朝。
雪だ〜!
と喜ぶ在日ウガンダ人のママ友からラインが何枚も来た。
息子に雪遊びを体験させたい、と私たち家族に、子供だけでもスキー場へ連れてってくれ、と懇願していた彼女。
結局、息子さんが娘より1つ年下であり、日本語が全く出来ないこと、また何よりも事故や怪我があっては大変、と私たちは残念ながらノーと答えた。
だが、ちゃんと、 神さまは彼らの願いをすぐに聞いてくださった。
今日の交通機関は大混乱の予想だが、神さまを信じるウガンダファミリーにとっては、ハレルヤ!である。
朝。
雪だ〜!
と喜ぶ在日ウガンダ人のママ友からラインが何枚も来た。
息子に雪遊びを体験させたい、と私たち家族に、子供だけでもスキー場へ連れてってくれ、と懇願していた彼女。
結局、息子さんが娘より1つ年下であり、日本語が全く出来ないこと、また何よりも事故や怪我があっては大変、と私たちは残念ながらノーと答えた。
だが、ちゃんと、 神さまは彼らの願いをすぐに聞いてくださった。
今日の交通機関は大混乱の予想だが、神さまを信じるウガンダファミリーにとっては、ハレルヤ!である。
翌朝、スキーやりたくない、と娘。
楽しい朝ごはんは、どこへやら?
ぐずり出す娘と、それに対応する夫。平日は私が対峙せねばならないが、休日は夫に任せられるので、私はいくぶん気楽だった。が、娘にとっては相手がだれであろうと、衝突は苦痛なようで、午後になって始終、パパと二人きりで遊ぼうとしていた。
そんな様子を見て、なぜ?と聞いたら、
「朝パパとぶつかったから。ママとは今朝は何もなかったでしょ?
だから、今日はママとはいっしょにいなくてもいいの。
……私、誰かとぶつかると、それずっと覚えちゃうの。
だから、そう言う日はそのあと、ずっと(ぶつかった人と)一緒にいたくなっちゃうの」
と言っていた。
関係修復を無意識に試みている、大人なわが子にビックリ。
この性格は誰の血だろうか?
保育園でもきっとそうに違いない、と思った。
私 「あのね、嫌なことがあってずっと覚えていたら病気になっちゃうよ!」」
娘 「え?!ほんと?!」
私 「ほんと、ほんと。心が病気になる人いっぱい、いる。もう、忘れた方がいいよ」
娘 「でも、覚えちゃうの!忘れないの!!」
結局、娘は午後ずっと夫とスキーのリフトに乗っていた。
※やりたくないと言ったものの、スキー場に着いたら急に気を取り直し、やり始めた。
九州から修学旅行で来ていた高校生たちが、「すげー、あの子!」
と、娘が山上から滑り降りてくる様子に歓声を上げていた。
私も、すげー、成長したなぁ、とわが子の逞しさに感慨深かった。
「ニュージーランドに戻ってきました!」と、夫が運転しながら窓の外を眺めて言った。
私の眼には全く似てないのだが、ここは渋谷から蓼科に向かう、中央道から景色だ。時刻は朝8時、目的はスキーである。
東急ハーヴェストクラブ蓼科に毎冬出かけるようになって3年目。東急の保有するスキー場はこじんまりしていて、初心者にはちょうどいいサイズ。
勝手な親のエゴで、来るたびに娘はスクールに入れ、体験させている。
6歳になり、体力もついてきたので、初のキッズレッスン1日コースに預け、最初はフラフラとしていた娘も、昼にはリフトに乗って滑るようになった。
*しかも、安心のマンツーマン指導。
だがランチ後は、「死にそうなほど疲れた、レッスンやりたくない」と彼女。
それでも先生が待ってる、の一言でなんとか1日、頑張ったのである。
朝の新幹線から眺める景色は綺麗だ。
今日は品川駅から新富士駅まで新幹線で行き、明日の夜に帰宅する。
出張があると前から夫には話していたので、準備は万端だ、と思っていたけど、今朝娘の体温を測ったら36.8と体調が良くない。
今日は保育園でお出かけと言われ、朝から水筒やレインコートを用意したが、こんな日はそんなアクティビティが少し恨めしい。
はたらいて、笑おう。
去年見た、新幹線内のポスター。
あのときは、すごく良いなと思って眺めたけど、こんな日はどうも、笑えない。
しばらくして、夫からメッセージが来た。
「べべ、37度。保育園休ませる。家で仕事するから、大丈夫。」
うちは、夫が融通が利くから助かっている。こういう時、サラリーマン夫婦だと調整がさぞ大変と推察する。
仕事させてくれてありがとう
と、無意識に心の中で呟いて、こんな自分にハッとする。私、やっぱり仕事があることが自分にはありがたいと思っている。
まあ、あんまり大したことしてないのだけど、働かせてもらえる会社があり、機会を頂けるのは、感謝なのである。
というわけで、今年も仕事を続ける。新しい年に多くの幸がありますように!
テカポ湖の朝。雨予報は外れ、空はみるみると晴れてきた!
やっぱり神様は素晴らしい。ここには星空を見に来たんだもの。晴れてくれなくっちゃ、困る。
朝11時に頼んでいたシャトルバスに迎えに来てもらい、Tekapo Springs人工温水プールへ。(10時〜21時まで営業)1人27ドル。
このプールで真剣に泳いだらバカだよ、と昨日会ったニュージーランド人は言ってた。
実際、温度は37度と暖かく、外が寒い分、温泉に浸かる感じ。
ランチは食べ物持ち込み禁止の併設カフェで頂く。キッズプレート10ドル。ジャンキーランチ。
帰り、プールのスタッフが送ってくれた。私達が明日には帰ると知ると、3分いいかい?とマウントクックの場所やヘリを楽しめることも教えてくれた。
大人ひとり約500ドル払えば、マウントクックまで連れて行くことも可能だそう。
晴れたテカポ
今夜は星空が見えそうだね。
帰宅後、薪をくべた。
こんな生活、日本じゃなかなか味わえないと、パチパチと燃える木の音を楽しんだ。
19時。今夜はテラスで夕食にした。
23時半。
空は満天の星空で、いままで観たことのない夜景が怖くてたまらなかった。
星空が、間近に迫ってくるようで、この世のものと思えなかった。
夫はダウンを着て表へ出て行き、天の川が見えた、と言っていた。
私は怖いのと眠気で、早々にベッドに潜り込んだ。
翌日、朝から雨!あれ、ニュージーランドって、今は夏じゃなかったっけ?
慌てた私はフロントに交渉すると、なんなくタクシーを頼めることがわかり、なんだそれならもっとたくさん乗れば良かった、と思った。
閑話休題。呼んでもらってPublic bus interchangeに向かった。が、受付嬢にテカポ湖へ行くと告げたら、それならCanterbury Museumのバス停だと言う。
知らなかったよ!長距離バスのIntercityのウェブには乗り場の地図がないんだもん!
大慌てで再びタクシーを呼んだら、また同じ運転手さんで、ハローアゲイン、などと母がギャグを言い、皆で飛び乗って、ちゃんと間に合った。
バスは、クライストチャーチから3時間半揺られて、世界遺産に登録されている星空の美しい街、テカポ湖へトイレ付きバスなのに、施錠されていて使えないというありさま。運転手に聞いたら、知らない、と言われてビックリした。
車内アナウンスがあり、そろそろトイレ休憩というので、ホッとしたら、そこから1時間ほど経過してやっと停車した。なぜだ?!
やっぱりここは外国だ。サービスは、日本が一番だ。
車内、娘が何度も吐いて可哀想だった。
私は、娘の看病をしながら、もしもバスが一刻も早く到着するなら、トイレも我慢できるかもしれない、とバカなことを考え、そんな自分にしみじみと、母になったなぁ、と感じた。
Discovery Tekapoで宿の鍵をもらい、オーナーの息子さんに運良く車で送ってもらって家に着いた。一軒家を借りた。2ベッドルーム。庭付き、バーベキュー設備付き。Wi-Fiは飛んでない、と言われたが、使えることになっていた。
ここで初めてインターネット環境が抜群に良くなり、母の携帯に着歴があった。
慌てて国際電話をかけたら、岡山の大叔父が昨夜、召されたと言う。
実は海外旅行に行く2日前に、大叔父が危篤の知らせを受け、大変なショックを受けていた。だが、持ち直した、と聞いていたのだ。
母は天国だから、悲しくないと言ったが、私は91歳で洗礼を受け、97歳まであと1カ月という中で、ボケることなく生きた大叔父に二度と会えないと思うと、最後にひと目会いたかった。
本当は母も会いたかったはずで、旅行中は、これおじさんが好きだから、と綺麗な絵葉書を一枚大切に買っていた。
奇しくも、元気になった娘が、夕方に雨の止んだ外に出て、夫と近所で摘んだ花が、大叔父への葬いのようであった。
夕飯は、夫が白身魚を調理し、ワインはシャルドネを選んだ。
その間、私は家の洗濯機を回し、
「なんだか、ニュージーランド人になった気がする」
と鼻唄を歌っていたら、「体型もね」と言われた。うーむ、確かに。
夜9時20分。
母が散歩から帰ってきた。
こちらの夜は明るく、10時にやっと暗くなる。
クライストチャーチの見どころといえば、ココだそう。来るまで知らなかった。
21ヘクタールの広大な敷地と、世界中から集められた花や緑の美しさは確かに必見。芋虫バス(キャタピラー)に乗って散策。1人20ドルで、ドイツからの観光客とわが家で楽しんだ。
必見の温室。国の象徴のひとつ、シダのシルバーファーンも見られる。
ランチ
朝ごはんを食べ、10時にチェックアウト。空港へ向かい、飛行機で1時間半かけて、北島から南島のクライストチャーチへ。
クライストチャーチは2011年に大震災があり、現在は復興作業中の南島中心都市だ。
街の至る所が建設中で、ワーキングホリデーで来ている外国人らが、バイトしていた。英国風の街並みは、オークランドよりも平坦で歩きやすかった。
まずは、空港から宿までバスで移動し、荷物を置きに行った。
今夜の滞在先は、迷った結果、バックパッカー御用達のようなカジュアルな宿。共同キッチンやロビーが楽しそうで、ココを選んだ。が、万が一がっかりさせられたら旅が台無しになるので、部屋だけは一番良い所にした。
夫は、夜にはビール片手にラウンジにいた。どうやら仕事をしていた様子。
今回、彼は常に誰かとスカイプで何か話していたり、移動中は本を読んだりと、オンモードで忙しそうだった。そんな彼を心配する私に、母が、「仕事の合間に観光してる、と思えばいいじゃない」というので、私も腑に落ちた。
ひとり20ドル払って、のろのろ走るトラム電車に乗る。
物価は高く、500mlのペットボトル水は400円。コンテナ街。別名リスタート(再出発)と言う。ガイドブックには2017年撤去予定とあったが、その様子は見られなかった。
インスタ映え。
シェアバイク。お試し期間中だそう。
オークランドより、クライストチャーチの方が時間がゆったり流れていて、私は好きだ。
幼稚園か保育園
有名な街のシンボル、スカイタワー。
アイスクリームやさん、400円〜。
至る所にサンタやメリークリスマスの飾りがあり。外国にくると、日本ほど几帳面な国はないと思う。
芝生を見つけ、遊びたい!と娘。
観光よりも、子どもはやっぱり公園がいちばん好き。
水飲み場を発見!
これ、どうやって使うんだろ?
きゃー!出た〜!!と大騒ぎ。
こんなことで大笑い。これぞ、贅沢な観光旅行?!
ランチはそんなわけで、公園で。
調達先はこのスーパー↓
いつもなら爆買いする私も、手荷物を軽くするバックパッカー風旅行なので、お土産も買わず。
バスに乗りました。
ニュージーランドはアイスが有名らしいということで、入ったお店は超高級アイス店。
スイスのアイスクリームで、1個800円弱。普通のアイスだったけど、味は濃い。
かなり甘くて日本人の私にはキツかった。
食後はそこから歩いて五分ほど先にある、夫が以前使ったという、歴史あるオークランドオリンピックプールへ。
ゴーグルを忘れて、娘に泣かれ、係員に相談したら、あとで返してくれたらいいよ、とタダで子供用ゴーグルを貸してくれた。
旅は人の情けがありがたい、としみじみ。
サウナやスチームがあり、男女共同。
ここは水泳帽子なしで使え、おまけにプールサイドを上の写真のように、土足で入れる。
ゆるくて、ラク。まさに、外国。
代官山プールだと、少し走っただけでも、ロッカーに鍵を忘れても、係員が走ってきて注意される。
自己責任スタイルの外国の方が私には気楽で好きな気がする。