カテゴリー別アーカイブ: 育児

代官山子育て支援センター

「あのぉ、ブログを書いてる人ですよね?」

と、
今日代官山子育て支援センターで声をかけられた。

うちの子に見覚えがあって、私だとわかったそうである。

オーマイガ )゜O゜( …142018.gif

     *    *    *

渋谷区民だけが利用できる子育て施設というのが存在する。

裏原宿に1件、代官山に1件、広尾に1件・・・ということで、私がここ最近ハマっているのは、代官山の子育て支援センター。

何しろ家から歩いていけるし、帰りにはピーコックでお買い物をしたり、シェ・リュイでパンやケーキを買ってもいい。
気軽に出かけられて、無理なく続けられること--これが私の育児方針だ。何しろ、私が倒れたら子育てもなにもあったもんじゃない・・・ということを産後倒れた際、悟ったからである。

それで、私はここを「べべの保育園その1」と呼んでいる。

保育園児たちは早い段階から教育を受けている分、洗練されている。
私は娘を手元で育てているが、保育園児たちと遜色ないように育てたいと思い、ここに来ることで、彼女のソーシャルスキルが少しでも磨かれたらいいなと願っている。

で、今日は初めて11時から「リトミック(20分)」に参加した。

リトミックはたいそう人気だった。
すごく楽しくて、巷で母親がなぜリトミックに走るのかよく分かったが、
問題はそのあと。

つい、大勢に圧倒された私は、赤ちゃんをやわらかい布の上に置くのではなく、
硬い床の上に座らせて、頭の片隅で危ないかも、と思いながらも、
まあいいか、と放置したら、案の定、ちょっと目を離した瞬間、

「ゴトン」

と、音がして、頭から真横にべべが倒れて御地蔵のように固まっていて、
私は大慌てで拾い上げて抱きしめた。

62654.gif 62654.gif 62654.gif

娘はなぜか泣かなかったが、額はしだいに膨らんで、赤くなっていった。
スタッフの人が氷嚢をくださり、冷えピタを貼って、しばらく安静にした。

ケロリとしていたから大丈夫だろうとは思ったが、私は自分が危ないと思っていたのにべべを安全な場所へ避難させなかったことに胸が痛んだ。

なぜ、そうしなかったか、というと、人に圧倒されてしまって、気後れしたからである。

いかん、母親は強くなくてはいけない。
人の波にのまれてはいけない。
娘を危険から守れるのは神様と大人だけである。

  帰宅して元気な様子。お気に入りのペットボトルやリモコンで遊ぶべべ。

子育て支援センターでも油断は禁物。
もう少し母親として頑張ろうと反省した今日であった。
お祈りをさらにしっかりしようと思わされた今日であった。

 危ないことは怪我のうち (ことわざ)

ペットボトルの水時計おもちゃ

一ヵ月ほど前から、娘がこれにはまっています。
 ママ友から頂きました☆

 *     *     *     *     *   
 

まもなく8ヵ月目を迎えるべべ。

昨日、お風呂に入ったら、壁に貼ってある「ABC」を見てキャッキャ喜んだ。
「初めて反応した!」と興奮して夫に報告したら、「それ、前からだよ」と言う。

ガッカリしたが、娘の成長記録はそれだけではない。
一昨日は、就寝時にべべが私の腕に両手を絡ませてきた。

「こんなこと、初めてだよ!」

と私が喜んだら、
夫はべべがバイバイするようになった話をした。

そういえば、夫はべべの前から姿を消す時、
常に「バイバーイ」と手を振ってべべに挨拶をしていた。
私よりも接触時間が少ない割に、よくべべを訓練(?)している。
そうしてべべは、確かに片手をあげて、キラキラ星を表現するかのように、
ぎこちなく手を廻している。

私たちは言う。

「えらい、えらい!」

だの、

「おりこうさん!」

だの、と。

こういう話は大昔に、誰からとなく、よく聞いていた話ではあったが、
(子供が○○出来るようになった、△△するようになったと言っては親が喜ぶ話)

聞くのと、自分が実際に体験するのでは、
雲泥の差である。

実際に体験してみると、たいそう感動する。

なにしろ、ゼロ地点から観察しつづけているわけだし、
ライブで見ていると、そこには確かに明るい未来があるからである。

それで、

今日は実家で娘がペットボトルのキラキラボトルを持ち上げた。(冒頭の写真がそれ)
ダンベルを持つかのように、むんずとわしづかみにして、
片手でペットボトルを娘が持ち上げたとたん、母が、

「この子、アルソックみたいよ(爆)!!」
と感動しながら、大笑いして喜んだ。

さらに、いったん仰向けになったべべが、
起き上がりこぼしのように、腹筋を使って上半身を起こそうとするのをみて、

「きゃ~、アルソック!!」

と、またもや、爆笑し始めたので、
ベベはその声にビックリして固まってしまい、上半身を起こせずひっくり返ってしまった。
その様子を見て私も笑いがこぼれ、笑いながら、

アルソックってなんだろうな~と思っていたら、

n_hd_logo.gifの吉田沙保里(選手)
CMはここをクリックと気づいて、
・・・・ママ、テレビ見過ぎ、と心の中で叫んで、苦笑いした。(※そういう私も見過ぎ??)

たぶん、母は、べべが吉田選手みたいに力持ちですごいわ~と言う意味で
笑ったのだと思う。

ゼロ歳児は良いものである。

成長と共に、感動と笑いをたえず周囲にふりまいて、私たちを元気にしてくれる。

家の中の赤ん坊は喜びの泉である。 タッパー
この世の最も純粋な喜びは、他人の喜びをみることだ。 三島由紀夫

代官山TSUTAYAで朝食

今朝は朝から雨。こんな日は代官山も空いているだろうと、TSUTAYAへ。

夫にべべを預かってもらい、久しぶりに幾つかの気になる書籍を乱読してデカフェ。

 ママーというまで成長しました☆

生後7カ月~8ヵ月

ママライフも慣れてきて、私もだいぶ育児に慣れてきた
---と思ったとたん、状況が一変する、というのが0歳児の育児だろうか?

日々、急速に変化する娘に合わせて、
私の調子も上がったり下がったりである。

そして、昨夜は大変ハードだった。

どういうわけか、2時間置きに泣く。

“泣けば授乳して眠らせる〟が私のやり方なので、それをするも、
この日はそれがまったく効かず、いつまでも胸にしがみついており、
それで引き離すと、また泣くのである。

眠った--と思ったら、すぐ泣くので、
抱き上げ、授乳して、ベッドに置くと、また泣くので、抱っこ
---を繰り返す。

べべの頭を触ると、授乳に相当体力を使うのか、
汗でびっしょり濡れていて、うちわでパタパタ煽いであげるが、
それでもぐずっている。

暑いのか、起きたいのか、お腹が痛いのか、
私はこの日、喋れない子供に向かって、

「何がしたいの!?」
と、つい、初めて怒鳴ってしまった・・・・と思う。

・・・恐ろしい。
こんな何も出来ない無垢な子に向かって怒鳴るとは。
末恐ろしい感じがする。

今朝は4時半に起きて、仕方ないから一緒に遊ぶ。
ごめんね、と謝っておいたが、
今日も育児を祈りつつ、頑張りたいと思う。

追伸:原因を色々考えたら、①歯が生え始めているため、歯が痛い ②私のカフェイン摂取から来る母乳が起因?
③昨夜はお風呂なしだったので疲れが取れなかった、etc思い当った。反省。

おやゆび姫(5)アンデルセン童話

 親指姫を気に入ったモグラは、毎日遊びにきます。

 ある日の事、親指姫はけがをして倒れているツバメを見つけました。
 やさしい親指姫は、毎日ツバメの世話をしました。

「どうか元気になって、もう一度歌って。わたし、あなたの歌が大好きよ」

 春になり、すっかり元気になったツバメが親指姫に言いました。

「あなたのおかげで、また飛べるようになりました。さあ、一緒に南の国へ行きましょう。南の国は、とってもいいところですよ」

「ありがとう。でも、いけないわ」

「どうして?」

「だって、わたしがいなくなったら、お世話になった野ネズミのおばさんがさびしがります」

「・・・そうですか。では、さようなら」

 ツバメは親指姫に礼を言うと、南の国へ飛んでいきました。

 夏が来ると、野ネズミのおばさんが言いました。

「親指姫や、いい話ですよ。なんとお金持ちのモグラさんが、あなたをお嫁に欲しいんですって。よかったね、モグラさんに気に入ってもらって。秋になったら、モグラさんと結婚するのですよ」

 親指姫は、ビックリしました。

 モグラはきらいではありませんが、モグラと結婚したらずっと地面の底で暮らさなければなりません。
 モグラは、お日さまも花も大きらいだからです。
 夏の終りの日、親指姫は野原で言いました。

「さようなら、お日さま。さようなら、お花さんたち。わたしは地面の底に行って、もう二度とあなたたちに会えません」

 親指姫は悲しくなって、泣き出しました。
 その時、空の上から聞き覚えのある声が聞こえました。

「親指姫。お迎えに来ましたよ」
 あの時助けたツバメが、飛んできたのです。

「聞きましたよ、モグラがあなたをお嫁さんにしたいと。さあ、今度こそ一緒に行きましょう」

「ええ、行きましょう」
 ツバメは親指姫を背中に乗せて、大空を飛んでいきました。

 何日も何日も南へ飛んで、着いたのは花の国です。

 ツバメは花の上に、親指姫をおろしました。
 花の上には、親指姫と同じくらいの大きさの男の子が立っていました。

「ようこそ、かわいい娘さん」

 この男の子は、花の国の王子さまです。

「さあ、これをどうぞ」

 王子さまは、親指姫の背中に羽をつけてくれました。

 それから親指姫は、花の国の王子と結婚しました。

 二人は花から花へと飛びまわりながら、いつまでも幸せに暮らしました。

 おしまい

おやゆび姫(4)アンデルセン童話

 チョウチョウのおかげで、葉っぱはどんどん川を下っていきます。
 するとそれを、コガネムシが見つけました。

 「おや、珍しい虫がいるぞ」

KOGANEMUSH.jpg
 コガネムシは親指姫を捕まえると、森の奥へと連れて行ってしまいました。

 おかげで親指姫は、森の奥で一人暮らしです。

 親指姫は花のミツを食ベて、草にたまったつゆを飲んで、葉っぱにくるまって眠ります。

 やがて冬がきて、空から雪が降ってきました。

「ああ、何て寒いのかしら」

 寒さに震えながら歩いていた親指姫は、野ネズミの家を見つけました。
24074802.jpg

「あの、寒さで困っています。どうか、中へ入れてくれませんか?」
 親指姫が声をかけると、野ネズミのおばさんが出てきて言いました。

「おやおや、かわいそうに。さあ、中はあったかいし、食ベ物もたくさんあるよ。遠慮せずに、いつまでもいるといいよ」

 こうして親指姫は、野ネズミのおばさんと一緒に暮らす事になりました。

 さて、野ネズミの家のさらに地面の奥には、お金持ちのモグラが住んでいました。

a0028694_7504356.jpg「なんて可愛い娘だろう」

おやゆび姫(3)アンデルセン童話

一人残された親指姫は、ギャン泣きしました。
20120212143003image0.jpg イヤー!!!

「ヒキガエルのお嫁さんなんて、いやよ。ドロの沼も、きらいだわ!」

 すると、その声を聞いた魚たちが集まり、
images.jpg
「かわいそうに、あのヒキガエルお嫁さんだなんて」「ねえ、逃がしてやろうよ」

と、スイレンのくきをかみ切ってくれました。
suiren3.jpg

「ありがとう。魚さん」
 くきを切られたスイレンの葉っぱは、水の流れに流れていきます。
 
親指姫は飛んでいたチョウチョウにお願いして、葉っぱを引っ張ってもらいました。

おやゆび姫(2)アンデルセン童話

◆おやゆび姫(1)のつづき

 
女の人は小さな親指姫を、それはそれは大切に育てました。

親指姫はお皿のプールで泳ぎ、葉っぱの舟をこぎながらきれいな声で歌いました。

そして夜になると、クルミのからのベッドで眠ります。

おふとんは、花びらでした。

さて、ある晩の事です。
ヒキガエルのお母さんが、寝ている親指姫を見つけました。

「あら可愛い。息子のお嫁さんに、ちょうどいいわ。ゲロゲロ」
250px-Bufo_japonicus_DSCN9873.jpg ゲロゲロ

 ヒキガエルのお母さんは親指姫を連れていくと、スイレンの葉っぱに乗せました。

「さあ、起きるんだよ。今日からお前は、わたしの息子のお嫁さんだよ。
そしてこの沼が、お前の家さ。いいところだろ。息子を連れて来るから、ここにいるんだよ」
250px-Bufo_japonicus_DSCN9873.jpg ゲロゲロ

 ヒキガエルのお母さんは、そう言ってどこかへ行ってしまいました。

おやゆび姫(1) アンデルセン童話

むかしむかし、一人ぼっちの女の人が、魔法使いにお願いしました。

「わたしには、子どもがいません。
小さくてもかまわないので、可愛い女の子が欲しいのです」

 すると魔法使いは、種を一粒くれました。
「これを育てれば、願いがかなうだろう」

 女の人が種をまくと、たちまち芽が出てつぼみが一つふくらみました。

「まあ、何てきれいなつぼみでしょう」

 女の人が思わずキスをすると、つぼみが開きました。
 すると、どうでしょう。そのつぼみの中に小さな女の子が座っていたのです。

 

 女の人は、その女の子にキスをしました。
「はじめまして。あなたの名前は、親指姫よ」

ミズフランシスのお引っ越し

月曜日の話。
午前中は外苑前でベビーと私の体操クラス。
講座を終えると、猛ダッシュでベビーカーを押して帰宅。

というのも、今日はミズフランシスが引越していく。
何時頃出て行くのかと昨夜尋ねたら、分からないといったから。

ちょうど帰ってきたら、ミズフランシスのベビーの歩行器が、
引越し業者によって、運ばれている所だったので、思わず笑った。

 左上、歩行器。

そして、玄関に入った瞬間、
ちょうどミズフランシスがベビーカーを押して出てきた。

「あ、Mちゃん!」

実は書けばきりがないくらい、Mちゃんとは連絡し合っていないのに、
バッタリと会うことが多かった。

実はこの数日前にも、代官山ピーコックでお買い物中に会い、
以前はお散歩中に四つ角でぶつかりかけた。

同じマンションだから、ありがちだ、と思うかもしれないけれど、
なかなかどうして、同じマンションといえど、
連続で会う人というのはそうはいないものである。

夫は「縁があるんだねえ~」と言っていたが、
私は彼女と偶然会うたびに、(神様が仕組んだんだなあ~)と思っていた。

そういう思いをしたためて、この日の朝は
彼女の玄関先に、お別れプレゼントを吊るして外出したが、
こうしてまた偶然に会えて、うれしかった。

「ねえねえ、凄いと思わない!?」

「いま、帰ってきたの!?」

「うん、そう!」

「今から(夫の)サンドイッチ、買いに行くの」

「じゃあ、一緒にいく~」

と、私たちは最後のベビー散歩に出かけようとしたが、
結局、天候が悪化し、雨が降りそうだったので、
すぐ近くのレストランで、お茶をした。

私は、さっきバッタリ会ったことは凄くないか、
と、また繰り返して、神様の話になった。

聖書の中には、

人の目にはまっすぐに見える道がある。その道の終わりは死の道である。
箴言14:12

という言葉から、いろんな偶然性--たとえば、それを偶然と呼べば、いくらでもそう呼べるけれど、もしも、それが必然だと捉えるならば一本の道が見えてこないか、ということなど話した。

別に彼女にお仕着せはしたくなかったので、なるべく淡々と話すようにしたが、
うんうん、と彼女は終始、笑顔で頷いてくれていた。

そして、私たちはお互いのベビーがぐずり始めてきたのでお店を出て、
マンションへと戻った。

本当に出て行くときにはうちに挨拶に来る、
と彼女が言ってくれたので、しばし、さよならをした。

そして、待っている間、
彼女が夫へのサンドイッチを買えなかったことを思いだし、
お腹がすくだろうと、バゲットでチキンサンドを思いついた。

だが、いかにもオバサンもどきで、余計なお世話かしら、と悩んだが、
きっと夫なら賛同してくれるに違いない、と思いなおし、
思い切って作ってみたら、トースターがチン!と鳴ると同時に玄関ベルが鳴った。

「ちょうど良かった。ちょっと待ってて!」
と言って、チキンサンド3個を慌てて袋に入れ、
彼女に押しつけ、一緒に階下へ降りて行く。

ミズフランシスの夫は今まで見たことのない笑顔で、
まるでサーフィンに行くかのような軽快なファッションで、
うれしそうに口笛を吹いて(いたようにみえた)車を廻した。

私はべべを抱っこして、去っていく車に、ばいばーい、と手を振った。

べべにとって、初めての友との別れである。
きっと、ぜんぜん意味はわかっていないだろう。
だが、私は急激に寂しくなって、その後、彼女の部屋に行った。

一緒にお茶をしていた時はどうということはなかったのに、いざ去ってしまうと、もう2人でマンション内を行き来することはないんだなあ、と
二度と戻らない日々に涙しそうになった。

そして、
夫との暮らしだって、いつ何時、終えるか分からないと思うと、
いまのありきたりの日常をもっと味わおうと思った。

彼女の家の前で、ドアノブを回した。
当たり前だが、鍵がかかっていた。

ついでに、玄関マットが置きっぱなしになっていた。
記念に貰おうかと思ったが、それは未練がましいので、やめておいた。


The Lord gave and the Lord has taken away; may the name of the Lord be praised. (Job 1: 21)
主は与え、主は取られる。 主の御名はほむべきかな。(ヨブ1:21)

すべてのことはその時には分からなくても、また意味があるのだ。