来年はコロナが収束し、五輪開催できるかはさておき、「人類が疫病に打ち勝つ」という表現は、神様の目から見た時、どう映るのか、と考えた。
古来から人を苦しめた疫病は、医学の進歩により、幾度も克服してきたわけだが、今回のコロナで明らかになったように、どれだけ医学が発達しても、人類が解明できないことはたくさんあって、神の摂理には及ばない。
私は、この、一見耳障りの良い、疫病に打ち勝つ証、という言葉が、私たち人間の傲慢さを表しているようで、不安になった。
驕り高ぶることに、日本の未来はなく、五輪もないのではないか。
そもそも、五輪などなくとも、皆が健康に生活できたら、それで充分私たちは幸せなはずだ。
大量の税金を使う、煌びやかな証が、必要不可欠というわけではないだろう。