私の寝言はともかく、

その夜はお兄ちゃんも大変だなあと思い起こして切なかった。
お兄ちゃんもおばさんのことで悩んでいるのかもしれない。

と思ったら、まさに昨夜!

お兄ちゃんが我が家にいらしたという。
お菓子折りをもって、いらしたそうだ。

曰く、お兄ちゃんのお父さんが先般亡くなったこと、
それもあっておばさん(お兄ちゃんの母)がちょっと状態が悪いこと
ついでに昔からおばさんはあまり綺麗好きじゃなくて・・・云々
加えてお兄ちゃんは1年半前から働きはじめた、ということであった。

そう、ここで、これまで不思議に思われたであろうテーマ
「なぜお兄ちゃんはおばさんへの対応をしなかったか」
ということに少し触れておくと・・・

お兄ちゃんは、ちょっと一般の人と比べて変わっていて
知る限りでは、かなり長い年月、働いていなかった。
裕福なご家庭なので経済的不便はなかったらしいが、
朝にお見かけすることはなく、いつも夜になると活動していた。
(合気道?などのシュッ、シュッという運動音やハーッという声が聞こえていた)

だから、そのニュースは私たちを喜ばせた。
それはお兄ちゃんの生活に社会との接点をもたらし、
新たな変化を引き起こしたのではないだろうか。

脱線したが、

ともかく、お兄ちゃんがわが家に来てくださったことで様々な状況がわかり、
安堵すると共に、我が家も余計なおせっかいをしなくて済んだということで
ほーーっとしている。

何のプロットもなく、前編・中編と書き始めたが、
なんと、ありがたく後編をこうして終えたのである。

ふと、これも神様のお陰だなあと(ブログのプロットも含めて)うれしくなった。

(^^)ニッコリ。

追伸:お兄ちゃんを思うとき、ふとそれが20年後の自分に重なる気がするのは錯覚だろうか。高齢化問題はけして他人事じゃないよね。(ボソ)