総務省、新たな電波の活用ビジョンに関する検討チーム

近頃書いている総務省エントリーは、仕事用の備忘録である。

よって関係者にしか分からず、友達にさぞつまんない思いをさせた。
そこで、友のために、私は面白話をコクるのである。(コクる=告白する)

先週、私はツイていた。

今月は総務省「新たな電波の活用ビジョンに関する検討チーム」の公開ヒアリング(全3回)というのがあって、電波などというシロモノは私が最も嫌悪する苦手領域だが、神様はそんな私の心を察して、実に面白いことを仕事の中に混ぜてくださった。

実は、先週の第2回目ヒアリング(三田)へ向かう途中、東京大学先端科学技術研究センターの森川博之教授にバッタリお会いした。

森川教授は公開ヒアリング構成員(オブザーバー)のお一人である。

ここで、説明しよう。
なぜ、私がそんな方を存じ上げていたか、ということを。

実は数週間前まで存在すら知らなかった(スミマセン)。

しかし、数週間前、知人の知人の同級生という遠縁で名前を聞き、森川教授のホームページでどんな方か調べ、4日前(第1回目)に名刺交換の機会はあったが、出しゃばることが恥ずかしく、出来なかった。

だが、この時、遠くからお姿を目に焼き付けていた。

というのも、知人を介していつか会うかもしれないよと伺って、
折しも偶然会ったその日、知人より紹介される日であった。

これはもう、神様が出会わせてくださったに違いない・・・!

もちろん、あとで名刺交換は出来るのだけど、
ここで話しておくのと、あとでするのは、何かが全然違うはずである。

幸い、周りは静かで非常に話しかけやすく、思い切って声をかけさせて頂いた。
すると気さくな方で、私は後に電波に対する疑問をあれこれ伺って答えて頂いた。
とても良い出会いであった。

翌日。

私はここでまた、前日と同じシチュエーションで思いがけない人に会った。

座長、土居範久教授(中央大学理工学部)。

森川教授などの構成員リーダーである。

私は、構成員といえばこの座長のほかに、元アナウンサー木村太郎氏と慶應の
中村伊知哉氏しか存じていなかったが、この土居教授のファシリテーション(=仕切)が好きであった。

前日に学習した人間は強い。即座に、神様が会わせてくださった!と思った。

もちろん話しかけるのに多少の勇気を要したが、お会いできたことがうれしくて、
「ファシリテーションが素晴らしいです!」と話しかけ、一方的に話し始めてハタと気がついた。

・・・まずい、このままじゃ私、変な人・・・(←名乗ってなかった)

慌てて、社名だけを名乗り、土居教授を安心させた。
(※まったく心配してなかったかもしれないけど)

土居教授も、森川教授同様に人当たりの良い方で、私はうれしかった。

神様は、こうして能力のない者には恵みをくださるのだ、と思った。

何の努力もしていないのに、
お会いしたかった方や好きな方とばったり会えて、

「苦手な領域の仕事でも、頑張れよ」

と神様が応援してくださってる気がした。感謝である。

というわけで、本日の公開ヒアリング第3回メモはサックリと。
4月15日1030-1200(最終日)

◆NTTドコモ
「周波数有効利用に向けたコグニティブ無線技術の活用」
→結論からするとコグニティブ無線を推進すべきだというトーンで話す。
 携帯電話は動画データが伸びている。今後10年間で200倍のトラヒックが
 予測される。我々の提案はすぐに社会的インパクトを与えるものではないが
 将来的に寄与する研究開発と思う。

◆九州工業大学・電気通信大学・トヨタIT開発センター
「コグニティブ無線技術による周波数有効利用に向けた研究開発と実証実験」

◆新潟大学工学部電気電子工学科
「TVホワイトスペースを利用した小電力データ通信システム」

◆日本ケーブルテレビ連盟
「地域経済活性化に向けたCATV網を活用した地域ワンセグ放送」

◆日本民間放送連盟

◆日本放送協会

◆ホワイトスペース検討会

以上。