「○○家でビール飲みながら、花火大会見ようよ」と、友達が誘ってくれた。
夫は仕事で行かれない、と言う。
ならば、私一人でベビー連れの夜外出は避けたい。
「ごめん、行きたいけど、無理。」
と断った。
が、当日になって、無理であるわけがあるまい、
という考えがもたげてきた。
頭の中で、行かなかった場合と行った場合の過ごし方をシュミレーションしてみた。
行かなければ、いつもの夜。行った場合はどうなるか分からない夜。
むくむくと、今しかない時をエンジョイしたい、という思いが強くなり、べべも大事だが、母親である私自身も大事だ、と思いなおし、二人でお出かけすることにした。
友達の旦那さんと○○家に向かう。
4歳児がべべを熱烈歓迎してくれて、
ご馳走を頂き、
ベランダで間近で鑑賞。
○○家には何人かの人が集まっていて、中に私と同じようなベビーとママがいて、「しまった、ヘッドホンを忘れた!」という。
「何のヘッドホン!?」と聞いたら、赤ちゃん用だという。
赤ちゃんの鼓膜を花火音から守るためだといい、フジロックではヘッドホンをかけられているべビーが少なからずいるという。
ホント!?と思いながらも、大慌てでべべの両耳に手をあてながら、花火を見せた。子供にとって、花火はどう映るのだろうか。べべはじいっと興味深そうに見つめていたが、泣き出す子もいた。
べべと私、初めての神宮花火。2012年の夏。