日別アーカイブ: 2023年3月1日

ラグビー最強のオールブラックスに会いたくて

「せっかくNZに来たんだから、オールブラックスの選手にインタビューでも出来たらいいね、ハハハ」
と、渡航前に冗談の一つとして軽口を叩いていた。
が、この3日間でオールブラックスとのご縁が見つかった。

①元ボディーガード
金曜に、ニュージーランドで差し歯を接着と歯医者に行ったとき、会計を済ませている私たちに「日本人?」と話しかけてきた男性が居て、「Oh!YURIGAOKA(新百合ヶ丘、と言いたかったらしい)Me?Bodyguard!」と胸を張る男性が居た。
彼は元ボディーガードで、日本企業の経営陣AやBを知っている、でもそれは言うなって言われているんだけどね、ハーハーハーッ」と笑った。

私たちは、狐につままれた感じがして、「いやー、そんなわけないじゃん、またまたー、信じないよー」と英語で臆せず告げたが、「ホント、ホント」と言って携帯の写真を見せ始めたが、私たちはその企業のAさんやBさんを知らなかったので、FBでつながってみると、確かに元ボディーガードと経歴には書いてある。

今まで、散々な目に遭ってきたから、今度はいいことが私たちの身の上に起こるのね、と私は浮足立った。そして、彼が日本語を知らないのをいいことに、「どうする?この人とちょっとお茶でもして話を聞く?」と目をハートにして夫に聞いたが、彼は心底嫌だ、という合図を私に送って来た。

結局、惜しむ気持ちのまま、その場を離れたが、後で彼はこう言った。

「今まで嫌なことがあったから信じるなんて、そんなの、一番ダメなパターンだよ。宗教で壺を買う人みたい」

「あの人の話、嘘に決まってるじゃない。オールブラックスの試合でボックス席を用意する、だの、フィジーにタダで連れてってあげる、だなんて、あるわけない。」

でも私は今でもほんのちょっぴり期待している。「いや、用意してもらえるかもよ」と。



②オールブラックスの選手の代理人
毎週日曜、私たちは2つの教会に行っている。午前中に、近所のローカルチャーチに出かけ、午後になると、日本人のための教会へ今日まで欠かさず通い続けている。

先日、家が見つかったので、安堵のあまり、「毎週教会通いも大変だから、午後の日本人は休もうか」と私はつい、言ってしまった。
しかし、家が見つかったら行かない、とは余りにもご都合主義すぎる。「やっぱり行こう」と思い直して、遅刻して教会へ行った。

そこではもう、礼拝は終わっていたが、最初に会った男性(実は1月に会っていたが、会話する余裕が私はなかった)と会話のラリーが続き、聞いていると、なんだか幸せの青い鳥はここにいましたか、という状態になった。そう、つまり、彼こそ、オールブラックスの選手を束ねるニュージーランド人であった。

「それじゃあ、今度インタビューさせてくださいよ。私、ブログやってるんで。」と言ったら、「ああ、いいですよ」と言われた。

そういうわけで、3月末の更新を楽しみにしていてください。

by桜子

幸せなニュージーランド生活

ニュージーランドの夏が終わった。
夜20時を過ぎても明るいオークランドの夜が、少しづつ終わりに近づいていく。


私たちの悲惨な夏(Season2:ニュージーランドの家探し~最終回苦しいニュージーランド生活)は、住まいの発見と共に終わった。神様は、家を与えた3日後には、主人の歯をすみやかに接着させて、娘も無事にニュージーランドの学校生活を送っている。

朝、目覚めることが、喜びに変わった。

負担だった料理は喜びへ。
移動生活で苦しかった食材選びや調理法の負荷が激減し、
なんでも買っていい生活になった。

暮らしが落ち着くと、子供も大人もリズムが出来る。
生活パターンが少しづつ、私たちの中に出来始め、
学校の送迎も板につき、家で出来ることの選択肢も増えた。
時折、夕食を終えると、親子3人で手をつないで、海岸を散歩する。

幸せなニュージーランド生活が、滞在2か月にして、やっと始まった。

引っ越しして初めて迎えた週末、家のベランダから見えた見事な虹

これからは、ニュージーランドの暮らし、学校生活、また出会った人をご紹介し、日常を綴っていこうと思う。
私たちの滞在も、残りあと1.5ヶ月。

心置きなく、ニュージーランドを味わっていけたらうれしい。

by桜子


神のなさることはすべて、時にかなって美しい。(聖書)