キャリアウーマンの夜

 本日のお店はイタリア料理「ベントルナート!マッジオ」(西麻布から移転)で、メンバーは全員お勤め先が異なる独身のキャリアウーマン3名(全員役員←スゴくないですか?)と私(一人だけヒラ)を入れた計4人。

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 皆さんがお酒が強いので、私もつい合わせていたらすっかりほろ酔いし、年越し派遣村から社会問題の話まで大いに盛り上がっていたら、お店のマスターが「いやあ・・・・話している内容が聞こえてきちゃった。・・・関心しちゃうなあ」と私たちの会話に入ってこられ、マスターのイタリア旅行の写真なども見せてもらったりして、すっかり親しくなった(特に先輩方が)。

 かくいう私も聞く話が実に面白いので、「ぜひ今抱えている問題を桜子インタビューで喋りませんか!?」と提案してみたが、顔を出すのが嫌だと言い、覆面座談会ならいいよ、と言う。

 ・・・アスキーさんにぜひ提案してみたい。絶対面白いと思うのだけど。

 だけど、きっと皆が聞きたいのは、女性が話すキャリアなんかより、働く女性の実態や恋愛事情についてだと思う。(…I bet)

 アラフォーで最年長のYさん(お姉さん風美人)が、Mさん(キレ者系美人)に「Yさんはね、理想が高すぎるんだよね」と突っ込まれて、そのうち、こんなことを喋り出した。

 「あのね、外では立場上しっかりしなくちゃいけないの!!だけど、家では甘えたいのが本音。そういう彼が欲しい。みんな、わかってないんだよね。本当は弱いし、ひっぱってもらいたいのに、女性に対して声をかけるのも遠慮しているし。」

 どういう人がいいのか、わかんなくなっちゃった・・・と小さな声で呟いて、ワインを飲んだ先輩の姿が私としては最も印象に残った。

 確かにこれだけ色んな人に会っていると、理想はたくさんあるけれど、誰が自分にとってのベストなのか全くわからなくなってくるよね。あと、勇気とかも、どんどんどんどん減ってくる。もしも運命の人にあったら、神様がこの人だよって印をつけて教えてくれたりなんかしたら、本当に人生ラクなのだけど。

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