月別アーカイブ: 2021年4月

いと悲し、3度目の緊急事態宣言発令

草は枯れ、花はしぼむ。だが、私たちの神のことばは永遠に立つ。(聖書・イザヤ書40章8節)

太陽がまぶしく、木々や花々が美しい新緑の季節になった。私たちの混乱など、どこ吹く風のように、自然は素晴らしく地球は廻り続けている。

緊急事態宣言の発令が、3度目になった。2回目はいつだったか忘れてしまったが(※)、初回の緊急事態宣言の衝撃には及ばない、と思っていた。あれこそ、今でしょ!と思うほど、今回の目玉は「飲食店での酒類一斉禁止」がめぼしいだけ、と思っていた。が、さにあらず。ジワリジワリと、発表外の施設も封鎖が続き、東京都の要請力の強さを見せつけている。
※202118日~321日が2回目

スーパー「ライフ」のチラシだけ自粛に便乗して①国民への通知②印刷代削減にみえる。私だけ?

「ダイソー(渋谷の新名所が上陸⁈ダイソー旗艦店スタンダードプロダクトがキタ)も休みなのね。。。」

と、昨日うちに来たピアノの先生が、レッスン中にもかかわらず、2回も娘に繰り返して呟いた。ダイソーは先生にとって大事な場所だったらしい。
 

 一方、私がショックを受けたのは、何の連絡もなかったGWの子ども旅行が中止、と昨夜遅くに連絡を受けたことだった。なぜ、もっと早くそれを教えてくれぬー?!荷造りしていた私はひどく落胆し、動物好きな娘もまた、同じようだった。

だがその夜、一日の感謝の祈りをするとき、娘自身が、

「神さまの、他の計画が待っていると思うのでよろしくお願いします」

と祈ったので、ドキンとした…!

口では「神さまのお導きだねー」と娘を慰めていたが、私にそういう発想はなかった。聞きながら、(そっかあ…)と娘の、若くして、すでに生活の中心に神様を置く態度に、私は目を留めた。私の方が信仰歴もはるかに長く、大人であるのに、まったく手本にならぬ。

いっそ、犬でも飼っちゃう??

と、寝床につく寸前まで、娘のGWをどう充実させるか躍起になっていた。友達に連絡し、グランピングも3か所調べた。が、どれも満席、受付停止、であった。ああ、私のとる行動は、どうしていつもこの世的だろう!


新型コロナウィルスが発生して1年余、私たちが学んだことは何だろう?

 私にとっては、神の存在が大きくなった一年だった。信頼していた各国のリーダーも、しょせんはただの人であることを、まざまざと知った。政治家も国も頼れない、という状況になって、自分の身は自分で守るしかない、と感じた。私の場合、これに、神様への祈りが大いに加わる。前述の通り、身の程は分かっているからだ。

 この世に神などいない、と言う人に、これまでたくさん出会ってきた。が、私はこんな言葉が聖書にあることを、知ってもらいたい。

「神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます」
マタイ6:33

 「これらのもの」とは、聖書の前文を読むと、「何を食べるか、何を飲むか、何を着るか」という、生活上の種々の心配事(経済的必要、対人関係の悩み、健康上の不安、仕事の問題等)を指していることが分かる。つまり、神様を一番にもってくれば、これらのものは満たされる、と言っている。

 神を信じる、というと、清貧にならなくちゃ、とか、キリスト教に入信とか、生き方を改めなくてはならない負担が重くのしかかってくるイメージがあるが、聖書で言っていることは、実にシンプルだ。
 
 「俺は神」でなく、神こそ神、と「神がいて、生かされている私」に感謝して生きよ、と言っているだけなのだ。つまり、心の問題だけなのだ。

 不確かな時代の確かな歩みに、神なくしてわが人生なし、というのが、コロナで私が学んだことだ。伝わりにくいかもしれないが、「もし神様がいるとしたら、私が信じられるようにして」というところから、心を開いてみてほしい。
何を隠そう、私自身も、そのようなところから、神を信じる道への第一歩を始めた1人なのだから。

ラララ出勤

会社へ向かった。

音楽を聴きながら道を歩く。「ああ、幸せ…!」と、思ってしまった。
通勤嫌いだった20代の私が、今、嬉々として職場に足を運ぶ。時代変われば、思いも変わるものである。恐るべし、年の功。

「うちの会社は、いま在宅推奨だから出勤しなくていいのにさ、なんか、毎日、出勤してる人もいるらしいんだよね」

今朝、私は夫に言った。

「いるいる。会社に行くと、ホッとするなぁ、って人がやっぱり居るんだよな」

と、彼も相槌を打った。


通勤時間は、明らかに個人の損出である。なのに、なぜ出社するのだろう。居場所がないとか、家が狭いとか、いろんな理由があるのだろうが、この日の私は、出社自体がもはやハレ、であったからだ。

定期券が撤廃されて、一年以上が経過した。
電車に乗ると、「乗った~!」と思わず、何日ぶりの乗車なのか数えてしまう。
そして、出勤ごとに、街は刻々と変化している。シャッターの閉まった店の前を通り過ぎ、社会について考える。上島珈琲店は、こんな時代に新店舗を始めてるよ、すごいな、とか、歩く人が増えてる、やっぱり景気は回復傾向かな、と、通いなれた道を定点観測して自問自答する。その営みが、自分には楽しいと気づく。
 家に居ると、仕事はできるが、街は見えない。一歩外に出ると、身をもって社会の変化を体感し、今の時代を生きていることに、少なからず感動する。

で、この日、久しぶりの職場に興奮した私は、社外企業を訪問した。(会社以外の人と会うのは約2年ぶり?!)
レーシングドライバーの佐藤琢磨さんに会ってきた。

右下、佐藤琢磨さん
カーリング日本女子のロコ・ソラーレにも!

スポーツ選手を束ねる事務所のスポーツビズ社は銀座にある。同社役員に当日アポをとって伺ったのだが、以前取材した、山本雅一社長(【インタビュー】スポーツビズ山本雅一社長の起業話ほか)も相手になってくれた。

話は脱線するが、日経新聞の夕刊に「私のリーダー論」が連載されているが、このところ、知人の登場が何度か続いている。(※チームラボ猪子さん、サイボウズ青野さん)

取材した人が出る記事を読むのは面白い

そういうわけで、私は近いうち、この山本社長も、日経に取り上げられないかな、と密かに期待している。

社長の人柄が滲み出てる良い写真が撮れたw。


私は同社を即退散、と計画していたが、結局、話が弾み、長い時間、滞在してしまった。


「コロナ(禍)になってから社外に全然出てない!初訪問が、ココなんだぞ~!」と豪語したら、

役員が、着座している社員らに向かって
「おーい、コロナになってから、初めてウチに来たんだって~!」
と大声で言うので、顔から火が出た。

「やめてよ!そんなわけないじゃん!コロナになんか、なってないよ!!!(怒)」
と、敬語をすっ飛ばして、発言を訂正させた。


でも、こんな会話が後になって考えてみると、可笑しかった・・・。
いやはや、やっぱり出勤はいい。

在宅勤務で仕事はできるが、出勤は計画にない人との出会いが待っている。
予期せぬ人とすれ違ったり、何気なくする会話が、今日の元気を生み出し、明日の飯のタネになるかもしれない。

偶発する出来事ばかりは、オンライン会議で得られない。


こども庁の創設「国の宝に光を」

4月5日の日経新聞朝刊で、菅首相の発言が小さく報道されていた。

引用すると、

「子どもは国の宝でここにもっと力を入れるべきだ。光をあてる政策をきちんとやっていきたい」「いままで高齢者中心だった。思い切って変えなければ、ダメだと思っていた」と発言されている。


国のトップが、このような気づきをもってくれたのは(実際できるかさておき)素直に喜ばしい。

 日本は今、子育てがしづらい国である。何度も書いたが、渋谷の公園は大人の休憩所と化しているし、禁煙の貼り紙があっても、スパスパ平気な顔で吸っている男女が多くいる。「禁止」の効力がまるでない。
 そんな環境もさりながら、私は社会全体がやはり、自分以外、すべて関係なし!、という道徳観になっていることが日本の大きな問題であるように思う。それを象徴する体験に、井の頭線の〝優先席〟事件がある。

 当時、私はベビーカーを押していて、そこが空いていたので座ろうとしたら、先に座っていた老夫婦から、

「シッシ!」

と、あっちいけ、の身振りを力いっぱい、された。


 その時のショックはどう例えたらいいだろう?
「シッシ」という言葉はもちろん、粗野な態度も、成熟した大人がする行いから、大きくかけ離れており、拒絶された時、わが目を疑った。何をされたか、瞬時に分からなかったのだ。

しかし、そう書いている一方で、親切な老女がいたこともしっかり覚えておかなくてはならない。

 横浜市営地下鉄ブルーラインに乗車中、隣に座っていたおばあさんが、娘に何か話しかけて、「これどうぞ」と、やおら、カステラを渡してこられた。見たら、福砂屋のキューブカステラだった。

福砂屋は、中目黒にあるカステラで、上等菓子だ。これなら、うちの子も食べてよし、とすぐ思った。

原材料鶏卵(国産)、砂糖、小麦粉、水あめ

 私は電車の中でカステラ、というアンマッチに、内心、これは食べかけじゃないだろうか、とおばあさんに対して疑いの目を向けたが、こっそり確認した結果、未開封であった。

「それじゃあ、いただきましょうかね」と、車内でボソボソ食べることに抵抗はありつつも、おばあさんの温かいまなざしに応えるには、いま食べるしかない、と思った。

はむはむはむ、と娘は静かに食べていた。


カステラの味はすっかり忘れたが、あのおばあさんのことは7年経った今も忘れない。

clouds

イッテQ天国じじいと私の切れない関係

4月になり、新体制となったため、新チームで各自の自己紹介が行われた。
私は職歴を話し「ブログをやっている」とメンバーに伝えたら、うち1人が「桜子さんのブログ、俺読んだことあるんですけど、おじさんが天国ジジイっていうのに、めちゃビビりました~」と言う。加えて上司も「イッテQ(日テレ)の登山、俺好きー!」と乗っかってきて、図らずも盛り上がった。叔父さん、ありがとう、いつの間にか有名人。

よく「俺、〇〇知ってるー!」と、○○を知っていることで自分の評価を高く見せようとする人がいる。
私はそれを、大変カッコ悪いと思っていて、決してそうするまい、と思っている。だが、いつも喉元に、私ホントはこの人とつながりがあるんだよな、と暴露したくてたまらないネタが幾つかあるが、自分を貶めることになるので、黙っている。

と、かようにして、人と人は、誰がどこで、どうつながっているか、わからぬ。
それは本当に不思議な人生の妙、といえよう。

しかし、すでに判明していることは、改めて書いてもいいだろう。
そう思い、今宵は、天国ジジイの力を借りることにした。(虎ノ門ヒルズ、アンダーズで天国ジジイとランチ
イッテQ!登山部でお馴染み「天国じじい」にインタビュー

叔父の七光りで、ブログの読者を増やそうー!という魂胆である。
というのも、私は2004年よりブログをやっているが、近頃は更新が滞っていた。けれど、もう一回、原点に戻ろう、と活動を再開したからである。職場の人にも、3人ぐらい登録を頼んだ。社外の人にも恥を忍んで宣伝してしまった。なぜだろう?私を見て!と言いたいわけじゃない。でも、ちょっと聞いてほしい話が時々あるのだ。

そういうわけで、
まあ時々読んでもいいかも、と思った人。または、天国ジジイの姪っ子のブログなら、読んでもいいかも?!と、ちょっとでも思ってくれる方が居たら、ぜひこちらから、登録お願いします。メルアド登録のお願い

ちなみに、今NewsPicksやビジネス本で知名度をぐんぐん挙げている山口周には、私のブログを全否定されている。その話は追々、彼に許可をもらってから、書いてみようと思う。


そういうわけで、応援お願いします。ポチリ。

by桜子