タグ別アーカイブ: 暖かい社会になりますように

word sorry beside flowers on white surface

オープンダイアローグと私⑧

 神がゆるされるなら、先に進みましょう。(へブル人への手紙6章3節)


昨日は毒を吐いてしまい、すみません。
なるべく有益で、前向きな発信を心掛けているブログですが、久しぶりに、日と月曜は非常に、落ち込んでしまいました。でも、今朝読んだ聖書の言葉に、こんな言葉を見つけたのでした。

神がゆるされるなら、先に進みましょう。

昨日まででもう十分苦しんだわ、と割り切り、次、行きます。リクエストに応えて(桃ちゃん、LINEありがとう)続き。一般人のワーママが学んだオープンダイアローグの気づきを書く。


 私は8月中旬、渋谷区で2日間オープンダイアローグのセミナー(フィンランド式精神医療、オープンダイアローグ(開かれた対話)①)を受けて、雷に打たれた気持ちになった。それは、オープンダイアローグの創る社会ーーあえて、創る、と書きますーーが、即座に分かったからだ。
 正しくは、今度、森川すいめい医師に解答用紙をもらいたいが、オープンダイアローグの実践は暖かい社会をつくるため
 
 インターネットを検索すると、オープンダイアローグの解説に、「統合失調症、鬱、引きこもり、発達障害、認知症」とごく一部の人たちのため、のように思われる解説が並んでいるが、私が感じたことは、これ、今の日本に必要な、みんなのためのコミュニケーションの形じゃん、であった。

 だから、オープンダイアローグは、何も精神医療の世界だけでなく、一部の専門家間で取り上げる話題でも、手法でもなくて、社会全体で取り入れたら、私たちの暮らしはずっと良くなる。ああ素晴らしいね、って私は終わった瞬間、目の前に薔薇の花がひらひらと舞うように、心底、感動したよ。
 
 だけど、瞬時にこうも思った。身体は正直だ。分かった瞬間、心臓の鼓動が速くなり、いやいや、まさか、この日本で無理でしょ?ありえないでしょまさか、すいめい先生、これを広めたいの?いやいやいや、これを会社でやるとか無理だし。だいたい、今の社会で、ビジネスの現場で、こんなにゆっくり、他人と会話する時間なんてないんだから!!と。もう、手を上げたい衝動を抑えるのが大変でしたよ。だって、そんなことしたら、セミナーを邪魔しちゃうからね。

とまあ、正直な感想はこういうものでした。
けど、あれから今日まで約2週間余り経つけど、走りながら私は考えている。どうしたら、これをもっと広められるかっていうことを。そして、どうやったらビジネスの現場で、取り入れてもらえるかっていうことを。(アイデア募集中)

ああ、今日はもう寝よう。

今日も、もしこれを読んでくださった方がいらっしゃったら、本当に貴重な時間をすみません。
ありがとうございます。m(__)m

by 桜子

本日のおまけ ↓ 前半がちょっと前置き長いですが、後半ストーリーは感動!

3分52秒で流れる東大小国教授コメント必見 
学校の中が排他的な空気が非常に強くなってきている・・」←いや、そうだよね、わかるわ~。

ヤバいぞニッポン!小中高生自殺最多415人

他の人の感じ方は分からないが、一週間があっという間に過ぎていく。
ブログを更新できない時は、たいていテンパっている。
そして、頭の中で複数の考えを、ああでもない、こうでもない、とこねくり回していて、吐き出したいのに、書く暇がない。

今はポッカリ空いたので、今週の出来事をちょっと書く。

ずっと在宅勤務で家にいる、と以前書いたが、今週は、月曜と火曜にオンライン研修(終日)を受けた。
月曜と火曜でテーマが異なっており、火曜に受けたのが、教える技術、だ。
業務でチームにどうやって上手に教えるか、ということが、テーマだったと思うが、私の脳裏にあったのは、わが子だ。いかに上手に娘に勉強を教えるか、を隠れメインテーマにしていた。

そんな私の心はさておき、その中で、驚く事件があった。
その講座では、ZOOMというオンライン会議の、グループ分け(ブレイクアウト機能)を使って、互いに教え合う演習があった。そこで、どんな知識でも良い、という演習があったので、私は切り抜きしておいた、先月の日経新聞記事(文部科学省10月13日公表データ:2020年度の小中高生の自殺者が415人)を紹介した。
私はこれに関して問題意識を持っているし、伝えることで、ただの演習を、それ以上の提言の場にして、参加者に社会課題を共有したい思いがあった。


それで5分の発表をし終えた途端、聴講者の年配男性が、

「うちの高校一年の娘が今年頭に、自殺未遂しましてね・・・」

と口火を切ったから、ガツンと頭を叩かれるくらいの衝撃を受けた。他のメンバーもビビっていた。私は泣きたくなった。

「いや、もう大丈夫なんです。心療内科を受けているから…ハハハ、ハハハ」
と、男性は気を遣って笑顔で言った。

が、心療内科にいま通っているなら、もう大丈夫です、という言葉通りに取るわけにはいかない…。まさか、こんな展開になるなんて。私は謝った。

だが、男性は、「いいんです。僕も、大人や社会が問題だと、発信したい側なんで、いいんです。ぜんぜん。気にしないでください」と笑顔で言った。

夜、主人にこの話をしたら、驚いていた。
そして私と同じように、この人に神さまの話が出来たらよかっただろうね、ということを考えたようだった。
だが、私は彼と二度と会うことはないだろう。オンラインだったし、そもそも他社である。
リアルで研修を受けていたら、名刺交換ぐらいは出来たかもしれないが。

社会がもっと良くなればいいのに。
大人も、子供も、もっと大事なものに目を向けて生活できる日々だといいのに。
子どものお稽古お迎え時間が来たので、今日はここまで。

by桜子