翌朝、スキーやりたくない、と娘。

楽しい朝ごはんは、どこへやら?
ぐずり出す娘と、それに対応する夫。平日は私が対峙せねばならないが、休日は夫に任せられるので、私はいくぶん気楽だった。が、娘にとっては相手がだれであろうと、衝突は苦痛なようで、午後になって始終、パパと二人きりで遊ぼうとしていた。
そんな様子を見て、なぜ?と聞いたら、
「朝パパとぶつかったから。ママとは今朝は何もなかったでしょ?
だから、今日はママとはいっしょにいなくてもいいの。
……私、誰かとぶつかると、それずっと覚えちゃうの。
だから、そう言う日はそのあと、ずっと(ぶつかった人と)一緒にいたくなっちゃうの」
と言っていた。
関係修復を無意識に試みている、大人なわが子にビックリ。
この性格は誰の血だろうか?
保育園でもきっとそうに違いない、と思った。
私 「あのね、嫌なことがあってずっと覚えていたら病気になっちゃうよ!」」
娘 「え?!ほんと?!」
私 「ほんと、ほんと。心が病気になる人いっぱい、いる。もう、忘れた方がいいよ」
娘 「でも、覚えちゃうの!忘れないの!!」
結局、娘は午後ずっと夫とスキーのリフトに乗っていた。


※やりたくないと言ったものの、スキー場に着いたら急に気を取り直し、やり始めた。



九州から修学旅行で来ていた高校生たちが、「すげー、あの子!」
と、娘が山上から滑り降りてくる様子に歓声を上げていた。
私も、すげー、成長したなぁ、とわが子の逞しさに感慨深かった。









このプールで真剣に泳いだらバカだよ、と昨日会ったニュージーランド人は言ってた。
キッズプレート10ドル。ジャンキーランチ。
帰り、プールのスタッフが送ってくれた。私達が明日には帰ると知ると、3分いいかい?とマウントクックの場所やヘリを楽しめることも教えてくれた。
こんな生活、日本じゃなかなか味わえないと、パチパチと燃える木の音を楽しんだ。

トイレ付きバスなのに、施錠されていて使えないというありさま。運転手に聞いたら、知らない、と言われてビックリした。
車内アナウンスがあり、そろそろトイレ休憩というので、ホッとしたら、そこから1時間ほど経過してやっと停車した。なぜだ?!
一軒家を借りた。2ベッドルーム。庭付き、バーベキュー設備付き。Wi-Fiは飛んでない、と言われたが、使えることになっていた。





芋虫バス(キャタピラー)に乗って散策。1人20ドルで、ドイツからの観光客とわが家で楽しんだ。
必見の温室。国の象徴のひとつ、シダのシルバーファーンも見られる。

















朝ごはんを食べ、10時にチェックアウト。空港へ向かい、飛行機で1時間半かけて、北島から南島のクライストチャーチへ。
クライストチャーチは2011年に大震災があり、現在は復興作業中の南島中心都市だ。
共同キッチンやロビーが楽しそうで、ココを選んだ。が、万が一がっかりさせられたら旅が台無しになるので、部屋だけは一番良い所にした。
そんな彼を心配する私に、母が、「仕事の合間に観光してる、と思えばいいじゃない」というので、私も腑に落ちた。
ひとり20ドル払って、のろのろ走るトラム電車に乗る。
コンテナ街。別名リスタート(再出発)と言う。ガイドブックには2017年撤去予定とあったが、その様子は見られなかった。









きゃー!出た〜!!と大騒ぎ。




前日、海外に行きたくない、という娘をなだめ、彼女の犬も連れていくことに。
参加型のアートで、渡された丸いシールを好きなとこに貼れば、それだけで草間彌生の世界になる。面白いアイデアだった。
3時にチェックイン。窓からの景色。
ワインとビールはどんなに疲れていても買う夫。
キッチン付の部屋だったので、夫が手料理を振る舞う。
今までの人生でいちばん美味しいラム肉とワインだった。
2日目
3日目。
4日目。