電通PRが70年代に作成した戦略十訓

1961年にヴァンス・パッカード(米社会学者)が書いたベストセラー
「消費をつくりだす人々(ダイヤモンド社)」

この本を参考にして、電通(電通PR)が70年代に作成した戦略十訓

①もっと使わせろ
②もっと捨てさせろ
③無駄遣いさせろ
④季節を忘れさせろ
⑤贈り物をさせろ
⑥組み合わせで買わせろ
⑦きっかけを投じろ
⑧流行遅れにさせろ
⑨気安く買わせろ
⑩混乱を作り出せ

※ちなみに電通鬼十則はこちら

あえて、この逆を考えてみる。

①もっと使わせろ
 →物を消費するな。   →エコ?

②もっと捨てさせろ
 →物を捨てるな。    →エコ?

③無駄遣いさせろ
 →無駄遣いするな。   →エコ?

④季節を忘れさせろ
 →季節を忘れるな。   →うん、そうだ、そうだ。

⑤贈り物をさせろ
 →贈り物をするな。   →えー反対!それ狭量。。

⑥組合せで買わせろ
 →単品で買え。     →エコ?     

⑦きっかけを投じろ
 →きっかけには鈍感に。 →えーある意味、反対。

⑧流行遅れにさせろ
 →流行は追うな。    →エコ?

⑨気安く買わせろ
 →気安く買うな。    →エコ?
 
⑩混乱を作り出せ
 →混乱に惑わされるな  →ある意味、その通りだが。

戦略十訓があまりにも商業主義的なので
反対にしてみたら、何か新しい発見があるかと思った
(ゲーッという感じが減るかと思った)のだが、全てがあてはまるわけでもなく。

要するに人の欲望を刺激し、洗脳していく、ということが
戦略十訓だったのかな。

だけど、物を消費することは、単に必要を満たすという要素だけでなく、
先週の日経MJ調査によれば、『買い物はストレス解消』というデータ通り、
(”買い物”から連想する言葉を女性対象に調査した結果(16-68歳・総数315・マクロミル)
 以下、『楽しい』『楽しみ』『洋服』・・・・『ワクワク』)
人が生活する上での幸せ度にも大きく貢献している。

上記の法則によれば、例えば
コンビニで昼食にお弁当とデザートを買ったついでにお菓子を買うと、=無駄遣い、
だけど、それでもし、その人がその日ハッピーに働けるなら、社会にとってこんな手軽で安いエコはない。

ええ、私はいつも手軽で安いエコを消耗してるよ・・・。