月別アーカイブ: 2011年6月

世界が変わること

妊娠して、私の世界は変わった。

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結婚した以上に、私を取り巻く世界は大きく広がった。
少なくとも、子の存在は、私の視野を嫌が応でも広げた。

街を歩けば、いままで視界に入らなかった妊婦に目が釘付けになる。
赤ちゃん連れをみれば、心が奪われる。
小学生の子供が走れば、何年後かのわが子の姿なのだろうかと
ぼーっと見つめてしまう。

そういうことは、まったく想像してこなかったので、
本当に実感が湧かない。

けれども、私の想像力とは裏腹に、現実として
今日もお腹の胎児は私のお腹を元気にキックする。

ここに確かにいる人の存在を、私は受け止めなくてはならない。

 *   *   *

先日、子供を持つということを改めて考えてみた。

聖書に、

〝見よ。子どもたちは主の賜物、胎の実は報酬である。(詩篇127:3)〝

と言う言葉がある。

しかし、自身を振り返ってみれば、今までの人生、
親に苦労や心配をかけて、本当に迷惑のかけっぱなしだった。

この家に私がいなければ、桜子家は幸せだろうな~と何度も思い、
わが身を呪ったこともある。

してみると、子の存在は、問題の種であり、癌のようなもの。

私は、今までの人生の罪を刈り取るために、
子を産んで、親が経験した苦しみを自らも味わおうとしているのだろうか?

どよーんとクラくなって、夫にその話をしたら、

夫は、結婚もそうじゃない、と軽く答えた。

「夫の存在は、心配の種で、新しい悩み事になったでしょう?
だけど、それを補って余りある素晴らしさがあるから、結婚したんでしょう?
子供もきっとそうだよ」

みたいなことを、私に言った。

加えて、

「人が成長しつづけるために、変化は必要で、
 変化していくから、人生は豊かになっていく。」

というようなことを、言った。

私は、ふむー、と俯きがちに返事した。

いろいろ考えながら、新しい命を迎える準備をしている
田中家である。

膨れあがるおなか

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ふと気がつけば、みるみるお腹が膨らんできた。

夏用パンツを先月買った。
今夏はこれを穿き潰そうと大きめを購入したのに、
ボタンを留めるのが苦しくなり、あっという間に妊婦体型になった。

「これくらいへーきさ!」

と、思っていたけど、

朝起きてみれば、
洋服選びに悩み、

会社から帰ると、
身体はだるく、
床に落ちたものを拾うのはしんどい。

そして、ベッドに入る頃には、足が痛い、お腹が張る。

・・・あと4カ月余りもあるのに、この先どうしよう~。

と思い悩む反面、逆に言えば、
あと5カ月もすれば、子供が誕生しているはず。

ガンバレ、妊婦!(と、世界中の妊婦にエール)

初めての胎動

sakurako_ninpu3.png 妊娠6か月。

夕食後に、お腹がごぼっ、ごぼっ、と音がして、皮膚が引っ張られる感じがした。
間違いない、これぞ待望の〝胎動〝 emoji063.gif
胎児がお腹(子宮)の中で動くことを胎動、という。

ママ友いわく、「胎児には話しかけるといい」んだそう。
この頃になると、聴力が発達していて、この世に生まれていなくても
母親を通して胎児は世界をみているのだという。

神秘だなあ。。。

わが社の先輩ママ

premama.png

「桜子さん、そういえば、いつまで働くつもりなの?」
と、E部長が言った。

 9月まで、と答えたら、「え?そんなに!?」と、仰る。

 そして、
 
「うちの女房も高齢出産だったんだけど、若いときと違うからね、
 無理しなくていいんだよ」
と、労わってくださった。
 
 
 その話を夫にしたら、「え~、いい会社だね~」と目を細めた。

 今回妊娠してみて、驚いたことの一つに、男性社員の理解がある。

私が妊娠したと分かると、ベビーカー情報をくれたり、保育園を探した方がいいとアドバイスするなど、わが社はイクメン(育児する男性社員)が多いことを知った。
※下手すると、女性社員より男性社員の方があれこれ話しかけてくれる向きさえある。