令和元年だと大騒ぎした日本のGWは、すっかり過去となった。
日本の騒動も、アメリカでは誰一人関心を寄せなかった。おそらく、令和、という言葉をよく知っている外国は、ドメインビジネスで儲けたがる中国だけではないかと思う。
さて、私たちの日常も、帰国して1週間余が経過した。
今のところ、GWに行ってよかった、と心底思っている。
理由は、夫が「仕事の心配をせずに休めた」とリラックスしていたし、娘にいたっては、「私、アメリカで生まれたかった」と言うほど、何かが気に入ったようであり、なんといっても、プール付きのコンドミニアムが、私たちプール好きの家族には、最高の環境であった。
しかし、この環境、そうそう簡単には手に入らぬ。
そもそも、なぜ私たちがホテルではなく、コンドミニアムに住めたのか。
それは、アメリカの友人がいたからである。
この旅は、10年前にさかのぼる。
独身だった私は、仕事のプロジェクトを終え、疲れ切っていたので、親しい部長に、「どこか海外にいって、ホームステイしたい」と呟いたら、彼が願いを叶えた。30代になって、見ず知らずの外国人の家に行くとは大胆不敵だが、トントン拍子に話が進んだので、クリスマスにアリゾナへ飛び、10日間ホームスティした。それが、今回76歳になった彼と再会した所以だ。
*当時の日記はこちら「アリゾナへの切符」
だから、私たちは普通では考えられない旅行をした。
ラッキーだね!!
この一言に尽きる旅について、ふと思った。
もしも、神様から10年先を見越して計画されていた、としたらどうだろう?
私は今回、自分から夫を誘ったが、誘う気持ちになるまで、いくつか布石があった。まず、去年、ホストファミリーが何の予告もなく日本にやってきた。この予想外な出来事で、まさか自分が、この辺ぴな地へ再び来るとは、夢にも思わなかった。
人生に偶然は一つもなく、
私たちから見たら、一つの旅が、もっと大きな視点でみたとき、違う点になることがある。
私たちは、もしかしたら、この先、アリゾナと何か縁があるかもしれない。
実際、今回行ってみたら、高校時代の友人がアメリカの実業家と結婚しており、再会する機会に恵まれた。
彼女はクリスチャンになっていた。
してみると、この先の未来もまた、次につながる点になるのではないか。
そんな考えをついつい巡らせてしまう。