その19:コロムビアミュージックエンタテインメント代表執行役社長兼CEO 廣瀬禎彦氏

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VOL.133
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     コロムビアミュージックエンタテインメント代表執行役社長兼CEO
                    廣瀬 禎彦 氏

 IBM、アスキー、セガ、アットネットホームと至る所で采配を揮う辣腕の廣瀬氏。
経歴はご自身の著書や多くの記事がありますのでそちらをご参照頂くこととし、早速
今の廣瀬さん自身について、お伺いをしてまいりました。
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#桜子「では早速、インタビューを!」

■なに?どんなタイプの女性が好きか、とか?

#桜子「(プッ(≧Σ≦))それは想定外の質問ですが・・・では、せっかくなのでどんな方がお好きか
お伺いします(大笑)」

■僕ぐらいの年になると新しい出会いは少なくなるんだよ。部下は社長だと思ってくるし、古くからの人
はリタイヤする。唯一、新しい人間関係が生まれるのが相談事。最近女性からのメールが多くて。

#桜子「あ、雑誌の連載していらっしゃいましたものね」

■25~31歳の学歴高く、活力溢れる魅力的な女性が結構タイヘンな悩みを抱えているんだよねぇ。
こちらはそれに応ずる訳だけど、僕と相手は問答を繰り返して、答えを出していない。それなのに
別れ際には、有難うございますと感謝されるんだよ。
 何のノウハウも提供していないのに、年頃の人とお話ができ、その上感謝されるという、これはほんと
面白いねえ。

#桜子「笑。(^^;)これ(メルマガに)載せてもいいんでしょうか」

■なんで?俺のプライバシーに傷がつくって?そんなの、関係ないよ。(`^?)エヘン

#桜子「(大笑)じゃ、書いちゃおう・・・。で、社長、真面目な話を・・!」

■あれ、今のも真面目な話だよ。人が真剣に悩んでいてそれを解決する、というのは大事なことだよね。

#桜子「失礼しました。では話を変え、音楽業界について伺います。変化が激しい業界が
     『完全に変わるのは2008年位』と、社長は別の質問でお答えです。とすると、
     途上の今年は少なくとも何が起こるでしょう」

■基本的には、ネット配信の存在感が益々高まるよ。まだビジネスにはならないから過渡期だけれども、
 業界におけるネット配信の位置づけは高まっていくよ。

#桜子「御社でネット出身のアーティストも続々と登場されていますね」

■そうそう。今までCDとライブの世界があって、ネットだけの世界があってもいいだろうと。
  まだ実験のレベルだ。今年がビジネスとして形を決める年になると思う。
 

#桜子「ところで新年度なので伺います。新入社員の頃に戻れるなら、あの時の自分に言いたいことは
     ありますか。」

■そんなのないよ。後悔してないからさ。一瞬一瞬を後悔したくないから。あえてしないで生きてきた
 と言った方がいいかもしれないけど。

#桜子「そんな社長にストレスはありますか」

■あるよ。解消法は、さっき話した女性の人生相談で盛り上がること。(笑)

#桜子「毎日チェックしていることは」

■会社に来たら、必ずCDをかける。これはこの会社だから出来ることだよな・・・今日は何をかけたか
  聞きたいだろ。今日はね、演歌。
 ※そういって曲をかけ始める社長 ♪BGMは『横浜物語』♪ 
 
#桜子「では、座右の銘をどうぞ!」

■昨日は昨日、明日は明日。昔のことは忘れた、だな。

#桜子「そんな社長にとって、仕事とは?」
 
■(きっぱりと)惰性です。

#桜子「え!?なんかもうちょっと格好いいのが(いいな)・・・」

■なんでだ。世の中、感性と理性と惰性があるんだ。惰性っていうのはいいんだよ。
 欲がないってことなんだ。自分がどうこうということにならないから問題がない。
 はっきり言って(大きく息を吸って)惰性です。

#桜子「わかりました、惰性ですね、惰性。しっかり書いておきます(笑)」
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#社長とは思えないようなフランクさと物腰で、多岐に渡った話をして下さる廣瀬氏。
 相談事がマイブームだそうなので次回は私が相談に駆け込ませて頂きます!?