Never Let Go Of Me /私を手放しません

季節は冬に近づいているが、私の今夜は、夏一色だった。

 なぜかというと、Never Let Go Of Me という数年前の夏の音楽に、聞き入っていたからである。懐かしい…。素晴らしい曲だ。なんて、秀逸なリズムなんだろう・・・!

 以下に紹介するのは、アメリカ各地の教会で毎年行われるサマープログラムで提供された一曲だ。そのサマープログラムを、Vacation Bible School (略してVBS)と言う。アメリカ発だが、日本でもそのプログラムをやっている教会があり、私の娘は数年前から、夏になると参加していた。
 ちなみに、年によってテーマは変わるが、以下は「難破船(Shipwrecked)」というテーマに括られた一曲だ。(例年5曲ほど学ぶ)

 ずいぶん難しい単語を小さな子供たちに教えるんだな、と当時は思ったが、神さまを見失う状態を難破船、と表現する発想の柔らかさに、さすがアメリカの教会、と思った。そして前置き長くなったが、ともかく、一度、聴いてもらいたい。これもまた、クリスチャンが聴く音楽の常識を破るものである。

https://youtube.com/watch?v=A-YuWeVojEw
※ティーンらによるダンスのVBS。なお、この教会や団体のことは私は一切知りません。


ちなみに、娘たちはこんな難易度の高いダンスは出来ず、以下のビデオが近い。今度は歌詞付きなので、もう一度良かったらぜひ、聴いてみてください。

https://youtube.com/watch?v=WJgIPk_NkZY



ブログに、このVBSのことを書いた日はなかったかな、とググってみたら、5年前の記事が見つかった。(VBS at Daikanyama

初参加は、6年前か、5年前だったのか。アメリカンスクールの夏のプログラムは高額だと聞いたが、娘のこのVBSはなんと無料であり、雰囲気はアメリカンスクールに負けないと思う(行ってないから分からないが)。ちゃんと、スナックタイムもあれば、ダンスも工作も運動もある(笑)。
 150人程の子どもたちで、歌って踊る5日間で、最終日の午後は親も参加して、私も大いにその期間を楽しんだものだった。

懐かしいな、懐かしいな、とお風呂場にまでスピーカーをもっていって、聴いていたら、子供が「泣きたくなった」と言う。

私にとって、あの時間はけっこう貴重で大事だったんだな、というようなことを呟いている。そうだね。そうかもね。今はあんな風に謳って踊れないものね。泣いてもいいよ。と私は言った。


しかし、お風呂から上がったら、
「なんか、曲聴いてたら、元気が出てきた・・・」
と言った。

そうだ、神さまは私を手放さない、なんて言われたら、元気がみんな、出るもんね。

by桜子