先週末、今の生活について、ぼんやり考えた。その日は娘が不在(旅行中)で、夫は会社であった。
私だけが家事以外やることもなく、地味な暮らしをしている。まあ、それで今は満足だ。しかし家族が居なくなったら心に穴が開きそうではないか。
平凡な毎日はいかがなものか、と考えてノロノロコーヒーをいれていたら、突如、電話が鳴った。
旅先の娘からだ!
「べべ?」と、うれしそうに出た私に、「ハロー、サクラコサン!」と、予期せぬ男の声。
なんと、アメリカのアリゾナ州に住むピート(ピートとの出会いはコチラ。私がアリゾナ行きの切符を手に入れた訳は8年前に遡る)であった。日本に来たそうで、お土産のチーズを今日渡したい、と言う。
数時間後、気づけば池袋の居酒屋でピートの家族と共にランチを食べる私。
平凡な日常に、ある日突然事件が起こる。
ああ、そうだ、これが人生なんだ、と思った。