講師は福音館書店の元『母の友』編集長。
同じマンションのCちゃんと一緒に、子供を預けて聴講。
ほんのちょぴり、本音を言うと眠くなっちゃったら眠ろう、などと不謹慎にも考えていたのだけれど、すごく集中して耳を傾けてしまった。
大人時間は貴重で楽しい。
伺ったお話をシェア。
なお聞き取りに誤りがある場合があるのでご注意ください。
■・胸腺は子供にだけ大きく発達している器官。
胸腺=幼児期は活発に免疫系を発達させる時期にあたり、
リンパ球に抗原を認識させる際などに胸腺が重要な
働きをしており、そのため子供の胸腺はもともと肥大している
(from wiki)
■・乳幼児に育てたいもの『信』
うそ偽りのない言葉を子供にかける。子供はそれを信じる。
大人を信じることができる、信頼関係が生まれると、
子供は身を任せることが出来る。
・基本的信頼関係を園に行くまでに築くこと。
園は、子供同士のルールや社会を学ぶ場所。
■・子供への言葉かけが大切。
暖かい、優しい、穏やかな言葉をゆっくり話そう。
「早く~しなさい」は命令形。
子供が育ってくると、命令形が増える。親の口調を子供は真似する。
毎日、どんな言葉を子供にかけているか?
■・絵本を読むとゆったりした空気が流れる。
・いい絵本は、いい言葉を使っている。
・言葉は言霊といって命がある。
お母さんが命の宿った言葉をかけてくれる。
・子供が文字を読むのは小学生から。
絵本の絵を見ている。絵だけで物語が成り立っているか、
絵を見て判断すること。ただし、物語は4歳から。
乳幼児にファンタジーや桃太郎を聞かせても、意味が分からない。
・2歳ぐらいまでの子供は日常生活の断片を見せる絵本で十分。
物語は生活経験や体験が積み重なってから。
・年齢相応の本を大事にしてもらいたい。
ママの声や言葉のリズムを子供は楽しんでいる。
・いわゆるしつけ本(トイレや歯磨きの本など)は、
そのことが出来るようになると、本が不要になり、
あまりおすすめしない。
・ある程度、生活体験をすると、外に行ってしんどいとき、
心が弱くなるとき、かつて読み聞かせをした絵本を
求めることがある。
・絵本には悩みを救う力がある。何かあったときに立ち戻れる。
子供が自分で解決することが出来る。
→ 私的には、絵本の読み聞かせを通して、子供が親の愛やぬくもりを感じて、また広がっていく世界を疑似体験して、勇気や希望がわいてくるのかな、などと考えた。