月別アーカイブ: 2021年11月

心、この不思議なるもの

今日はもうダメだ、と思った。

似た境遇の人に、自分の境遇を訴えたら、気持ちをわかってもらえるかもしれないと期待した。
もしかしたら、慰めや、示唆に富んだ言葉が返って来るかもしれない。

だが、瞬時に飛んできたリプライは見るまでもなかった。人に、多くの愛を求めるのは酷というものである。

時折、私の周りにいる、すべての人が自分の敵のように感じるときがある。が、落ち着いて考えれば味方は多い。仮に、たとえ、一人だったとしても、私には神がいる。
それが、信仰だ。


神はいる。
全てのことに意味はある。
必ず、すべては益に変えられる。


聖書をふだん信じていて、私は毎日、祈っている。心から信じているつもりなのに、本当に信じてはいないのではないか、と揺さぶられる時がある。
私は、朝、近頃はきちんと祈っているから、きっと穏やかな顔をしているに違いない、と思っていたが、私の見ている鏡と、家族が見る私は、違うものが映っているらしい。
私はいつも怒っている、と家族は言う。

いや、神様、もうダメです。私は、いっぱいいっぱいです。誰も助けてくれません。

夜明け前は最も暗いーーと言う言葉を思い出しながら、私は嘆きや呟きを抑えようとしながらも、こぼれていく心を抑えられなかった。

けれど、しばらくして、もう一度その言葉を思い出してみる時、空が最も暗いなら、まもなく陽は昇る。東から朝日がやってくるのではないか。だとしたら、今が堪えどきである。




明日もやっぱり、祈ろう。
この道を信じて、ついていくしかない。

泣いたカラスはもう笑っていた。


  

元F1レーサー中嶋悟さんと私の密時間

今月初めの朝、夫がボソッと、「中嶋悟かあ・・・」と呟いていた。

その意味を、数日後、日経新聞朝刊を開いて知った。

文化面にある「私の履歴書」が、今月は中嶋悟さんで、私は以前、お会いしたことがある。それも彼の事務所で。インタビュアーとして、車も良く知らず運転免許もない私が、厚かましくも、手作りの質問を携えて、彼に応えて頂いたのである。


いや、ありえないでしょ?!F1業界のレジェンドだよ!
野球で言えば、王貞治か長嶋茂雄、
サッカーで言えば、キングカズ(もしくは釜本?)
そういう人に、話を聞いた、ってことでしょ?! 

私はただの一般人でーーーーーーーーーーす!!!

(*´Д`) ハアハアハア…

私はこのことを思い出すと、彼に限らずこれまで多くの著名人にインタビューができた過去に我ながらビックリする。が、すべて神さまと、皆さんのおかげ。会社の人や、友だちにどれだけ助けられただろう。
次の聖書の言葉を思い出すのだ。

「富む者と貧しい者とは互いに出会う。これらすべてを造られたのは主である。」(箴言22:2)


別に私が貧しい者ってわけじゃないけど(笑)、人生はこのようにして、有名な人も無名な人も交錯し、出会いも別れもあって、機会があるから面白い、と思う。

ちなみに、どんな文章を書いたかな~と過去記事をググってみたら、なんとその72:F1界の“神” 中嶋悟氏が、消滅~!どんだけ~!まぼろし~!!(IKKO風にね)

(涙)。


もうあの記事、要らなかったですかね。
それなら、私が記事を復活させちゃいますけど・・・。
誰かインタビュー連載をまた、私とさせてください。ご連絡お待ちしてます。

by桜子

追伸:不登校の居場所づくりに関わっている私のお友達が、インタビューを受けました!聖書を片手に生きる証です。主にクリスチャン向けと思いますが、ラジオ感覚で楽しめると思うので、神さまを信じていない人も、良かったらぜひどうぞ~。

Podcast:ニコラスまどかさんのインタビュー「縦から横へ、コミュニティの中の教会」

Never Let Go Of Me /私を手放しません

季節は冬に近づいているが、私の今夜は、夏一色だった。

 なぜかというと、Never Let Go Of Me という数年前の夏の音楽に、聞き入っていたからである。懐かしい…。素晴らしい曲だ。なんて、秀逸なリズムなんだろう・・・!

 以下に紹介するのは、アメリカ各地の教会で毎年行われるサマープログラムで提供された一曲だ。そのサマープログラムを、Vacation Bible School (略してVBS)と言う。アメリカ発だが、日本でもそのプログラムをやっている教会があり、私の娘は数年前から、夏になると参加していた。
 ちなみに、年によってテーマは変わるが、以下は「難破船(Shipwrecked)」というテーマに括られた一曲だ。(例年5曲ほど学ぶ)

 ずいぶん難しい単語を小さな子供たちに教えるんだな、と当時は思ったが、神さまを見失う状態を難破船、と表現する発想の柔らかさに、さすがアメリカの教会、と思った。そして前置き長くなったが、ともかく、一度、聴いてもらいたい。これもまた、クリスチャンが聴く音楽の常識を破るものである。

※ティーンらによるダンスのVBS。なお、この教会や団体のことは私は一切知りません。


ちなみに、娘たちはこんな難易度の高いダンスは出来ず、以下のビデオが近い。今度は歌詞付きなので、もう一度良かったらぜひ、聴いてみてください。



ブログに、このVBSのことを書いた日はなかったかな、とググってみたら、5年前の記事が見つかった。(VBS at Daikanyama

初参加は、6年前か、5年前だったのか。アメリカンスクールの夏のプログラムは高額だと聞いたが、娘のこのVBSはなんと無料であり、雰囲気はアメリカンスクールに負けないと思う(行ってないから分からないが)。ちゃんと、スナックタイムもあれば、ダンスも工作も運動もある(笑)。
 150人程の子どもたちで、歌って踊る5日間で、最終日の午後は親も参加して、私も大いにその期間を楽しんだものだった。

懐かしいな、懐かしいな、とお風呂場にまでスピーカーをもっていって、聴いていたら、子供が「泣きたくなった」と言う。

私にとって、あの時間はけっこう貴重で大事だったんだな、というようなことを呟いている。そうだね。そうかもね。今はあんな風に謳って踊れないものね。泣いてもいいよ。と私は言った。


しかし、お風呂から上がったら、
「なんか、曲聴いてたら、元気が出てきた・・・」
と言った。

そうだ、神さまは私を手放さない、なんて言われたら、元気がみんな、出るもんね。

by桜子

お弁当づくり

前の晩に下ごしらえして、朝からお弁当作り。目覚ましを普段より1時間早くかけて就寝するも、緊張して、よく眠れなかった。

朝、起きるのに失敗したら、炊き立ての白米が出来ない!

ということで、緊張。

寝ながら具はどうしよう、と考えては、アイデアを練り、

出来上がったお弁当。

「力、入れすぎじゃない?」と苦笑する夫。

キャラ弁など、やる人の気がしれない、と思っていた私だが、この年になって目覚めた。

お弁当箱を開けた時、

少しでも笑顔になってくれたらいい。

親心である。

「いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です。」第1コリント13:13

by 桜子

ヤバいぞニッポン!小中高生自殺最多415人

他の人の感じ方は分からないが、一週間があっという間に過ぎていく。
ブログを更新できない時は、たいていテンパっている。
そして、頭の中で複数の考えを、ああでもない、こうでもない、とこねくり回していて、吐き出したいのに、書く暇がない。

今はポッカリ空いたので、今週の出来事をちょっと書く。

ずっと在宅勤務で家にいる、と以前書いたが、今週は、月曜と火曜にオンライン研修(終日)を受けた。
月曜と火曜でテーマが異なっており、火曜に受けたのが、教える技術、だ。
業務でチームにどうやって上手に教えるか、ということが、テーマだったと思うが、私の脳裏にあったのは、わが子だ。いかに上手に娘に勉強を教えるか、を隠れメインテーマにしていた。

そんな私の心はさておき、その中で、驚く事件があった。
その講座では、ZOOMというオンライン会議の、グループ分け(ブレイクアウト機能)を使って、互いに教え合う演習があった。そこで、どんな知識でも良い、という演習があったので、私は切り抜きしておいた、先月の日経新聞記事(文部科学省10月13日公表データ:2020年度の小中高生の自殺者が415人)を紹介した。
私はこれに関して問題意識を持っているし、伝えることで、ただの演習を、それ以上の提言の場にして、参加者に社会課題を共有したい思いがあった。


それで5分の発表をし終えた途端、聴講者の年配男性が、

「うちの高校一年の娘が今年頭に、自殺未遂しましてね・・・」

と口火を切ったから、ガツンと頭を叩かれるくらいの衝撃を受けた。他のメンバーもビビっていた。私は泣きたくなった。

「いや、もう大丈夫なんです。心療内科を受けているから…ハハハ、ハハハ」
と、男性は気を遣って笑顔で言った。

が、心療内科にいま通っているなら、もう大丈夫です、という言葉通りに取るわけにはいかない…。まさか、こんな展開になるなんて。私は謝った。

だが、男性は、「いいんです。僕も、大人や社会が問題だと、発信したい側なんで、いいんです。ぜんぜん。気にしないでください」と笑顔で言った。

夜、主人にこの話をしたら、驚いていた。
そして私と同じように、この人に神さまの話が出来たらよかっただろうね、ということを考えたようだった。
だが、私は彼と二度と会うことはないだろう。オンラインだったし、そもそも他社である。
リアルで研修を受けていたら、名刺交換ぐらいは出来たかもしれないが。

社会がもっと良くなればいいのに。
大人も、子供も、もっと大事なものに目を向けて生活できる日々だといいのに。
子どものお稽古お迎え時間が来たので、今日はここまで。

by桜子