カテゴリー別アーカイブ: ひとりっこ

義父の葬儀

話は前後するが、出張の4日前に、義父が享年82歳で亡くなった。

義父、つまり夫の父は40年以上難病を患い、9月に入院すると、あっという間に衰え、最後は入浴後に童謡の音楽を聞いて、眠るように天国へ行ってしまった。

私は嫁として気を配るべき立場ながら、夫が気丈で淡々と全てをこなすため、殆ど何もしなかった。


27日家族葬に向かう朝。

私は、夫がエライなぁ、と思ったんだ。

仕事して、合間で病院行って、また仕事して、子供の世話もして、睡眠時間も少なく、心身共に疲労困ぱいしてるはずなのに、私が声を掛けるといつも、大丈夫、と言う。

それに対し、私などは病院にいくだけで具合が悪くなり、死の知らせで寝つけず、クタクタになってしまった。

 
無宗教の家族葬では、娘が絵を描いた。(頼んでもないのに、勝手に)


教会の絵と、おじいちゃんと自分の絵と、おじいちゃんいつもありがとう、の手紙。

誰かが仕組んだんじゃないかと思うほど、完璧なそれは、多くの参列者を慰めた。

義母もたいそう喜んで、これから焼く棺の中に、おじいちゃんへの手紙を入れた。


シンプルながら暖かい葬儀で、

義父のリハビリしていた病院の院長夫妻もわざわざ足を運んでくださった。

お義父さんは、私には計り知れない人生だったが、祝福された最期を見、これでいいのだ、と思わされた。

人の死は、私たちの人生がつかぬ間だと言うことを思い出させてくれる。

いつその時がきても慌てないように、真摯に生きたいと思った。

〈バッハのカンタータより〉

わたしは、満ち足りている。

わたしは、きょうにも喜んでこの世を去ろう。 

わたしは、満ち足りている。

たとえこの世と別れるときが今であっても、わたしは喜んでいよう。

わたしは満ち足りていると。

別れを告げよう、この世に。

わたしは、喜んで、主を待ち望む。
*         *        *
こうやって、幕を閉じられたら本当に残すことは何もない。


ひとりっ子のメリット、ひとりっ子の育て方

娘はひとりっこ。私はふたりっ子の家庭で育った。
私が子供の頃は、ふたりっ子の家が多く、今はひとりっ子が周辺に多い気がする。

ひとりっ子は主流なのか?と疑問を持ち、
情報国立社会保障・人口問題研究所のデータを調べてみたところ、今も昔と同じ、ふたりっこが子持ち家族のメインストリームだった。

子供は多い方が賑やかで楽しそうだ。
妹弟がいなくて悪いなあ、
という気持ちは、娘に対して常に抱いていた。

本書はそんな私に、ひとりっ子の良さを謡い、前向きな気持ちをもたらしてくれる。

「ひとりっこはワガママ」という定説が実は何の根拠もない、と同書は説く。→驚いた!

むしろ、そう思い込む母親が、
「甘やかしていると思われないようにしよう」というプレッシャーで、過度に厳しく接すると、躾けられ(怒られ)た子供は、僕はダメなんだ、という感情を持ちやすく、悪影響を与えるという。

躾は7歳からでよく、0~6歳までの乳幼児期は、
[私は本当に愛されている]という絶対的な自信を持たせるために育てるべきだそう。

振り返ると、出産当時私も母に、甘やかしているんじゃないの?という(母にすれば何気ない)一言に、心が揺らぎ、私がしっかりしなければと強迫観念を抱いた。今思うと、この本があれば動揺しないで済んだかなと思う。

著者の諸富氏は、ひとりっ子のメリットを次のように記す。
●愛を独占できる=心の安定
●ずるさがうまれにくい→人を出し抜こうという欲があまりない。
 ※だから要領が悪くなるのでは?という心配もあるが、ずるさがないこと=
 「周囲の信頼を獲得するので生きていく上で大きな財産になる」(引用原文) 
●クリエイティビティが高い→競争心のなさ×独り時間の多さ=自由な発想が生まれやすい

一方ふたりっ子のメリット(利点は4歳差まで*)
 *発達心理学の研究から、人の思考発達は自分より少し上の思考をする人に最も影響を受ける
●折り合う心を学ぶ=社会性が育つ
●いたわり、助け合い、やさしさを学ぶ

なお、ひとりっ子が社会性を身につけるためには「保育園にいれたらいい」←初めてこんな記事読みました!
いたわり等を学ぶためには「祖父母やペットを飼うといい」のだそう。

奇しくも、保育園に通い、祖父母とも程々の交流があるわが子。
いまのところ、私がしつけママゴンに変身さえしなければ、子供はスクスク育つはずである。