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woman with umbrella on beach

山口周に18時間寝てる?と聞かれた女

 最近会う人、会う人に、「山口周って知ってる?」と宣伝部長になっている私。
飛ぶ鳥落とす勢いで、出すビジネス書が売れに売れまくっていると思しき文筆家、それが山口周だ。

ダイアモンド社のアマゾンに貼ってあった広告見つけた↓コピーライト:アマゾン&ダイアモンド社

宣伝部長すぎますか?

ググったら、NHKにも出てて、たまげた。



本を読むと、キレッキレの文章を書くので、今さらながら、この人めちゃくちゃ頭がいいんだ!と感嘆し、よく友達でいてくれたよな~と思った。なんで未だにつながっているか、というと、神の技、と言うしかないが、なんといっても、インタビューしたことでつながり続けられたのではないか?と思う。

それで、昔のインタビューを久々に見たら、吹き出したので、紹介したい。
当時の日記から抜粋する。

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■山口周の読書法について聞く

山口「もうビジネス書ほとんど読まなくなっちゃった。寝ちゃうよねえ、やっぱ。
あのね、本は食べ物と同じで自然に読みたくなるものを心が求めているんだよ。この間、西森栄三郎さんの本を読んだら、『アムンセンとスコットの冒険』を読んでさ、『ゴンドラの都』がメタファー、『アドリア海の女王』をメトノミーというんだけど、同じ「ベネチア」のことを指してもゴンドラの都だと分かるけど、アドリア海の女王っていったら、何かわからないだろ。掘り下げていくことをメタファーっていってさ・・・」

桜子「え?なんて本?」

山口「アムンセンとスコットの冒険」

桜子「ヤムウンセン?」

山口「それくらい知ってろよ!アムンセンだよ」

桜子「タイ料理にヤムウンセンってあるんだよ~(汗)」

山口「あ、マジで?」

桜子「ほら、知らないじゃん!」

■星野道夫をあなたは知っていましたか?by桜子
山口「なんでさあ、おんなじ時間を生きているのに、桜子そんなに何もしらないわけ?もしかして18時間しかないわけ?」

桜子「え?18時間しかない?失礼だよ」

編集部「桜子さん、違いますよ。岡本さん、『18時間寝てるわけ?』って言ったんですよ」

桜子 「え!?もっとひどいじゃない!18時間寝てる?そんなわけないじゃない!」

山口「まあ、俺もすごい寝てるけどさあ・・・」

桜子「・・・私はね、きっとね、(岡本さんが何かを得ている)その裏で何か他のことを得てるんですよ」

山口「いや、それ、ないでしょ」

桜子「うん、そだね。・・・(しばし無言)あー、もうインタビューする気、失せたっ!」

山口「いやでもねえ、パロアルト(FXPALはパソコン発祥の地(詳しくはココをクリック))知らなくても、星野道夫はフツー知ってるぞ」

桜子、無言

山口「でね、俺ね、攻めていると発展しないから、桜子にソリューションを提供する。桜子ねえ・・・(しばし間)・・・・18時間寝てる・・・・わけじゃない、そうだよね?寝すぎじゃないんだよね??」

ムッとする桜子に少し考える岡本氏。

山口 「・・・本屋、行ってる?」

桜子 「ネイルサロンには行ってる」(ふんぞり)

山口 「ネイルサロン、それ、バシバシ行っていいんだけど。ただねえ、俺、自分のことを考えると本屋な気がします。ぷらぷら歩くんだよ。そういうことしたことない?」

桜子無言に、編集部、思わず吹き出す。

編集部「桜子さん、(^w^) ・・・ふふふ。珍しく止まってる~(大笑)」

桜子 「いや、もうさあ、本当にインタビューやる気力が失せちゃって、なんで場所を変えてやり始めちゃったんだろう。もうさっきのでおしまいにすれば良かった」

山口 「星野道夫はさあ・・・」

桜子 「もういいよ」

編集部「桜子さんはね、感受性がね、感受性が高いんですよね(笑)」
↑フォローしてくれてる

桜子「私、思ったんだけど、私が桜子じゃなくて、Tさん(編集部)が桜子やれば良かったのに」

編集部「なに言ってるんですか、ハハ」
↑この方は優しい

山口 「いや、でもさあ、感性がないから本屋に行かないんだろ?俺、むしろ、そっちだと思うぞ」

桜子 「アー?」
↑不良の真似。※生まれて初めてインタビュイーの肩元を掴んだ。。

山口 「桜子こうなってるんだよ(没頭ポーズ)こうなって一点集中で本を見ているからだよ」
=テープの書き起こし作業が実に空しい。もうこのトークはカット=

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「ね、おかしくない、笑っちゃうよね~」と私は言いながら、この文章を読ませたら、夫がいつになく怪訝な顔をして、こんなことを言った。

 「そんなの載せていいの?プライドないの?」

by夫


私、うれしかったねえ…。

今日も読んでくれる誰かが笑ってくれればいいじゃん!って言ったら、
俺にはその気持ちわからんが、というような顔をして、君がいいならいいや、というようなことを言われた。

いや、心配してくれる誰かがいるのって、実にありがたいね。
この人と結婚してよかった、と思った。


最後に聖書をご紹介しておしまいにする。




いったいだれが、あなたをすぐれた者と認めるのですか。
あなたには、何か、もらったものでないものがあるのですか。
(第一コリント人への手紙 4:7)



今日もよい一日を!

by桜子

祝・山口周「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?」

今日は代官山蔦屋で久しぶりに朝カフェ。そこで見つけた、写真入りの山口周!

ビジネス書大賞準大賞2018の他に、なんだか別の賞もいただいたのね。良かった、嬉しい!

桜子による山口周インタビューはこちら

私は彼が好きである。もちろん、友として。

だから、彼の活躍は大変嬉しい。皆さん、良かったらぜひ書店やアマゾンで購入ください。

元電通で文筆家兼コンサルタント、山口周氏インタビュー

「世界で最もイノベーティブな組織の作り方」「外資系コンサルの知的生産術」「読書を仕事につなげる技術」「天職は寝て待て」など、多数のビジネス本を出す外資系コンサルタントで元電通・ボストンコンサルティンググループの山口周氏は現在、住まいを葉山に移し、朝はボディーボードを楽しみ、夜は薪ストーブの火を眺める、という優雅な暮らしを送っている。

折しも、葉山には私の好きな友達パリちゃん一家が住んでいるほか、
近所のママ友の別荘もあり、私にとっては大切な人たちが生息している場所。
そこに彼も加わってしまった。

にしても、現役バリバリで、なぜいま、葉山に?!

色んな疑問に答えてもらいました。
他のビジネス誌には乗っていないような話も聞きだしたと思うので、ぜひ、ご一読いただければと思います。
こちら→桜子が聞く!先駆者たちのワークライフバランス

Yamaguchi_Shu_Sakurako
「今の生活の満足度は80点。あと、20点は勉強会やれたらいいと思うんですよね。なぜって?なんか、その方がかっこいいから。僕はほっとくと何もやらないんですよ。デレデレするのも、大好き。寝るのも、大好き」
by Shu Yamaguchi

#2018.12/16追記:彼の18年ベストセラーはこちら!

せっかく検索してきてくれた方のために、記事化してないインタビューのさわりをのせる。(特別に。m(__)m)

魔がさして、葉山にきてしまった!!

 私は山口の電通時代を知っている。忘年会などの節目に飲む仲だった。だが、この5年間は音信不通になっていて、連絡を取るのに苦労した。書店に並ぶ本で、彼の近況を知った。久しぶりに会えるかどうかも、正直心許なかったが(活躍し始めると冷たくなる人もいる)会うと、「いやあ、連絡くれてありがとう。最近どうしてるの?」と、“友達”だった。
 
 前と態度が変わらなかったので、最初は敬語を端々に使っていた私であったが、思い切って、「その頭どうしたの?」とタメ語で聞いた。私の知る限り、坊主姿をみたことがない。まるで、ナチュラリストに転向したのか、僧侶みたいな頭になっていた。
 イメチェンだったのかはさておき、彼は昔と違って、生活を大幅に変えていた。

桜子「山口さんの今の暮らしは理想的ですね。“この生活を手に入れた”という実感はありますか」

山口「あります」(きっぱり)

桜子「おおっ、期待に応えてくれますね!ちなみに一日の平均的な過ごし方は?」

山口「うまくいったと思える日は、朝4時起床。物書きをして7時に子供たちと朝食をとり、仕事の後は18時帰宅。家族と夕食をとったら21時に就寝」

桜子「21時?!そんな生活を意識し始めたのはいつですか?」

山口「10年ぐらい前です」
 当時は30代半ばで、BCGにて毎晩帰りは午前様だった。一日の平均睡眠は3、4時間という中で初の新書「グーグルに勝つ広告モデル」を出版した。

 ☆ちなみに、実はこの時も私はインタビューしていたのでした(!)当時の取材はAscii.jpで書いたんですけど、今読み起こしても、プッと笑っちゃうのは、山口周とのこぼれ話を記したこちら。インタビューしたときの受け答えから、臨場感をお届けできると思いますw