桜子の新婚生活(2)

周りの人はよく見ているものである。

昨年末に結婚して以来、私は今まで通りの生活を送っている(つもりだ)が、
周りは気にかけてくれるものである。

先日、ある会議の前にプロジェクターの設定をしていると、
既婚男性が、私を見て言った。

「どう?そろそろ疲れが出る頃じゃない?」

私は全然そんなことを考えていなかったので、
よく気がつくなあ、と感心したと同時に、
そうか、私はそろそろ疲れてもいい頃なのか・・・と思った。

そして昨日礼拝後、クリスチャンのM夫人が私に言った。
「環境が変わったんだから、あんまり無理しないでね」

そうしたら、急に自分は頑張っているのかなという気がして、
暗示にかかったのか、夕食を作り終えたら、熱が出た。

夫と一緒の食事をぜんぜんとれていないことも、
精神的に拍車をかけたのか、私はベッドの中で思った。

「おかあさーん・・・!!」・・・それは、ウソです。。。

ここ最近ブログで結婚の話ばかりして本当に申し訳ないのだが、
それくらい生活が激変して、私は毎日色んなことを教わっている。

改めて、結婚というのは、女性にとって、
すごい大きな革命だと思うのだ。
(男性がどうなのか知らない。誰か教えて)

もともと、私はこんな転換期を迎えるとは思ってもいなかったから、
心構えが全然できてなくて、
結婚してから色んなことに刺激を受けている。
今はその始まりだから、書きたいことは山ほどある。

それはつまり、

一生シングルかも、と思っていた女性が、
急に既婚者の世界に入って、
今までシングルウーマンの目線で世の中を見ていたのに、
急に妻のメガネをかけられて、
なるほど、既婚者はこういう世界を見ているのか、と
驚かされると同時に、

視点が変わると、世界はこうも変わるのか、と思った。

そして、多様化する社会での女性の生き方について、
今まで以上に多様な思いを交錯させている。

つづく。