<これまでのお話>
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1月:お正月に東京からオークランドへ。主人の友人宅に滞在するも、第3週に退去。
Airbnbでオークランド郊外へ脱出。農場とお洒落な一軒家の空間で9泊。
31日以降の宿が見つからず、1日まであと8時間の場面で奇跡的に家を確保。
2月:滞在中(現在)
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1月31日は、まるで映画のよう(ニュージーランドの家探し~短期移住4)に、プール付きの一軒家にたどり着いた私。これは、エヴァとジョン(60代半ばの夫婦)が、1月30日までスーパーホストとして経営していたAirbnbの部屋だった。
私がエヴァと海岸沿いで初めて会った時は、本当に映画のシーンのようだった。
車から降りる私たちと、海岸を見つめてハンドルを握ったまま、顔をこちらに向けたエヴァ。
正直に書きましょう。
オニババかと思うほど、顔が怖かった・・・・!
それもそのはず、彼女は30日まで滞在していた韓国人ゲストが予定を早めて退去し、エアビ―のトラブル真っ最中。「もうエアビ―辞めたわ!!!」という状況だった。
そんなわけで、お世辞にも優しそうにみえず、私たちに「スペシャルオファーで4月までいていい」とメールしてきた人と思えず、私はわが目を疑う気持であった。
実際、彼女は1日以降も、口を開くと文句ばかり言う女性だった。
1月もそうだったが、ここに来てまたか、の思いだった。
おまけに、彼女はもはやエアビ―を使わないと思ったせいか、私たちに多くのことを要求した。
*生ごみはコンポスト(都市ごみや下水汚泥などを発酵腐熟させた肥料)にいれて
*柑橘類以外の果物は、チキンボックス(ニワトリのエサ)にいれて
*リサイクル、その他のごみ
*お風呂のお湯を入れるときはちょっと
*食器を洗うときは洗剤を一滴だけ垂らす
私は、これ以上覚えたくない知識ばかりを頭に詰めて暮らさねばならなかった。
私はエヴァを好きになりたいと思い、彼女の顔色がいい日は、「いい顔してますね!」と言った。が、彼女は「そお?私、すごい疲れてるんだけど」と否定語を言い、いつも愚痴が多かった。
(…1月に泊めさせてくれた主人の友達とおんなじ…。)
と、私は思っていた。
by Sakurako