月別アーカイブ: 2016年10月

義父の葬儀

話は前後するが、出張の4日前に、義父が享年82歳で亡くなった。

義父、つまり夫の父は40年以上難病を患い、9月に入院すると、あっという間に衰え、最後は入浴後に童謡の音楽を聞いて、眠るように天国へ行ってしまった。

私は嫁として気を配るべき立場ながら、夫が気丈で淡々と全てをこなすため、殆ど何もしなかった。


27日家族葬に向かう朝。

私は、夫がエライなぁ、と思ったんだ。

仕事して、合間で病院行って、また仕事して、子供の世話もして、睡眠時間も少なく、心身共に疲労困ぱいしてるはずなのに、私が声を掛けるといつも、大丈夫、と言う。

それに対し、私などは病院にいくだけで具合が悪くなり、死の知らせで寝つけず、クタクタになってしまった。

 
無宗教の家族葬では、娘が絵を描いた。(頼んでもないのに、勝手に)


教会の絵と、おじいちゃんと自分の絵と、おじいちゃんいつもありがとう、の手紙。

誰かが仕組んだんじゃないかと思うほど、完璧なそれは、多くの参列者を慰めた。

義母もたいそう喜んで、これから焼く棺の中に、おじいちゃんへの手紙を入れた。


シンプルながら暖かい葬儀で、

義父のリハビリしていた病院の院長夫妻もわざわざ足を運んでくださった。

お義父さんは、私には計り知れない人生だったが、祝福された最期を見、これでいいのだ、と思わされた。

人の死は、私たちの人生がつかぬ間だと言うことを思い出させてくれる。

いつその時がきても慌てないように、真摯に生きたいと思った。

〈バッハのカンタータより〉

わたしは、満ち足りている。

わたしは、きょうにも喜んでこの世を去ろう。 

わたしは、満ち足りている。

たとえこの世と別れるときが今であっても、わたしは喜んでいよう。

わたしは満ち足りていると。

別れを告げよう、この世に。

わたしは、喜んで、主を待ち望む。
*         *        *
こうやって、幕を閉じられたら本当に残すことは何もない。

Arrived at San Jose airport

初めて訪れたサンノゼ空港は雨で10度の寒さ。


今日から10日間同僚と一緒の生活。


この辺りでは有名なレストランで、仲間と夕方に落ち合い、ご馳走になった。


機内で寝れなかったので食欲もなく、私のメインにサラダをオーダーしたら、
このセンスにはびっくり。


同僚がゴチられたのはコレ。あきらかに後者の方がおいしそう

 

そしたら仲間が、ならばスイーツはがっつりいけ、とデザートを注文してくれたが、
完食は厳しく、ドギーバッグで少し持ち帰った。

夕方には晴れたが、思ったより寒く、サンノゼにも冬がやってくるという。
長い初日が終わった。

知育菓子たのしいおすしやさん

醤油もぜんぶお菓子。

わが家にストックしてあった、クラシエの知育菓子シリーズ、おすしやさんバージョン。

家で静かに過ごすように娘を諭し、ここでこのオモチャが役立った。

ちなみに、親は作り方を読んで手伝うのに30分以上かかるので、要注意。

代官山アドレスでハロウィンパーティー

代官山インターナショナルスクールのライズでハロウィンパーティーがあり、ご案内をいただいたので、お友達と行ってきた。

真ん中が代表の若鍋社長。なぜ、魚くん?

両隣が、コスプレばっちりなスタッフ。

思ったより活況!


人が多くてビックリした。ハロウィンバックを作らせてもらった。

プリキュアコスプレの娘。


英語レッスンもあったよ。

うちは普段、週末は代官山にあまりいないけど、近くのイベントは気楽で良かった。
近所のお友達にも会えたし、、、

来週日曜は、いよいよ代官山ハロウィン(商店街・町会イベント)。街は大騒ぎになるのかな。

年々、大騒ぎしていく日本である。

あけびの朝ごはん

昨日、実家でもらった果物のアケビ。

娘は、人生初の味に喜び、今朝再び食すのを心待ちにして昨日寝た。
朝ごはん見たら、喜んでいた。

困難な局面での慰め

娘が壊した体温計が、翌日直っていた。 

娘は感動して、さらに手紙を書いていた。

ありがとう・パパ・大好きだよ

「大好きだよ」うれしいかお。

実はこの一カ月、夫の父が余命宣告を受け、わが家は辛い気持ちを抱えている。

特に夫は、ひとりっ子なので、ここ最近は連日茅ケ崎まで足を運んだり、医者にあったり、業務の傍ら、多忙な日々を送っている。

夫は泣き言や弱音は一切吐かないが、衰弱する実父に対峙して仕事をこなし、妻と子が寝静まるリビングでこの手紙を見つけて、どんなに心が和らぐことかと思う。

私たちは折に叶って、生活の中で哀しみと同時に慰めも得ているとつくづく思う。



母に慰められる者のように、わたしはあなたがたを慰め、…あなたがたは慰められる。聖書イザヤ66章

日本のこども教育レベルの劣化問題

山田宏(元杉並区長)が結構良いことを言っていた。

先日、小学校教員が「子供の生活指導に時間がかかり、授業に入れない」と打ち明けてくれた話と似通っていた点があったので、彼の発言は的を得ている気がして、ここに紹介する。

◆日本の教育はどうなっているの?(動画)

教育問題で、山田宏が問題を追及したきっかけは、大学長のセリフだった。
「最近、大学入学する生徒の教育レベルが低下して、入学すると高校の補講をやっている」

それで、彼は高校はどうなっているんだ、と追求していったら
どんどん下位層へ落ちていった。

高校(西高):高校に入学する中学生の教育レベルが低下している。

中学:学習指導に100%かけられない。生活指導に時間を要していて、小学校に問題あり。

小学校:小学校1年生の1学期クラスをみてもらいたい。多動症の子に手がかかり、授業にならない。

幼稚園:幼稚園に入る段階で、決まっている。最近の子供を見ていると、
    1)親の愛情いっぱいで育った子供 2)愛情が欠けている子供 この差が激しい。
    1は知識の吸収率が高いが、2は低い。
    保護者には「先生、“あやす”というのは、どんな本を読めばあやし方がわかりますか」と、
    あやされた経験のない親が増えてきているのが現状です。

さてみなさんはどこから手をつけますか?

と、山田宏は言った。

この問題は解決が簡単ではないので、ひとまずここまで。

働く女の涙(マミートラック)

先日、クライアント先に出向いて、打合せをしていたら、
クライアントが泣いた。

その理由はこうである。
私は、女性クライアント(既婚・子持ち)と2人きりになったのをこれ幸いと思い、
兼ねてからの疑問をぶつけたのだ。
すなわち、“働きながら子育てするジレンマ(マミートラック)”
をどう乗り越えているのかと。

彼女はパッと見た目、独身に見間違うくらい、生活感がなく可愛らしい女性なのだが、
実は二児の母であり、その悩みはたぶんに彼女を襲っていたらしく、
子供が小学校にあがってからはフルタイムで頑張っている、と打ち明けながらも、

『子供も分かっているみたいで「ママ頑張って」と応援してくれるの』

と声にして言った途端、彼女の瞳が涙でいっぱいになり、
しばし、私は無言になった。

・・・わかる、わかるよ

という気持ちと、

あなたもでしたか、

の心境であった。

働きながら子育ては大変だ。
言わなくても、その苦労がよく分かった。
マミートラック(出世できなくなる)は、今の日本だと、私たち女性は飲みこむべき事象なのである。
解消する仕組みや、英断してくれるトップ(社長)はそうそういない。

*  *  *

そういえば、私が育児休暇から復職したとき、NTTグループのある社長が(既にリタイア)こんな話をしてくれた。

“僕の時は、自社の女性社員を出産後(頑張りつづけていたから)すぐに部長に引き上げたよ。彼女はえらく恐縮していたけどね、そういう人事も必要なんだけどねえ”

まあ、働くワーキングマザーの誰もが引き上げられる能力があるとは言わないが、残業しないで働くママにも出世できるチャンスがあったら、後ろに続く私たちはどんなにか励まされることだろう、と思うのだ。

保育園の運動会

今日は運動会があった。
茅ヶ崎に住む義母は、遅刻してはなるまいと思ったらしく、今年は朝7時半にやってきた。

・・・お母さま、早すぎ。(**)

開会式は9時過ぎだ。が、結婚6年目を迎え、義母の生態にはもう慣れた。
何事もなかったかのように、自分のペースを崩さず、
家族の朝食を用意し、身支度を整え、娘の髪を結わえて、家を出た。

みんなで会場へ向かうと、道すがら娘が「・・・ウンチ」とトイレ申告。
こちらも、子育て5年目を迎えるにあたり、動じることなく、冷静に対処。
私もママとしてすっかり逞しくなった。

で、運動会。
IMG_4101.JPG
※無難な写真を撮りそびれたので、タンポポでお楽しみください

娘は年中だが、年長さんは最後の運動会のせいか、
開会式や、閉会式など、いたるところで、見せ場があり、
よその子をみていても、感動した。
子供が成長するのは神秘である。

うちの子は去年と比べると、正面を向いて体操しない、ということがままあり、
一昨年は親を見つけると、舞台から堂々と手を降っていたのに、
人前に出るのが恥ずかしい、という感情を芽生えさせていた。
それが一過性なのか、生来の性格なのかは、まだよくわからない。

よく、親は子のことがよくわかる、というが、
正直言って、こちらも子育て真っ最中なので、私自身が子供の言動を通して
驚くことが少なくない。

元気がいいので、人前に出るのが好きなタイプかとおもいきや、
意外と人見知りだったり、目立つことが嫌い、といった面を今は見つけて驚いている。

そんな子供の成長を感じながら、1年の経過を比較できる運動会。
女友達や、近所の男の子、アメリカから帰国中の3人家族など、思いがけず
いろんな方が来てくださり、うれしい運動会だった。

とはいえ、いろいろ気疲れもしていたので、
終わってホッとしたーーーー!!
神様、今日も一日守ってくださってありがとうです~。