日別アーカイブ: 2010年6月3日

原口総務大臣との出会い

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昨日、総務省の「脳とICTに関する懇談会」に傍聴へ出かけた。

入室したら原口総務大臣席があった。

私は大臣席から5mほど離れた傍聴席に座り、会が始まるのを待っていた。テーマに惹かれて参加したのだが、辺りは関係者風な人ばかりである。駅のキオスクでは鳩山首相辞任のニュースが載っていた。
携帯で “大臣は今日はご欠席かしら?”とTweet(ツイッターすること)していたら、


「あ!席、間違えちゃった(笑)」

顔をあげたら、席を間違えたナマ原口総務大臣が目の前に現れた。

おおおwhitey_s6.gif

照れ笑いされたので、私も微笑みかえした。
英国ブラウン元首相といい、こういうことは、運がある。わたし、、、、実は原口一博大臣とは、大臣も驚きのご縁があるのだけど、それを伝える機会はあるだろうか。

と、ぼんやり考えていたら、それどころじゃなかった。

原口総務大臣 「えー、今日は記念すべきという日で・・・」 (※文言不正確)

とおっしゃって、白熱した懇談会には最後まで参加されていたが、終わるや否や、殺到するマスコミと共にドアの外へ消えていった。

この懇談会、「グローバル時代におけるICT政策に関するタスクフォース」の傘下に位置し、発表内容は、わたし的にはホワイトスペースの議論よりも格段に楽しかった(すみません)。

〝お金を払ってもいい〝

と思えるような、
世の中で苦しんでいる人たちに 、ぜひ伝えたい!
と思う脳の研究話があったのだ。

これについては、後日、形を変えてアップすることとする。

「グローバル時代におけるICT政策に関するタスクフォース」

昨年2010年10月に行われた
「グローバル時代におけるICT政策に関するタスクフォース」
議事録を今、読んでみると、
http://www.soumu.go.jp/main_content/000049200.pdf

非常に面白い。

原口総務大臣

「人間が一遍に認知できる数は7プラスマイナス2と言われています。
7プラスマイナス2を超えてしまうと、その情報は人には入りません」

「アマルティア・セン博士は、基礎的な教育を施すこと、
このことによって世界の多くの問題を解決することができると言われて
います」

「私たちの新しい政権は、障害者と言う言葉ももう使いたくないと
思っています。障害者、気に障るの「障る」です。害毒の「害」です。
こんな後ろ向きな言葉はない。
ジョン・F・ケネディーでは「チャレンジド」という言葉を使っていました。
神様から挑戦する課題を生まれながらにもらった人たち、生まれた後に
さまざまな課題に挑戦する人たち。チャレンジドをタックスペイヤーにという
のがジョン・F・ケネディーの公約でした」

※タックスペイヤー=

「2010年ノーベル経済学賞はエリノア・オストロムという経済学者で、
センと同じく主流の自由市場経済学以外の分野で貢献している人です。
・・・岩手県の遠野市という典型的な過疎の町でコミュニティー型の
遠隔医療の実証実験が行われています。総務省と厚労省が合同でやっています
遠隔医療懇談会、私が座長をやっていますけれども、の一貫として
実施されているものです。
コミュニティー型というのは、欧米型の遠隔医療は医者と患者の1対1の契約
というのが主流で、それはそれでよいのですが、ここでは、まず、いい
コミュニティーを作りましょうというアプローチをとっているということです。
みんながよく交流するコミュニティーを作る。そこに最先端の遠隔システムを
導入して、効率を上げようということです。」

孫正義氏「今、世界経済危機という状況に直面しておりますけれども、もう一度
世界の経済が成長し始めたときに、日本が成長組の中の一員として入れるのか
どうかということが大変重要な課題になってきているのではないか、と思います。
来年はほぼ間違いなく・・・世界で3位という状況になりそうである。

「グローバル時代におけるICT政策に関するタスクフォース」の傘下に以下の部会がある。

●過去の競争政策のレビュー部会
●電気通信市場の環境変化への対応検討部会
●ワイヤレスブロードバンド実現のためのワーキンググループの開催状況
●国際競争力強化検討部会
●地球的課題検討部会
●脳とICTに関する懇談会