パプアニューギニア国旗

パプア大使とイッテQの妙

神様はいつも人生にちょっとしたスパイスを落としてくれる。


去年わが家は、ちょっとした小さな縁で、パプアニューギニア大使一家と親しくなった。
私はたいして英語が出来るわけでもないのに、ニュージーランドから帰国したばかりだったから、次なる地はパプアニューギニアか?!と神の導きを感じて、パワーで英会話に励んだところ、彼らが食べたいというラーメン屋さんへお連れするという光栄に預かった。


そんなわけで、それまでパプアニューギニアの場所すら心もとなかった私が、地理や民族を知るにつれ、興奮したのは、日テレで「イモトのパプアニューギニア特集」があると知った夜だった。

すぐさま大使夫人にSNSを送った。
「今夜あるよ」

さほど気合もいれず連絡したそれが、やがてわが家での録画鑑賞会に発展していった。
見逃した夫人が、データを求めたので、困った私が、「うち、録画してるから見に来れば?良かったら夕飯も一緒に」と言ってしまったせいだった。

メニューは、悩んだ末、B級グルメにした。以前彼らが恵比寿のラーメン屋さんに舌鼓を打ったため、たこ焼きを前菜にした。これは、日本のストリートフードだよ、と紹介したら、美味しい!と喜んでくださった。

で、メインディッシュが日テレの録画データ。
珍獣ハンターイモトワールドツアー in パプアニューギニア|世界の果てまでイッテQ!|日本テレビ (ntv.co.jp)


放送では、「パプアニューギニア人は笑いやすいので、こんな小話でも笑うか?という街頭実験が行われていた。映像では、現地の人たちが大笑いしていた。
これは、日本人だったら絶対に笑わないような話で、私は映像の意味を解説しようと彼らの方を向いた。

そしたら、
な、な、なんと、すでに一家が隣で笑い始めていた…(!)


オーマイガッ!
実験が本当に正しかったと、私は日テレさんに連絡したくなった。
番組で説明していた通り、パプアニューギニアの人たちの笑いの沸点は低かった。
意味が分かる私と主人と娘だけが顔を見合わせクスリと笑った。



富む者と貧しい者とは互いに出会う。
これらすべてを造られたのは主である。(箴言22:2)



by桜子