日別アーカイブ: 2008年1月3日

たとえ何があっても,2008。

『たとえ何があっても~No matter the cost~』

ミネソタ州のデヴィット・ウォレスは牧師の息子だった。
彼はある時、雑誌向けのユニークな企画を思いついた。
それは主要な雑誌記事から話題を集めて要約し、毎月31日分を掲載するというものだった。広告収入に
換わって発行部数が頼りだった。

ウォレスは多くの出版社にこの企画を持ち込んだが、全出版社から断られた。断りの手紙が次々に送られてくるうち、ウォレスは失望して意気消沈した。しかし、彼の新妻ライラだけは、この企画を素晴らしいものだと信じていた。ライラは彼女の収入で夫を2年間サポートし続けた。

しかしウォレスがついに、もう辞めたいと言い出した。
だが彼女は主張し続けた。「続けるべきだ」と。

これが、やがて、のちに生まれた「リーダーズ・ダイジェスト」誌の秘話である。

愛を持って、忠実に夫を支え、支援し続けた妻によって、アメリカの「リーダーズ・ダイジェスト」は生まれたのである。

『誰かを愛する人は、どんな犠牲を払っても、誠実であろうとするでしょう。また、いつもその人を信じ、その人に最善を期待し、いのちがけで、その人を守りぬくでしょう(リビングバイブル)』