24の瞳

コロナで日本は大騒ぎである。私もソワソワしている一人だ。

今朝は、街中の人がマスクをしているような感覚に襲われたが、小学生にとっては、どこ吹く風、に見えた。

今日は1時間目、娘は体育の授業で、体調により遅れて参加した。遅刻の場合、親は連れて行かねばならぬ。

下駄箱に着くと、ちょうど校庭のグラウンドで体育座りしている子供たちが見えた。彼らから、娘が分かったらしく、何やら口々に子供たちが、何か叫び始めた。

「300回飛べたよ!!」「やったよ!」

そう言ってるらしい。

ガッツポーズをして見せたり、娘に手を振っている子。男の子たちが多かった。

思いがけなく出会った光景に、私はとても感動した。

子供はなんと、無邪気なのだろう。

今朝、大縄跳び300回をクラスで飛べたと喜んでいた。授業開始中というのに、屈託なく大声で報告してくる子供たちに、担任も仕方ないと嬉しそうに、私たちを見て、その態度を許していた。

24の瞳の小説を思い出した。

子供たちの純粋さ、純真さ、失われることなかれ、このまま大きく成長してほしいと、強く感じた。