一昨日あたりから梅雨明けした東京。
暑い。一気に夏になった。こういう時はセミナー会場で涼むのがいい。
と、私が書くとサボっていると思われるので、一応言い訳しておく。
昨年からプロモーション担当になったことと、7月から勤務時間を1時間増やしたので、外出の余裕ができ、今朝はANAインターコンチネンタルホテル東京(赤坂)へ直行した。
外部セミナー参加は久しぶりだ。私にとって見慣れた光景に、久しぶりだったからハッとした。なぜ女性はこんなにも居ないのだろう?なぜ女性スピーカーは居ないのだろう?なぜ女性は出世しないのだろう?
アメリカから来たと思われる金髪女性の背中が見えて、しみじみと日本はこういう国だよな、と思った。
さて、そんな社会観を抱きながら、私がHPE(ヒューレット・パッカード エンタープライズ)の大イベントに来た理由は3つ。
1:トップの喋りを聞きたかった。
2:プロモーション担当の立場から、運営方法からプレゼン法まで勉強したかった。
3:私の好きな元HPの富岡徹郎さんの居た会社に興味を持った。
富岡さんな現在、国際基督教大学(ICU)の理事長代理で、私と同じIT企業で、転職後にインタビューへ協力していただいた。
取材中、印象的だったのは、彼が辞めた会社のことを熱く語った姿だった。
「HPがいかに素晴らしい会社であるか」とHP創業者による「11のシンプルルール」を教えてくれた。
「聖書の言葉じゃないか、と思うような文章が並んでいるでしょう?」と富岡さんは笑った。
会場のプレゼンテーションでは、日本の社長が富岡さんの雰囲気に似ていた。米国から来たプレゼンテーターは、HPがいかに素晴らしい会社かとビデオを流していて、見ながら、富岡さんの話を思い出していた。
もし今でも、創業時の理念が生きているなら、転職したくなるような会社である。
高き理念を持った企業というのは、社会にとって不可欠であり、利益を出している企業は自社だけでなく、周囲を幸せにする取り組みをたくさんしてほしいと思う。