連休を長野県で過ごせたことは、最後の幸運だったのか、
帰ってからまだ数日もたっていないのに、東京は異例のウィルス感染への厳戒態勢を敷き始めている。
私の会社も、今日になって、3月前半まで在宅勤務推奨と発表された。
そして渋谷区も、区が主催する行事は中止(詳しくはクリック)と告知があり、教育委員会からもお達しがあり、娘の学校の行事は軒並み中止、もしくは努めて少数での実施、となった。今年卒業する6年生や親御さんが気の毒である。だが、下手すると入学式もこの先どうなるか、という感じだ。
今日わが家はお友だちが親子で遊びに来ることになっていた。楽しみだったのに、ふと、こんな状況下で来客があっていいのか、と心配になった。友人が来てすぐ手洗いを薦めると、「ウィルスを落とさなくちゃね。」と彼女は笑ったが、まるでお友だちを病原菌扱いしているようで気が引けた。そんなつもりはないのだが、お互いに気を付けないといけないのだ。これからは、友達を家に呼ぶことさえ、自粛するべきだろうか。
なんだか、まるで戦争時代の非国民探しみたいに、もしも万が一、発症したら隠さなければ、みんなから後ろ指刺されそうで怖い。そんなことを考えていたら、娘のお稽古先からも3月末まで中止の案内がきた。もはや集団=悪の世界だ。今年はお花見も自粛ムードになりそうだが、私としてはお花見ぐらいマスクしながらやってもいいではないか、と今のところは思っている。
なんだか、異常事態が始まった。たった一匹のコウモリが、世界を変えていく。恐ろしいことだ。