おらおらでひとりいぐも

先週、所用を済ませた帰りに、「公園に行きたい」と娘が言ったので、久しぶりに公園に寄った。

浜田山だったので、知り合いもなく、彼女は一人で、走っては、滑り台によじ登り、ブランコを漕いでは、鉄棒をするなどして、敷地内をめいっぱい、動き回り、飽きもせず、気づけばお昼もとうに過ぎていた。

楽しいんだろうなあ……と、私もまた一人、ベンチに腰かけて、娘を見守るのは久しぶりだ、と思いながら、その様子をぼんやり眺めた。

時折、べべが(遊具の陰に隠れて)消えては現れ、現れては消えた。
少し前までは、見えなくなると、慌てたが、入学を控えた今となっては、敷地内にいれば、多少見えなくても心配はいらない。

それくらい、大きくなった。

綺麗な服はあっという間に泥だらけ。

家に帰ったら、滑り台のやりすぎで、タイツのお尻が何箇所か、破けていた・・・(!)

細い足、小さな身体。

私の視線に気づいてにっこり笑う、いつもの顔が、あたりまえでなくなる日が、やがてくる。

それは、いつだろう、と思いながら、

まだまだ、この素直さで、成長してほしいと切に思う。