日別アーカイブ: 2011年8月29日

ペンキ屋さん

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 午前中、うちにペンキ屋さんが来た。

 「午後も家にいてくださると助かるんですが」
と言われ、しばらく家にいることにした。

 専業主婦になっていいことの一つは、
こういった要望に対して寛容になれることと、
家事に深く関われることである。

仕事をしていたら、おそらくこう言ったであろう。
「今日は午前半休を取ったんで、午後から出社しないと・・・」

 それで、今朝はペンキ屋さんのほか、
工事のおじさんと世間話をした。

 私は日頃の不在を補うべく、マーケティング活動に専念した。

「このマンション、どういう世帯層が住んでいますか?」
「芸能人は住んでますか?」
「変わった家主っています?」等など。

 それで、工事のおじさんが言うには、我が家は綺麗な家の部類に入るらしく、
中には10年間開けたことのない家(部屋)もあったという。

それで、一通り話し合った後、おじさんと職業の話になった。
〝手に職があるって素晴らしいですよね!〟と私が絶賛したら、
おじさんはうんうん頷き、こう言った。

「でもね、やっぱり、こういう仕事していて、一番楽しいことは、
 お客さんとこうやって色んな世間話をすることなんですよ。」

ああ、おじさんも!?

 私も仕事していて、一番楽しいときって色々あるけど、
誰かとつながったり、心が触れ合ったときに感動を覚えますよ。

・・・と、口にはしなかったけど、仕事の醍醐味みたいなものをちょっと思い出して
テンションがあがった。

最近、良く読むプレママ本に「出産しても働く理由」というページがあるんだけど
自分の場合はどうかなと考えていて、もし働き続けることがあるとするなら、
こういうところに起因するだろうな、と思っている。

仕事を通じて、人と出会い、人生を学ぶんだよな。