大学時代、仲良くしていたグループが幾つかあるが、
そのなかで、最もワルな4人組と再会した。
「大学時代の友達がこうして子持ちになっているなんて」
と、言ったら、
そうだね、と三千絵が笑った。
こう言っちゃなんだが、
メンバーの中で一番結婚に向いてた私が(お酒・タバコ一切しないから)
ものすごい晩婚だった。
学生時代、私たちはよくこんな会話を繰り返した。
「どんな結婚をするんだろうね?」
「ドレスはMに作ってもらおう!」
なのに、
いざ結婚の段になったら、私は誰からも招待されず、
年賀状の挨拶で各自がそれぞれ人生の駒を進めていることを知った。
あ~あ、
私抜きで、皆仲良く吊るんでいるんだろうな~
と思っていたら、卒業後は各々ばらばらと疎遠気味だったといい、
私が招待した結婚式で皆が一堂に会した、と言う。
なんと・・・!
自分一人が仲間はずれ(?)にされたわけじゃなかったのね!
用いられて、ありがたく、
再び再燃した友情に感謝である。
人生はかくも、不思議で、面白い。
『天の下では、何事にも定まった時期があり、
すべての営みには時がある。
引き裂くのに時があり、縫い合わせるのに時がある。
黙っているのに時があり、話をするのに時がある。』(伝道者の書)