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** ****・IT業界で働く、VIVA! 桜子の超気まま日記・**** **
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■「桜子の部屋、お友達の輪その30」編 VOL.172
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株式会社きざしカンパニー
代表取締役専務「稲垣 陽一」氏
最近はヤフーの「Yahoo! トレンドワード」に検索・言語解析技術を提供され、また昨年は
NHK「つながるテレビ@ヒューマン」へデータ提供して、ブログから消費者の声を聞くという
新たな切り口の情報番組を支えた、大活躍のきざしカンパニー。
番組が始まる前から、きざしサイト(http://kizasi.jp)を見ていた私は、半ばファン心理で
応援していたら、昨秋たまたま同社の方とお知り合いに !! というわけで、本日は時系列共起
パターン解析エンジン『kizasiサーチエンジン』を開発した、稲垣陽一さんにお会いできた。
稲垣陽一さん。
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★稲垣陽一さんの簡単なプロフィール
東京大学卒(41歳)東証一部上場のSI企業シーエーシーにて96年から2年間スタンフォード
大学の客員研究員となり、ナレッジベースシステムや情報共有システムの研究開発を経て、
2002年から次世代型の検索エンジンの研究開発に取り組まれ、 「ブログの話題の変化の
きざしが見えてくる」時系列共起パターン解析エンジンの 『kizasiサーチエンジン』を開発。
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桜子 :東大卒業の3ヵ月前に就職活動を急に初めてCACに入られたとか。
稲垣氏:東大のすぐ近くにあった就職センターで会社案内をもらって、行ってみたら
350名ほどの企業で(当時は未上場:9年後上場)、わりと雰囲気がよくて、
小規模なのに優秀な人たちが集まっている、という会社だったんです。
桜子 :そこでは、誰も手がけていないようなものをやりたかった?
稲垣氏:そうですね。まだ、インターネットとかパソコンの世界というのは、未知で
したから、これに触れれば何か面白いことが始まる、と。
桜子 :96年から2年間スタンフォード大学に行かれたですよね。試験があった?
稲垣氏:CACはスタンフォード大学のコンピュータ・フォーラムに加盟していました。
フォーラムには客員研究員制度というものがあって、スタンフォード大学に行く
機会があったんです。上司が行こうとしていたものの、当時はそれが叶わなかった。
それでその夢を僕に託したという・・・。
桜子 :良い上司に恵まれましたね!(^◇^)
コンピュータサイエンスの研究室で、PCのセットアップをGoogle創始者の、
ラリー・ペイジ氏がしてくださったんですよね。
某サイトで「異常な天才ではなかった」と発言されておられましたが?
稲垣氏:ああ(ノ_< ;)
あれ、まるで上から言ったみたいで誤解を招きそうなんですが、そういう意
味じゃないんです。天才ですよ。
でも、彼もごく普通の人間でGoogleを作って、今に到っている。そういう過
程の彼に触れたことで、自分とはかけ離れた世界で新たな可能性が開かれる
のではないということを知ることができた、そういう意味合いです。
桜子 :その2年間で得たものは何でしたか。
稲垣氏:これは後から気がづいたんですが、縛られていない、自由な価値観で仕事を
している人が多いということですね。一般的に、日本人は発想に制限がある
じゃないですか。大企業であれば、組織があって、縛られている。
新しいサービスをやろうと思っても、いいの??となる。これしちゃいけな
い、あれしちゃいけない、と考える。彼らにはそれがないんですよね。自由
なんですよ。
桜子 :稲垣さんは現在、kizasiの基盤を作られて、研究されたもののアウトプット
をなされたわけですが、研究者の中には、何もコレといった実績を出せずに
おられた方もいますよね。芽が出る人と出ない人の違いは何ですか。
稲垣氏:(しばし沈黙)タイミング・・・は、重要ですよね。
(あとは・・・運???(。。?) ←小声)
でも、僕、これで成功したとは全然思っていないですよ。まだまだ途上で、
これから、なんです。ただ、今kizasiがあって、期待は頂いた、とは思って
います。
桜子 :では、そんな稲垣さんの生き方に影響を与えた人物は?
稲垣氏:(・ー・*)潮と田中・・・ですね。 でもこれ、言っちゃいけないかも(笑)
潮(きざしカンパニー代表取締役社長)は、事業化など手がけてきた人物で
彼が僕に「人生観、これで変わるかもよ」と声をかけてきたんです。
初めて話した際、これは増幅し合える相手だな(笑)、と思いました。
田中(きざしカンパニー常務取締役)とは、リノベーションプランといった
新規事業の検討プロジェクトで一緒になって、波長が合ったんですね。
三人で企画を練ってきたんです。
桜子 :わ、素敵ですね。では、目標としている人物はいますか。
稲垣氏:・・・。
桜子 :特に、いないですかね(笑)
では、落ち込んだとき元気づける言葉とか思い出すことはありますか。
稲垣氏:僕、小学校の時からサッカーをしているんです。調子が良いときはなんでも
上手くいくじゃないですか。でも負けているとき、ネガティブなときは、本当に難しい。
僕はそういうときこそ、人の真価や本当の実力が問われると思っています。
傍目からは、そういうことを考えている人には見えないかもしれませんが(笑)
桜子 :ストレス解消法はどうしているんですか?
稲垣氏:とことん向き合いますね。
例えば、分からないプログラムがあった場合にはとことんまで、考えます。
いくところまでやってみる。それで、頑張って、頑張って、もう十分、やりきった、
限界だ、というところで寝るんです。達成感がないのは嫌なんですよね。
桜子 :興奮してしまって、神経が昂ぶって眠れないというときは?
稲垣氏:そりゃ、起きてればいいんじゃないですか?
桜子 :(爆笑)そうですね。
桜子 :では最後、稲垣さんにとって仕事とは何ですか?
稲垣氏:また難しいことを・・・。いまは、kizasiというサイコロを投げられた状態で
『さあ、どうする?』という状況なんです。そんな緊張感の中でやっていきたい
と思っています。
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#稲垣さんには、某サイト記事を事前チェックした上で、質問をさせて頂いたのですが
その話を伺うたびに「そんなこと、言ったっけ!?」と仰られて、大笑い。穏かな雰囲気で、
飾らず、気どらず、自然体にて、人気者との噂に納得です。そういう方に人が集まらない訳
けないですものね(^^)
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【写真撮影のおまけ話】
私 :稲垣さん、このカメラで撮ってもいいでしょうか?
稲垣さん:(あっさり)ああ、いいですよ。何なら寝そべりましょうか。
一同 :爆笑。
※某取材では写真撮影で寝そべられたという。
私 :せっかくだから、ぜひMさん(広報の女性)も。
Mさん :ええーーーーーっ!?結構ですよ、私なんて!!
私 :一緒に映っていただくとかわいらしいですし、ぜひ。
稲垣さん:じゃあ、三人で撮ろうか。あ、でも(桜子さんは)表に出ないんだっけ。
私 :いや、いいですよ。あとで私にモザイクかけますから。
稲垣さん:(≧Σ≦)ぶっ・・・モザイクー!!?(爆笑)
Mさん :星(★)っていう手もありますよ。ほら、目に★2つとか。(にっこり)
私 :いや・・・いくらなんでも星っていうのは(_ _。)・・・←どよーん
一同 :大笑い。
かくして撮ったお写真。とてもキュートですよね!?(結局Mさんに無理して入って頂きました)
楽しく取材に大感謝!
by桜子