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逆告白のバレンタイン


※写真は2018年アマゾンランキングで1位だと言うガレーのチョコレートです

昨日の夜、娘のリクエストに応えて、デニーズで夕食。

お皿洗いしないで済むのはいいなあ、と思いながら、新聞を読んでリラックスしてたら、珍しくママ友からLINE電話。時計を見たら夜7時。こんな時間に、あれ、なんだろ?

「どうしたの〜?」と私が聞いたら、「明日、バレンタインだねぇ….」と彼女。
うんうん、そうだよねーと、私が相槌を打っているとその話が止まらないので、「で、用件は?」と切り出したら、なんと、これが用件だった・・・!

どうやら、聞いていると、彼女の小学2年生の息子が、うちのべべからチョコレートが欲しい、と。

なにーっ?!うちの子、まだ年長ですけど……!!!

「でも明日だから渡せないねえ」と私が返したら、「遅れてもいいよw」と、ママ友。
けど、それって私が今から全部お膳立てせねばならず、今週は娘を連れて仕事の後に買い物へ行く余裕はまるでない。
「じゃあ、すこし(うちの子と電話で)話す?」と言って、子供同士の会話を許可した。

あっちの子は、めちゃくちゃ、照れていた。うちの子は、ウフフフという感じで笑っていた。
それでも、しばらくすると娘は私の視線に気づいたのか、「ちょっと、表で話してくる」と言って、私の携帯を手に店外へ出ようと走っていったので、慌てて私はカバンを持って、後を追いかけた。
「ちょっとちょっと、それはダメ」

結局、「今度遊ぼうね」ということで、電話を切った。

切った後で、娘が、「Nくんがもし居たら、べべ(うちの子・仮名)は、ママに甘えられないなー。」とはにかんだ。
要するに、N君の前では自分がママに甘える姿は見せられないね、という、彼女の乙女心だった。

早くも女子として歩み始めている6歳児に、私はちょっと、くらくらした。
早すぎる、バレンタインデビューではないか。いや、今どきはこうなのだろうか?

早くも、時代は私のバレンタインから、娘のバレンタインデーに移行していくのだった。