今年の1月、自宅の電話が突然鳴り、
出てみると、20年ぶりに聞く、幼なじみの声がした。
幼なじみの彼女は、開口一番言った。
「桜子ちゃん、結婚したんだね!!おめでとう!!!」
年賀状で私の結婚を知り、そこに記載してあった新住所の電話番号をみて
連絡したそうで、すごく嬉しい、と彼女は言う。
今のメール時代、プライベートで電話をくれる人なんて滅多にいないから、
軽い驚きを覚えながらもうれしかった。
やっぱり直接届くメッセージは、ダイレクトに愛を感じる。
しかし彼女は、
「なんで結婚式に呼んでくれなかったの~!!?」と言うので、
私は私で、その理由を正直に打ち明けた。
「ごめん・・・・・。忘れてた(笑)」
この、普通なら気まずい空気が流れそうな返答に対して、
幼い頃に知りあった仲だからなのか、ちょっと怒られただけで、その場が過ぎた。
それより彼女は20年という歳月の隔たりをなかったかのように
快活にお喋りしだすので、私もそれに合いの手を打った。
私は改めて、幼いころから今にいたるまで
〝つながっている〝ということはこんなにありがたく、
また素晴らしいんだなと、彼女の電話に、たいへん感動した。
そして、、、
仕事は続けるのか?、とか、赤ちゃんはどうするのか?
もしも欲しいなら計画的に考えないとダメだとか、
早めに産んだ方がいいよ、等といって、結婚歴10年以上の3児母らしく、
先輩として、様々なアドバイスをしてくれた。
私は結婚したばかりだから、そこまではまだ考えられない、
と言いながらも、彼女の気持ちがとてもうれしかった。
感謝、感謝だった。 (※今年1月の話)