タグ別アーカイブ: 妊娠

キックゲーム

sakurako_ninpu5.png

夜になると、お腹の中で胎児が私のお腹を内側から蹴っていることを体感する。

妊婦本に、

「お腹の中の赤ちゃんがキックしてきたら、こちらもお腹を叩いて反応しましょう」
(これをキックゲームと呼ぶ)、と書いてあり、

実は勤務中や朝起きた時なども発生しているのだが、
やはり一日の終わり、静かに横たわっている時に、一番キックを感じる。

これはどういう感じかと言うと、皮膚がひっぱられるという感じ。
ついでに、たまに痛かったりする。
さらにぽこぽこ蹴られすぎて寝るのに集中できない、ということもある。

が、

これは胎児が健康な証拠だという。

ありがたいことでR。

私はどうしてもそれができない

 「おなかに赤ちゃんがいます」
妊娠してすぐに駅で入手したマタニティキーホルダー。

妊娠した当時は、どんなものだろう?と照れながら鞄につけてみたけれど、
実は私、このキーホルダーがとっても苦手。

理由(1)
洋服に合わせて鞄をしょっちゅう変える私には1つのキーホルダーじゃ足りない。
結局、付け外しが面倒で、キーホルダーがないままに。

理由(2)
見ず知らずの人に妊婦だと伝えることに、とても抵抗感がある。

         ↓
今日は特に、この(2)のハナシ。

===================
妊娠初期、女友達が私を見てキーホルダーをつけているかと聞き、
もらったけど鞄の内側に入れて隠している、と答えたら、

「ダメだよ、見せるようにさせなきゃ!」と叱り、

「私なんてね、自分が座っているときに妊婦見つけたら、
 わざわざその人を呼んで、『あなだ、ここに座って』と言うよ!」と叫んだ。

彼女は、独身である。
・・・えらいなあ、よく気づくなあ。

私なんて、妊娠するまでこのキーホルダーに
たぶん気づきもしなかったし、もしかしたら知らなかったかも??

このキーホルダーはつけていると、いかにも〝席を譲って下さい!”とアピールするようで、私は恥ずかしい。こんなこと書くと、全国妊婦組合からはどなられるだろうけど、私はそう思ってしまうの。ごめんなさい。

実際、みんなどうなのかなと思い、先日出かけた母親学級で妊婦の鞄をチェックしたら、
ほぼ全員がキーホルダーをしっかりとぶら下げていて、感心した。

「つけててどうですか?」と問うてみたら、
皆が口々に声を揃えて、「誰も席を譲ってくれない」と嘆いていた。

なーんだ。だったらつける意味ないよね?
やっぱりぶら下げなくてよかった、と思った。
(それで、いまもそのまま)

だけど、もっとお腹が大きくなったら、
四の五の言ってられなくて、ぶら下げるかもしれない。

実際、先日このマタニティーキーホルダーに助けられる事件があった。

シルバーシートに座っていたら、目の前におばさんが立って、
じろりと睨まれた。(気がした)

そのとき、心の中で、

(私ってば、せこい~~)

と思いながらも、
そおっと、鞄の内側にいれてたキーホルダーを外にぶら下げた。

(ああ、良かった。今日はキーホルダー付きの鞄で)
と思いながら、私妊婦なんです、とさりげなく周囲にPRした。

小市民、妊婦・桜子である。

・・・はずかし。

世界が変わること

妊娠して、私の世界は変わった。

so_062.jpg

結婚した以上に、私を取り巻く世界は大きく広がった。
少なくとも、子の存在は、私の視野を嫌が応でも広げた。

街を歩けば、いままで視界に入らなかった妊婦に目が釘付けになる。
赤ちゃん連れをみれば、心が奪われる。
小学生の子供が走れば、何年後かのわが子の姿なのだろうかと
ぼーっと見つめてしまう。

そういうことは、まったく想像してこなかったので、
本当に実感が湧かない。

けれども、私の想像力とは裏腹に、現実として
今日もお腹の胎児は私のお腹を元気にキックする。

ここに確かにいる人の存在を、私は受け止めなくてはならない。

 *   *   *

先日、子供を持つということを改めて考えてみた。

聖書に、

〝見よ。子どもたちは主の賜物、胎の実は報酬である。(詩篇127:3)〝

と言う言葉がある。

しかし、自身を振り返ってみれば、今までの人生、
親に苦労や心配をかけて、本当に迷惑のかけっぱなしだった。

この家に私がいなければ、桜子家は幸せだろうな~と何度も思い、
わが身を呪ったこともある。

してみると、子の存在は、問題の種であり、癌のようなもの。

私は、今までの人生の罪を刈り取るために、
子を産んで、親が経験した苦しみを自らも味わおうとしているのだろうか?

どよーんとクラくなって、夫にその話をしたら、

夫は、結婚もそうじゃない、と軽く答えた。

「夫の存在は、心配の種で、新しい悩み事になったでしょう?
だけど、それを補って余りある素晴らしさがあるから、結婚したんでしょう?
子供もきっとそうだよ」

みたいなことを、私に言った。

加えて、

「人が成長しつづけるために、変化は必要で、
 変化していくから、人生は豊かになっていく。」

というようなことを、言った。

私は、ふむー、と俯きがちに返事した。

いろいろ考えながら、新しい命を迎える準備をしている
田中家である。

膨れあがるおなか

sakurako_ninpu4.png

ふと気がつけば、みるみるお腹が膨らんできた。

夏用パンツを先月買った。
今夏はこれを穿き潰そうと大きめを購入したのに、
ボタンを留めるのが苦しくなり、あっという間に妊婦体型になった。

「これくらいへーきさ!」

と、思っていたけど、

朝起きてみれば、
洋服選びに悩み、

会社から帰ると、
身体はだるく、
床に落ちたものを拾うのはしんどい。

そして、ベッドに入る頃には、足が痛い、お腹が張る。

・・・あと4カ月余りもあるのに、この先どうしよう~。

と思い悩む反面、逆に言えば、
あと5カ月もすれば、子供が誕生しているはず。

ガンバレ、妊婦!(と、世界中の妊婦にエール)

初めての胎動

sakurako_ninpu3.png 妊娠6か月。

夕食後に、お腹がごぼっ、ごぼっ、と音がして、皮膚が引っ張られる感じがした。
間違いない、これぞ待望の〝胎動〝 emoji063.gif
胎児がお腹(子宮)の中で動くことを胎動、という。

ママ友いわく、「胎児には話しかけるといい」んだそう。
この頃になると、聴力が発達していて、この世に生まれていなくても
母親を通して胎児は世界をみているのだという。

神秘だなあ。。。

初めての母親学級

 うぶ声クラスby広尾病院

都立広尾病院では「うぶ声クラス」という両親学級が、
妊娠中期と後期に一度づつある。※無料

予約制で、行くか行くまいか迷ったが、
こんな機会は二度とないので
一生に一度の経験をすべく、
面倒くさいと思いつつも、楽しみにして出かけた。

第一回目は基本的に女性の身体が中心なので、
(栄養の勉強と母乳育児)夫も同伴可能だが、
平日なので、私一人で出かけた。

すると、20~30人位の中に男性もちらほらいてびっくりした。

中には若そうな女性と凄い年配の男性がいて、
思わず、どういう人たちだろう、と想像してしまったが、
その反面、あんな年配の人が出産に対して真面目であるのをみて、
羨ましくもあった。(・・・うちの夫も真面目ですけどね)

さて、その両親学級での感想。

その1:みんなお腹が膨らんでいる・・・!
私はまず皆さんのお腹が自分と同じようなのを見て凄く安心した。
実は仕事から帰って家でお腹を鏡に映すと、
自分のお腹が異様に膨らんでいる気がしていたが、
みんな似たようなものだった。

その2:栄養の勉強は勉強になる
たとえば、カルシウムを強化する場合、
お豆腐+ひじき+干し椎茸+油揚げは良い組合せ・・・

鉄分を多く含む卵やチーズを食べるときに、
果物を一緒にとると吸収率がアップ・・・

など、さっそく家に帰ったら実行してみようと思うことを
教えて頂いて、今まで勘で食べていたものが
今後、実践的になる可能性大。

その3:妊婦のあれこれ
<その1>
悩み相談で、「赤ちゃんの泣き声が大嫌いなので、
出産後が不安。私はダメなお母さんだよ・・・」という妊婦さんがいた。
思わず、私は一生懸命励ましてしまいました。
私も人の事だと、励ますことが出来るんだよなあ~。

<その2>
私のグループ(6人)は、全員が会社員で驚いた。
おまけに、出産後は復帰を予定していると言って、
私も当然そうだけど、NTTグループで復帰しやすいから特別だ、
と、思っていた。が、それは誤解だったらしい。
周囲が全員復帰予定と知って、
今どきのお母さんはみな両立型なんだ、ということに
すっごく、すっごく驚いた。

すごいね、時代は本当に変わったよね。
専業主婦の人口はきっと減っているよね?
っていうことは、保育士さんってすごくニーズが高いよね?
お手伝いさんのニーズも高まっているのかな。

※テキスト:東京都病院経営本部発行「あたらしい生命のために ~都立病院 『母子学級』テキスト」

職場で妊娠報告(2)

私の妊娠月のカウントはわりと簡単で、
暦に合わせて、だいたいの妊娠月となっている。

よって、5月になってゴールデンウィークが明けた頃、
待望の妊娠5カ月という、いわゆる「安定期」を迎えた。

さて、そろそろ周囲にカミングアウトしても良いはず。
しかし、ちょうどクラウドコンピューティングのエキスポ準備に追われて、
みんなに言いづらい・・・。そもそも、なんといえばいいんだろう?

私は頭の中で何度か近くのK女史やHくんに打ち明けるシーンを
シュミレーションしたが、女性にはともかく、男性社員には言いづらい。

「妊娠しました」
  ・・・だから、何!?って言われたら、

どーしよー!
munch_scream001.jpg(ムンク叫び)
ところが、ちょうど出産し終えた女性社員が
復職の挨拶で、うちの部署に来られた。

彼女を捕まえて、こそっと相談したら、
まだ言ってないのかと驚かれて、

「(もう5カ月なら)早く打ち明けたほうがいいよ!!」

と言うので、私は意を決してブログに書くことにした。

すると数日後、Hくんが
「なんか、報告することない!?」
と話しかけてくれた。

ニヤリemoji125.gif

こうして、めでたく報告が完了した。

cat_01.gif
スッキリ

職場で妊娠報告(1)

「妊娠を会社へ報告する時期について教えて下さい」

働きウーマンにとって、妊娠をいつどうやって会社に報告するのか?
というのは、悩むところであり、私も本をたくさん読んで、どうしようかなーと
思ったけれど、私の場合は・・・・

まず、上司が異変に気づき、、、
 ※素晴らしきかな、マイ上司(*/∇\*)!

私の出勤態度が崩れたのを見て、
「何かあったら早めに言ってくれ」と、何度も何度も声をかけて下さったため、
確定した頃、早々に打ち明けることになりました。

しかし諸書籍によると、安定期までは内緒にするのが常、なので
皆には内緒にしてもらうことになりました。(流産とか、あるからね)

ありがたいのはこの頃、代官山の産婦人科から休職勧告を受けて、
私がテキトーに流そうとしていたのに対して、

「しっかり休んだ方がいいよ。万が一何かあったらどうするの!?」
「一生後悔するよ!!」

と、私を叱り、快く2週間の休職に導いてくださったことです。
・・・感動しました。

そして、お休みさせて頂くことになりました。
(※陸の孤島での震災、わたしの場合翌日から2週間休)

しかし、この2週間がけっこう辛く、なにしろ、震災直後だったので、
家で安静にしていると、TVの暗いニュースばかり。外へ出てもなんだかクラいムードで、
しまいには水がどうのこうのと不安をそそられ、心は鬱々鬱々。

会社に復帰する頃になると、私はいまだかつてない想いに囚われ、

〝働けるってなんてありがたいんだろう!〝

と、人が変わったように(?)会社LOVEになり、職場に戻ったのであります。