日別アーカイブ: 2009年3月23日

電通副社長夫人のお食事

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今朝、ふーん、へー、ほぉー、という発見をしたので紹介する。
電通副社長夫人のお話。(どの代なのかは知らない)

なんでも天下の電通副社長だから、帰りは毎晩遅い。
そのため夫人は一人で夕食をとる。
それを聞いた作家の三浦綾子は、一人ぼっちの食卓はどんなに寂しかろう、
というようなことを言ったら電通副社長夫人はこう答えた。

「でもね、この10年間、私は自分一人の食事を、
いい加減にはしなかったのよ。
 お菜を3品も4品も作って、そのお菜の作り方も夫に食べさせるように、
 決して手抜きをせずに心をこめて作ってね。もちろん食器も選んで。
 そしてね、和食の時は和食に合った音楽をかけ、
 洋食の時には洋食に合った音楽をかけるの。
 淋しいからって、そそくさと食事をしたりはしないように、気をつけたの」

それで、三浦綾子は感動して、


『自分一人の食卓をおろそかにしないという生き方は、
 あらゆる人生の断面において、
 自分の生活をおろそかにしないということにつながる。
 それは自分の与えられた人生を、
 真実に生きていくということでもある』

と言いながら、
『日々の小事に忠実に生きていく者でありたい』と括るのだが、

これ、けっこう私的には目から鱗でした。bikkuriani_16_red.gifみなさんはどうですか?

この、一人の食事をきちんとする、ということは、
 イコール、<誰も見ていなくてもしっかりと過ごす> 
ということであって、

先日考えていたことに通じた気がしたんですよね。

つまり、与えられたことをおろそかにしない?生き方、というのかしら。

それが出来たらいいな、とウットリしましたf_petit1.gif

【レビュー】コドモダマシ・ほろ苦教育劇場

以前、岡本一郎さんにパオロ・マッツァリーノさんを教えて頂いて以来、すっかり彼のファンとなって著書をほぼ読破した私。このパオロさんというのは外国人かと思いきや千葉県民らしいんですよね。私はどうも岡本さんとパオロさんの性格が被ってしまうんですが、今いちばんインタビューしたい方です。

コドモダマシ―ほろ苦教育劇場
20090322125820.jpg ※パオロさん、これを偶然でも読んだらぜひインタビューさせてください。
OKの連絡先は、sakurako*sakurako.cc (*は@マークでお願いします)m(__)m

この本は、お父さんと子どもの会話を中心に、「デキちゃった婚って何? 格差って?」という子どもが持つ疑問にお父さんがどう答えていくか、というのが面白おかしく、でも、本当のとこってどうよ?というのがパオロ・マッツァリーノさんの視点で書かれています。

私が、なぜ彼の本に惹かれるかと言うと、文章のリズムが良いことと、物事を見る視点の大切さを教えてくれるから好きなんです。

ちょっと、一部、「宿題」のくだりを抜粋

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(子供) 「来週までに提出なんだよ。あーあ、なんで読書感想文なんて書かないといけないのかなあ」

(著者)わかる、わかるよキミの気持ち。そうだよねぇ。こどものころはみんな感想文なんか書くのいやがってるんです。そのクセ、オトナになると、頼まれもしないのにブログで本や映画の感想ばっかり書きたがるんだから、わからない、わからないよ、ブロガーの気持ち
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いや、ホントそうだよね。なんでブロガーは書評を書くんだろうね。

一つにはアフィリエイトがあると思うのですが、皆さんはなぜですか?

ちなみに、私が時々レビューを書くわけは、尊敬する人に「書け!」と言われたからです。
なんでも、読後感想文をしたためることによって、内容が頭の中に入っていくそうです。