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東京キッザニアは幼児や小学生のマストな施設か?
「キッザニアのチケットがあるから、一緒に行こう!」と港区の同級生が言った。豊洲にある、職業体験施設のキッザニアは、私にとって東京ディズニーランドのような印象がある。
①混んでいる
②入場料がいいお値段である
③子供が喜ぶ
この地域では多くの母子が出かけており、私も「いかねばならない」と思っていたが、出かけてみて、分かった。知らなくても子は育つ、ということだ。子の社交関係を思いやると、行かないと子の肩身が狭くなる可能性が(高学年で)あるのかもしれないが、行かなくてもいいな、と思った。
もちろんキッザニアを否定するわけではない。お金を稼いだり、運転免許を取るのにお金を払う経験は、良い社会勉強だ。けれども、そういうことが経済的に余裕のない家庭のことを考えたとき、私の胸に、上記の「行かなくてもいい」という結論が出たのである。
娘は初体験が「楽しかった!」と言ったが、施設より一緒にでかけた友といつまで過ごせるか、の方が関心事だった。そして、その子もまた、娘と同じで、どこにいるかよりも、一緒に遊ぶことを望んでいた。思うに幼児から低学年にかけては、キッザニアでなくても、友達といれば十分しあわせなんだ、と分かった。
過日の放課後を思い出す。
娘はクラスの子と広場で遊んでいた。何もないのに、二人は楽しそうに過ごしていて、何の話をしているのかと思ったら、空想の世界で探検をしていた。私は娘に話しかけるその子の瞳があまりにもキラキラ輝いているのに感動した。私たち大人が失った世界が、そこにはあり、子供にとってはそれが日常なのである。
そういうわけで、私は大人の作り出す物質的なものと、子の持って生まれた力を考えたとき、彼らの力を大切に守ってやりたい気がした。この社会でやすやすと失われていかないよう、配慮していくバランス感覚が、私たち親にはとても大切だと思う。
渋谷区神泉お神輿で大人な夜
今日は娘が、初の友人宅お泊まりに出かけたので、こんな夜はめったにない、と、両親を渋谷に呼び出し、魚好きな父のために、開花屋で夕食。
行ったら、日本人は私たちだけで、あとは外人ばかり。渋谷も変わったとしみじみ思う。
親と別れたあと、夫がもう一杯いこう、というので、隠れ家的バーのミーカ・・・へ私は初めて足を踏み入れた。
ピンポン、と鳴らして入るそこは、中に入ると、黒い革張りのソファ6席あるだけで、思わず銀座の店を思い出した。
貸切状態の中でマスターと歓談したあと、「娘に乾杯!」と夫がグラスを傾けたので、「なぜ、娘?もうすぐ誕生日の私でしょ!」と、騒いだ。
いかん、いかん、夫の恋人は私であるはずなのに、娘になっているではないか。
娘不在でのびのびしてる私に引き換え、夫の頭は、娘のことが、始終頭から離れられないらしい。。
追伸・神泉のお神輿は23時くらいまでやってるそうです。
あなたの隣の8050問題
過日アクセス高になっていた、この記事、「ご近所、異臭騒ぎ」。
15年以上ブログを続けているので、書いた私でさえ、タイトルを見ただけでは何を書いたか覚えていない。読んでみたら、私の独身時代に体験した近所の8050問題に似ていた。
当時、8050問題、という単語さえなかったと思うが、
これは現在だと、「80」代の親が「50」代の子どもの生活を支えるという問題(NHKのHPから引用)である。
私の体験は、その関係が逆転したある家族の実話であった。
「ご近所、異臭騒ぎ」を初めて書いたときは、ただ自分の目の前で起こったセンセーショナルな出来事を言いたくなって書いたのに、結果として「ご近所、異臭騒ぎ」(中編)(後編)と、話は3段階に及んだ。もし時間があったら、ちょっと読んでもらいたい。(ちゃんとオチがあった)
というのは、あれから何年もたったのに、最近、このお兄ちゃんから電話が、実家の母にかかってきたというのだ。
「お元気ですか?」というご挨拶だったそうだが、そのあと、お兄ちゃんが言ってきた話はこうである。「最近、知り合いから某宗教を勧誘されるけれど、しつこくて困っている。僕はどちらかというと、キリスト教の方が良いんだけど…」と、母に訴えてきたらしい。
かくして、お兄ちゃんと母は今夏、思いもよらず再会し、聖書の話を聞く集まりに出かけて行ったそうだ。
私たちからしたら、遠い昔のお兄ちゃんでも、神様から見たら、今もつながっているお兄ちゃんなのだ、と感動した。
会社の創立記念日
今日は会社の創立記念で休みだ。
私はこの夏、仕事が忙しかったので、9月末までに消化すべき有給が8日間も残っている。
今のところ、何をするか全く決めておらず、夫に相談したら「娘を連れて海外にでも行って来たら」と贅沢な提案をもらったが、独身時代に散々出かけたので、今はそれよりも、いかにして日常をしっかり生きるか、ということに関心が及ぶ。
とはいえ、一人の時間は久しぶりである。夏休みは終わったから子もいない。
まずは美容院とサロンへ行こう、と予約の電話を昨日入れたら、遅すぎて、すでに満員と断られた。自分の無計画さに肩を落としたものの、すぐに、これは神様から「そんなに(外見磨きは)重要じゃないから」と言われたような気もした。
ならば、
と、家の大掃除をしよう、とまず、寝具をたくさん洗濯した。
シーツやタオルケットは屋上で干そうと行ってみたら、狭いスペースは既に満員御礼であった。
それでも、適当に場所を見繕って何とか干し終えてエレベーターに乗ったら、居合わせた住人から、「これから干しに来る人がもっといますよ。普段はもっと多いの」だの、「昔はここに下着泥棒が出てね、それで物干しペースが狭くなったの」と、マンションあるある、を教えてもらい、すっかり自分はこのマンションの一員になっていることを感じ、悪くない気分だった。。
閑話休題。
今日は、ニューヨークに住むウッディ(仮称)の誕生日である。洗濯の後は、彼にメールを送ろう、と思った。
でも、なぜだかブログを書いてしまった。ブログは私に物質的な益をもたらすわけではないが、ここによって、いろんな人との縁を頂いてきた。実際、知ってもらうことで気にかけてくれる人もいて、まれに、私が何も書かない日が続くと、(忙しいんだな、可哀想に)と祈ってくれる奇特な人もいて、その方には感謝すること、この上ない。
ということで、今日は私の会社設立記念日である。
私は穏やかな気持ちで家に居て、午後はもうひと掃除してから、図書館へ行こうと思う。
東急本店DEMIで学ぶ、シダックスこどもテーブルマナー教室
8月31日夏の終わりに相応しく、東急百貨店の洋食レストランデミで、子供向けにカラオケ店でお馴染みのシダックスプロデュースによる、フルコースのテーブルマナー教室が開催された。
地の利を生かして、申し込むと、親子3人で参加して良いそうで、貴重な体験をひとりワンコインで堪能させていただいた。
左子供用、右大人用
付け合わせと、ソースが違う。
マナーも、お肉は右からカットして頂くのは知らなかった。大人にも勉強になりました。
渋谷の日本マッサージ店と中国系マッサージ店、体験談
今日は仕事帰り、マッサージの施術を受けた。
先週、軽いぎっくり腰を患った私は、背中がバキバキで首が回らない。
このままほっておくと、生活に支障をきたす。もはやマッサージに行くことは、私の生命線だ。日本にマッサージ店が多いのは、私みたいなサラリーマンがたくさんいるせいだ。ぜひこれを、医療として、認めてもらえるようにしてもらいたい。
さて、そんなコチコチ背中を見た私の夫が、2日前、「絶対行くように!」と、指名率NO1の施術者を紹介してくれた。指名料324円払って、1時間揉んでもらった。が、あまり良くなかった。
「なんかさ、休みが全然ないんだって」
「もっとお金を稼ぎたいから休まないんだって」
施術中に彼から聞いた話を夫に告げ、「ぜんぜんリラックスできなかった」と呟いたら、当たり前だ、と言われた。無駄話するな、と叱られて、なぜ彼とたくさん話してしまったか、考えた。
夫に紹介された人だったから、頭のどこかで「特別な人」と勘違いし、どうやら無意識ながらにも、良好関係をつくろうとしたらしい。
バカだった・・・。
そういうわけで、なおらないので、今度は長年、贔屓にしている中国系マッサージ店へ行った。
私はこの店長に「うちで受付する?」と求人票を見せてもらったことがあるが、この店は良い。まず、スタッフが全員上手いのである。なぜ、みんな上手いのか聞いたら、スカウトしているらしい。
それで、私はいつもどおり、指名せず、そのときの担当者に身をゆだねた。
この日、40分の施術だったが、私の背中が酷かったせいか、勝手に「5分オマケシタヨ」と終わった時には延長されていた。とっさに「頭は?」と言ったら、「イイヨ」といって、頭も5分マッサージしてくれた。
あまりにもうれしいサプライズに、すまないというジェスチャーをしながらお礼を述べたら「イイヨ」と、また言う。二度と浮気すまい、と誓いながら、何が私に出来るかと考えたが、チップを出すのも少し違う気がした。
彼女に聞いたら、「マタキテネ」と何度も言った。
ああ、そうだ、次回はこの人を指名しよう、と思った。
『もし、この世のすべてのものが理性的だったら、なんにも起こることはなかっただろう。』ドストエフスキー
夏休みもあと少し
今日は最後の学童だ!とお弁当づくり。
ラグビー日本代表を目指す双子が、わが社にやって来た!
働くパパママ向けに、会社が「夏休み職場参観」を催してくれ、うちの子も参加させていただきました。今回は、シャイニングアークス(NTTコミュニケーションズラグビー部)の選手やOBが、たくさん来てくれ、かっこよかったです。
こちらは、2019年ワールドカップ日本代表を目指す双子のトップリーガー、鶴谷知憲、昌隆選手です。(写真許諾済)
めったに会えない二人に思わず、インタビューを2つ。
私 「ラグビー選手が必ず聞かれる質問って何ですか?」
鶴谷選手 「そう聞かれると分からない。なんだろう、笑、ラグビーをやり始めた理由かな?」
私 「私ひとつ質問があるんですけど。双子は好きになる女性のタイプ、同じですか?」
鶴谷兄弟 「あ、それ、よく聞かれるかも(笑)でも、いやー」「違うよね・・・」
私 「www」
とても爽やかな双子選手で、子供にも大人気。
軽々、子供を持ちあげちゃうから、列ができたよ!
非常に多くの親子連れが参加し、職場はもはや、こども園のよう。
ふだんと違う景色に、よい会社だなあ、としみじみ。
職場の昼休み
昼休みといえば、20代の私にとっては華やかな社交場だった。
銀座が勤務地だった私は、同僚4人と有名なイタリアンを食べ、情報通であった。
皆でワイワイ言いながら、楽しそうにお喋りすることが、今思うと私にとっての義務であった。
外食したかったわけでもない。もっと質素な食事で十分だったのに、そのように過ごしたのは、私に必要な営みであったからである。そうすることで、私は職場に染まっていき、広告代理店で働く女性の心得を学んでいったと思う。
しかし、どの会社にもたいてい一人は変わり者がいる。
わが社(当時)にも、私たちの過ごし方と真逆の地味な先輩がいた。
その人は、昼休みになると、机の上に新聞を広げ、お弁当を一人で食べ、昼休みはもちろん、勤務中もいつも、無愛想であった。おまけに、名字が「影山」といった。本当に、名字の通りの雰囲気で、勉強熱心な姿に尊敬しつつも、暗い先輩だな…、と私はひそかに思っていた。
なんと、そんな私が・・・!
今、その人になっている。
新聞こそ、手元にないが、代わってパソコンとイヤホンをつけながら、お昼を食べているではないか…!
年齢のせいもある。業務の忙しさもある。一人の時間が欲しい、というのもある。
しかし、この姿は、私がもはや20代ではなく、職場に対するトキメキや、着飾ることを全く気にしなくなった、証である。
代わって、そんな私が昼休みに気になるのは、娘のランチタイムである。
この時分、給食がないから、娘は学童でお弁当である。
職場でお弁当のふたを開けた瞬間、彼女のお弁当箱が気になった。
私は会社のレンジで温められるのに、彼女のは冷たい。
ちゃんと美味しいだろうか。
「言葉で表わしきれないときに、愛を象徴してくれるのが食べ物です」 アラン・D・ウォルフェルト