七夕浪漫

昨日は七夕だった。
会社からの帰り道、空を見上げたら、ぼんやりした輪郭の月が南西に見えたが、星はなかった。
年に一回、というロマンチック性が好きで、毎年夜空を見上げるが、晴れることはめったにない。

ところで、七月七日といえば笹である。
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新しい会社では、1Fのエレベーター付近に七夕飾りが置いてある。
傍には色とりどりの短冊があって綺麗だったので、私も願いごとを書くことにした。
ある早い朝、誰もいない出勤時にピンクの短冊をこっそり取って鞄に入れた。(あとでゆっくりお願いごとを考えて吊るすため)

が、しかし。さすが会社の七夕飾り。見上げたら、『安定運用』の大きな文字が
デカデカと吊るされていた。

私 「・・・」

とても私的なことを書く雰囲気ではない。オフィスに入ると、仕方なくピンクの紙を捨てた。

そして、近所のスーパーで、またもや七夕飾りを発見した。
今度も短冊が置いてある。どうしようか?

しかしこれまた見上げると、幼稚園児と思しき読めない文字の願いごとの羅列。
唯一、お母さんが書いた文字だけきちんと読めた。「お寿司が食べたい 紀子」

ロマンチックな日だったのに結局何もできなかった。
笹の葉サラサラ♪を帰り道に歌って、昨日は七夕気分を満喫した。