静かな暮らしで、漕ぐ私の在宅勤務生活

白鳥は優雅に泳ぐ水面下で必死になって足を漕いでいる、と聞くが、
私の日常も、時としてこのような日がある。

コロナになって、私の人生は、家がすべて、に変わってしまった。

10月からフルタイム勤務に戻り、7時にパソコンを起動し、18時に電源を切る。

在宅勤務でいいね、と言われて、実際その通りでありつつも、家でのデメリットもある。
周りで同僚が自分を見てくれているわけじゃないから、自宅でシステムトラブルや、業務困難に陥るとき、
自分がアラートを出さなければ、誰も自分を助けてくれない。
まさに、完全な自主管理の世界。しかも、誰が助けてくれるかもおぼつかない時だってあるから、
コミュニケーション力はいつの時代も必須のスキルだと痛感する。

先日は、、
「なんかさー、(在宅勤務って)地味~に、忙しいよね」
と、オンラインチャットで「取り込み中」と表示中の同僚と、互いの労を労った。

わが社は、オンラインツールに、マイクロソフトのTeamsを利用中である。これで会議や、チャットが出来る。
業務中は、自分の状況を色やマークで周囲に知らせる。「連絡可能」「取り込み中」「応答不可」等があり、最近は「取り込み中」や、「応答不可」のマークをつけている。

「話しかけてくれるなよ」であったり、「今は話しかけてOK」と、記しておくことで、コミュニケーションの円滑化と業務効率化を目指す。

 「ま、頑張ろう!」

と、最後は同僚と言いあって、パソコンをカチカチ叩く。私はよく、家でパンクしそうになると、最近はひとりごとをいってしまう。「あーーー」

 私、今の業務はサービスのプロモーション活動である。今月は、例年にない仕事が入ってしまった。バーチャル展示会への出展準備である。その準備に大わらわなのだ。前例のない取り組みだから、説明をする人も、聞く人も、こんな展示会かな、と想像しながら当日の業務オペレーションを考える。
 オンライン接客は難しい。新しいシステムの設定はもちろん、操作方法を覚えて、臨まねばならない。
 
 ああ、年を取ったら、新しいことを覚えるのは大変、じゃなかったっけ?

 私は接客担当になっている、50代の先輩方のことが気になった。若手中心に切り替えた方が良くないか?いや、今からでは間に合わぬ、と言われ、ああでもない、こうでもないと言いながら、オンライン上の新たなスキルを思う。新しいアプリや管理画面をストレスなく使いこなしていく能力や、画面共有して会議進行するファシリテーター能力、そして、プレゼンしながらPPTをマーキングして魅せていく技術。どれも、コロナ前には問われなかったスキルである。

 
うう、家に居るのに、地味に忙しい・・・。

 というわけで、先週末は気づいたら、お手洗いに行く暇がなかったので、便秘になってしまった。やっぱり、自主管理はものすごく大切だ。

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