月別アーカイブ: 2011年8月

ペンキ屋さん

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 午前中、うちにペンキ屋さんが来た。

 「午後も家にいてくださると助かるんですが」
と言われ、しばらく家にいることにした。

 専業主婦になっていいことの一つは、
こういった要望に対して寛容になれることと、
家事に深く関われることである。

仕事をしていたら、おそらくこう言ったであろう。
「今日は午前半休を取ったんで、午後から出社しないと・・・」

 それで、今朝はペンキ屋さんのほか、
工事のおじさんと世間話をした。

 私は日頃の不在を補うべく、マーケティング活動に専念した。

「このマンション、どういう世帯層が住んでいますか?」
「芸能人は住んでますか?」
「変わった家主っています?」等など。

 それで、工事のおじさんが言うには、我が家は綺麗な家の部類に入るらしく、
中には10年間開けたことのない家(部屋)もあったという。

それで、一通り話し合った後、おじさんと職業の話になった。
〝手に職があるって素晴らしいですよね!〟と私が絶賛したら、
おじさんはうんうん頷き、こう言った。

「でもね、やっぱり、こういう仕事していて、一番楽しいことは、
 お客さんとこうやって色んな世間話をすることなんですよ。」

ああ、おじさんも!?

 私も仕事していて、一番楽しいときって色々あるけど、
誰かとつながったり、心が触れ合ったときに感動を覚えますよ。

・・・と、口にはしなかったけど、仕事の醍醐味みたいなものをちょっと思い出して
テンションがあがった。

最近、良く読むプレママ本に「出産しても働く理由」というページがあるんだけど
自分の場合はどうかなと考えていて、もし働き続けることがあるとするなら、
こういうところに起因するだろうな、と思っている。

仕事を通じて、人と出会い、人生を学ぶんだよな。

第2回パパママ学級に参加。

2回目の両親学級。
前回は一人で参加したので、今回は前夜酔っぱらって帰ってきた夫を起こし、
病院へ連れて行く。

 
行ってみたら、今度のテーマは「出産」だったので、ほぼ全員が夫連れ。
男性の妊婦体験などを交えて、
助産婦さんは夫群へ「奥さんを助けてあげてね」と言ってくださる。

その中で、陣痛乗り切りテクの説明があったのだが、
 「お守り」
という項目には笑った。

お祈りでもいいじゃんね

と、夫が言った。
そう、我が家の場合はお祈りが一番です。

通常、初めての出産は陣痛に10時間苦しむそうだが、
私としては3時間ぐらいでお願いしたい・・。

一通り説明を聞いた後、ハンバーガーが有名な広尾Homework’sで遅めのランチ。

大学時代の友達

 

 大学時代、仲良くしていたグループが幾つかあるが、
 そのなかで、最もワルな4人組と再会した。

 「大学時代の友達がこうして子持ちになっているなんて」
  
 と、言ったら、
 そうだね、と三千絵が笑った。

 こう言っちゃなんだが、
 メンバーの中で一番結婚に向いてた私が(お酒・タバコ一切しないから)
 ものすごい晩婚だった。

 学生時代、私たちはよくこんな会話を繰り返した。

 「どんな結婚をするんだろうね?」 
 「ドレスはMに作ってもらおう!」
 
 なのに、

 いざ結婚の段になったら、私は誰からも招待されず、
 年賀状の挨拶で各自がそれぞれ人生の駒を進めていることを知った。

 あ~あ、
 私抜きで、皆仲良く吊るんでいるんだろうな~

 と思っていたら、卒業後は各々ばらばらと疎遠気味だったといい、
 私が招待した結婚式で皆が一堂に会した、と言う。

 なんと・・・!
 自分一人が仲間はずれ(?)にされたわけじゃなかったのね!

  

 用いられて、ありがたく、
 再び再燃した友情に感謝である。

 人生はかくも、不思議で、面白い。

『天の下では、何事にも定まった時期があり、
  すべての営みには時がある。
  引き裂くのに時があり、縫い合わせるのに時がある。
  黙っているのに時があり、話をするのに時がある。』(伝道者の書)