今朝、ふーん、へー、ほぉー、という発見をしたので紹介する。
電通副社長夫人のお話。(どの代なのかは知らない)
なんでも天下の電通副社長だから、帰りは毎晩遅い。
そのため夫人は一人で夕食をとる。
それを聞いた作家の三浦綾子は、一人ぼっちの食卓はどんなに寂しかろう、
というようなことを言ったら電通副社長夫人はこう答えた。
「でもね、この10年間、私は自分一人の食事を、
いい加減にはしなかったのよ。
お菜を3品も4品も作って、そのお菜の作り方も夫に食べさせるように、
決して手抜きをせずに心をこめて作ってね。もちろん食器も選んで。
そしてね、和食の時は和食に合った音楽をかけ、
洋食の時には洋食に合った音楽をかけるの。
淋しいからって、そそくさと食事をしたりはしないように、気をつけたの」
それで、三浦綾子は感動して、
『自分一人の食卓をおろそかにしないという生き方は、
あらゆる人生の断面において、
自分の生活をおろそかにしないということにつながる。
それは自分の与えられた人生を、
真実に生きていくということでもある』
と言いながら、
『日々の小事に忠実に生きていく者でありたい』と括るのだが、
これ、けっこう私的には目から鱗でした。みなさんはどうですか?
この、一人の食事をきちんとする、ということは、
イコール、<誰も見ていなくてもしっかりと過ごす>
ということであって、
先日考えていたことに通じた気がしたんですよね。
つまり、与えられたことをおろそかにしない?生き方、というのかしら。
それが出来たらいいな、とウットリしました