彼女の電車

「ほら、みて、みて、発車しま〜(す)

黄色い電車が〜ふんふんふーん♪」

と、私が料理する足元で、開き戸をあけて歌いながら遊ぶ二歳児べべ。

私はこういう姿を見るとき、アドレナリンが放出され、幼児の想像力に心踊る。

そして、うちにある電子音の電車やバスのおもちゃがなかったらいいのになあ、と思う。

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